この記事でわかること
今回はスイス代表ディフェンダー、ドルトムント所属で背番号16番のマヌエル・アカンジを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では生まれた年や出身地、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや利き足、身長のほかに得意なプレーや管理人の評価をコメント。
最後のまとめでは、プレースタイルのおさらいや今後への期待をひとことで書いています。まとめの下ではオススメの記事を案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元:https://www.soccer-king.jp/player/article/674361.html . https://www.transfermarkt.com/manuel-akanji/profil/spieler/284730)
M・アカンジの経歴
マヌエル・アカンジ(Manual Akanji)は1995年の7月に、スイスのヴィーゼンダンゲンで生まれました。チューリッヒが近く、ドイツとの国境がそばにある街です。
アカンジは育成年代にFCヴィーゼンダンゲンやFCヴィンタートゥールでプレーしていました。2013/14にヴィンタートゥールでトップデビューし、2部リーグの2試合に出場。
2015/16にFCバーゼルへ移籍します。加入から2シーズンは怪我による離脱が長くて思うようにプレーできませんでしたが、2017/18に復調するとシーズン前半だけでリーグ戦19試合に出場。
2017/18冬の移籍市場でドイツのドルトムントに加入しました。ドイツでのシーズン後半はブンデスリーガの11試合でプレーし、うち10試合がフル出場。上々の出だしを見せます。
その後も一定レベルの出番を確保し、2019/20はブンデスリーガで29試合に出場。2020/21にはDFBポカールの優勝にも大きく貢献していますね。
スイス代表にはU-20から出場しています。A代表の主要大会は2018W杯からプレーしていて、それ以降も健康体であれば代表で常に先発を狙える位置にいる選手です。
M・アカンジのプレースタイル
速さと強さを備えたDF
そんなマヌエル・アカンジのプレースタイルですが、ポジションはディフェンダー。本職は中央のセンターバックです。利き足は右。
他に右サイドバックをある程度経験しているようですが、それでも真ん中で起用された数と比べると明らかに少ないです。何かアクシデントが無いと中央以外に入ることはなさそうですね。
アカンジの身長は187センチです。身長的に不足があることはなく、かつ彼は身体能力も持ち合わせているので空中戦で狙い撃ちにされるようなことは無いでしょう。
彼の特徴に挙げられるのは、俊敏性を生かしたディフェンスです。スプリント能力に優れていて、対峙する相手選手に走り負けることなく対応ができます。
身体の強さも充分にあるのでスピードで相手に接近できれば、肩でのタックルでボールを奪い取ることもさほど難しくありません。対人の対応力はなかなか良いものがありますね。
また、アカンジは危険を察知するとわりかし早めに持ち場から飛び出す印象があります。早め早めに相手の起点などを潰そうとするチャレンジングなタイプです。
そのため味方の中盤が崩されそうな時でも、いち早く駆けつけてくれることが期待できます。カバーエリアの広さは魅力でしょう。もちろんスピードがあるので裏のスペースも走って埋めます。
セットプレーでマークを外すことが気持ち多めな気もしなくないですが、集中が保てていれば優秀なディフェンスをしてくれる選手です。
↓一対一のデュエルを高確率でモノにするというデータ。
78 – Birthday boy Manuel #Akanji has won 78% of his duels in the @ChampionsLeague 2018-19, the best rate of all players with 30 duels or more in the competition. Warrior. @BlackYellow pic.twitter.com/OHHX2Z96qu
— OptaFranz (@OptaFranz) July 19, 2019
なかなかのキック精度
アカンジは身体能力からなるディフェンス能力が特に良いプレーヤーですが、最終ラインから攻撃へも上手く関わっていくことができます。
近場へのショートパスもそうですが、中長距離の浮き球を蹴ることも珍しくないですね。視野をしっかり保てているようで、ひとつ飛ばしでパスを繋ごうとする狙いをけっこう見せます。
そのあたりサイドバックで起用された経験も関係しているかもしれません。攻撃参加する機会が多いポジションですから、足下の技術が必要になるので。
得点力はまずまず
身長187センチのアカンジは攻撃でのセットプレーでターゲット役になります。その得点センスはというと、バーゼル時代になんとリーグ戦の15試合で4得点を記録したことがあります。
攻撃的なポジションの選手のようなゴール数をそのシーズンはマークしたわけですが、他のシーズンはそこまででもありません。継続性という観点から見ると評価はしづらいでしょう。
とはいえ高い身体能力は相手からして脅威なことは間違いありません。ポテンシャルを感じさせる数字を過去に残しているわけですから、この先の才能覚醒に期待したくなります。
今回のまとめ
今回はスイス代表ディフェンダー、ドルトムント所属で背番号16番のマヌエル・アカンジのプレースタイルなどを紹介しました。
彼はスプリント力に優れたディフェンダーでスピード勝負に強く積極的なチャレンジを見せるほか、攻撃への貢献も一定水準で期待できるとお分かりいただけたかと思います。
ドルトムントに来て比較的長い方の選手になると思いますが、アカンジはしっかりしたプレーでチームに貢献しています。チームにおける久々の国内二冠に向けて頑張ってほしいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!