この記事でわかること
今回はフランス代表フォワード、マンチェスター・ユナイテッド所属で背番号9番のアントニー・マルシャルを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下では同じカテゴリーの記事も案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元: https://www.soccer-king.jp/player/article/419534.html . https://www.transfermarkt.com/anthony-martial/profil/spieler/182877 )
A・マルシャルの経歴
アントニー・マルシャル(Anthony Martial)は1995年の12月に、フランスのマシーで生まれました。パリから少々南に行ったエソンヌという地域にある街です。
マルシャルは2009年に地元チームからリヨンに加入して育った、リヨンの下部組織出身プレーヤーです。2012/13にトップデビューを飾っています。
2013/14にモナコへ移籍しました。加入したシーズンに大した出番はありませんでしたが、2014/15にはリーグ1の35試合に出場するなど存在感を放っています。
2015/16からイングランドのマンチェスター・Uへ加入。1年目からプレミアリーグ31試合に出場し11得点を挙げる活躍をして、FAカップ優勝にも大きく貢献しています。
2016/17は出番を減らしたもののヨーロッパリーグとカラバオカップの制覇を経験。2019/20のプレミアリーグ32試合17ゴールも見逃せない活躍ですね。
フランス代表にはU-16から出場しています。A代表の公式戦は母国開催のEURO2016から出番があり、2020年のネーションズリーグでもプレーしました。
A・マルシャルのプレースタイル
スピードをもって動き回るFW
そんなアントニー・マルシャルのプレースタイルですが、ポジションはフォワード。本職は真ん中のセンターフォワードです。利き足は右。
他にはサイドに開いた左ウイングも得意としています。逆側の右ウイングに入ることも可能ですが、左と比べると起用されることは少ないです。
マルシャルの身長は181センチです。なかなか小さくないサイズがありますが、彼は身体的な大きさや強さよりもテクニカルな部分と機動力が持ち味の選手ですね。
彼の特徴に挙げられるのは、最前線で構えているよりもサイドや低めの位置によく動いてくる点です。そのあたりはウイングでプレー可能なところも関係しているでしょう。
足下の技術も良いので、相手と近接していても上手いワンタッチの落としなどで味方にボールを繋げることができます。ダイレクトプレーができると攻撃のスイッチが入ることにも繋がりますね。
特にセンターフォワードの選手が下りてきてこれをやると、相手のセンターバックを釣り出してスペースを作ることも可能です。空いたところをサイドの味方などが進入して使えればなお良し。
また、マルシャルはスプリント力に優れていて加速力があります。低めの位置からワンツーなどでスピードに乗ると一気にフィニッシュまで持っていくことができます。
↓連携から飄々と抜け出します。
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— Manchester United (@ManUtd) April 25, 2020
サイドから仕掛けられる
前述のようにマルシャルは最前線でハイボールをおさめて、というタイプの選手ではないと思います。その分彼はウインガーに近いアタックを得意としていますね。
時に味方のウインガーと位置を入れ替わるようにして左サイドでボールを受けると、スピードを生かしてカットインに持ち込むことができます。
ドリブルの技術も持ち合わせていて自分でシュートまで完結させることができますし、一度味方に預けて中央にフラッと戻っても、相手守備陣からすると何をしでかすか分からない存在でしょう。
↓ボールタッチも軽快。
❄️ Ice cold, black gloves, number 9
😎 @AnthonyMartial #UEL pic.twitter.com/g8yAC2H2rJ
— UEFA Europa League (@EuropaLeague) November 13, 2019
↓巻いたシュートが強力です。
Manchester United are starting to see more of this version of Anthony Martial 😈pic.twitter.com/Z8xCimVu7O
— Goal (@goal) July 17, 2020
シュート技術に優れる
マルシャルは基本的にペナルティエリア内のゴールが多い選手で、なおかつ長身というほどのサイズではないのでヘディングでのゴールはそこまで多くありません。
ですが、エリア内の混戦やキーパーとの一対一でも冷静なフィニッシュワークを見せてくれる選手で、シュートのテクニックに長けているフォワードです。
ループシュート等の難しい打ち方もこなしています。逆に言うと大きくもなくエリア外からバシバシ狙うわけでもなくゴールを重ねられているのは技術あってこそですね。
↓ダイレクトで打って素晴らしい弾道。
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— Manchester United (@ManUtd) January 15, 2021
今回のまとめ
今回はフランス代表フォワード、マンチェスター・ユナイテッド所属で背番号9番のアントニー・マルシャルのプレースタイルなどを紹介しました。
彼はスピードに優れていてサイドなどにも顔を出してくれるセンターフォワードで、ドリブルの仕掛けなどを駆使してエリア内からゴールを陥れる選手とお分かりいただけたかと思います。
ユナイテッドもそうですがフランス代表にも才能ある選手がたくさんいます。チーム内の競争は熾烈ですね。マルシャルが競争にどう立ち向かっていくか注目して見ていきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!