この記事でわかること
今回はボスニア・ヘルツェゴビナ代表フォワード、インテル所属で背番号9番のエディン・ジェコを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下では同じカテゴリーの記事も案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元: https://www.soccer-king.jp/player/article/418194.html . https://www.transfermarkt.com/edin-dzeko/profil/spieler/28396 )
エディン・ジェコの経歴
エディン・ジェコ(Edin Dzeko)は1986年の3月に、ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボで生まれました。当時はまだユーゴスラビアでしたね。
ジェコはキャリア初期をFKジェリェズニチャル・サラエボで過ごしました。そこからチェコのチームを経て2007/08にドイツのヴォルフスブルクへ加入します。
1年目からブンデスリーガ28試合に出場し、2008/09は同32試合に出場して26得点を記録。その2008/09はクラブ史上初の1部リーグ優勝達成に大きく貢献しました。
2010/11冬の移籍市場でイングランドのマンチェスター・Cに移籍します。2011/12はプレミアリーグ30試合で14得点、2013/14は同31試合で16得点と良い働き。
2015/16にイタリアのローマへ加入。2016/17にはセリエAの37試合試合に出場して29ゴールと躍動しました。2021/22からインテルに移籍しています。
ボスニア・ヘルツェゴビナ代表にはU-19から招集されています。A代表として挑んだ2014ワールドカップでは得点も挙げ、W杯での同国史上初勝利にも貢献しました。
E・ジェコのプレースタイル
ポストプレーが非常に上手いFW
そんなエディン・ジェコのプレースタイルですが、ポジションはフォワード。専門的に中央のセンターフォワードを務めます。利き足は右ですが両足とも器用です。
ジェコの身長は193センチです。とても大きい選手で、強さも備えています。このフィジカル能力を生かしたプレーが彼の強みであることは言うまでもないでしょう。
彼の特徴に挙げられるのは、ポストプレーで見せる強さと上手さです。大きくて強い、それだけでなく上手いフォワードはなかなかいないのでは。
ディフェンダーを背負ってボールをおさめるプレーはよく見せてくれます。大きくて強い身体に加えて両腕で相手を抑え込み、味方から受けるボールに触らせません。
なおかつ、相手を背負った状態でボールを受けて味方にさばくのが上手です。コントロールがあまり乱れず、落としのパスも正確ですね。これはチームとして大きい。
しっかりと味方のパスをおさめて、タメを作ってからまた味方にパスをさばくのは彼の職人技。もちろん193センチありますので頭で味方に落とすのも上手です。
ジェコはこの手のポストプレーをゴール前やセンターライン付近、ピッチ上のどこでも遂行してくれます。カウンター攻撃に移るときも重要になりますね。
ゴール前でもポストプレーでボールを繋げることから、ジェコは味方のお膳立ても期待できるセンターフォワードです。2016/17はリーグ戦で12回のアシストを記録しています。
相手の背後をとるのが上手
かなり大柄なジェコはお世辞にもスピードがある方ではありません。一方で、足下だけでボールを受ける選手でもありません。一体どういうことでしょうか。
彼はスピードがないかわりにディフェンスラインとの駆け引きに長けていて、裏を取りに行くタイミングが秀逸です。これもベテランならではの味があります。
おまけに大きくて強いジェコですから、一度相手ディフェンスの前に身体を入れればファウル以外で太刀打ちするのは難しいです。オリンピコの奇跡でのG・ピケのように。
Last time Udinese came to town… 🔙
A slick pass and an ice-cool finish from @EdDzeko to clinch the three points! ❄️🔥💪
#ASRoma #RomaUdinese pic.twitter.com/PXZqNB2FVI— AS Roma English (@ASRomaEN) June 30, 2020
シュート技術に優れている
ポストプレーでチームの攻撃を潤滑にしてくれるジェコですが、センターフォワードとしての純粋な得点能力も見事なものです。
キックも正確でコースを突いたシュートを見せてくれますし、ボディバランスの良さから難しい体勢からでもシュートを打てる選手です。
当然、サイズも強さもありますのでヘディングシュートは強力です。ジェコは両足とも器用なので、頭も合わせて3か所で得点を狙えますね。
↓利き足を右足とするメディアもありますが、左足でもこのシュート。
⚽️ GOAL OF THE DECADE ⚽️
Technique, timing, power, precision… an utterly incredible strike from @EdDzeko! 🚀 pic.twitter.com/XW260rYz2c
— AS Roma English (@ASRomaEN) December 31, 2019
今回のまとめ
今回はボスニア・ヘルツェゴビナ代表フォワード、インテル所属で背番号9番のエディン・ジェコのプレースタイルなどを紹介しました。
彼は長身と屈強なフィジカルを生かした接近戦に強く、それだけでなく両足や頭で器用にゴールを脅かせる選手とお分かりいただけたかと思います。
ベテランながら精力的かつパワフルにプレーしてくれるジェコは、まだまだイタリアサッカーを盛り上げてくれる存在です。インテルでどこまでチームを支えられるか注目ですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adiso!