この記事でわかること
今回はスペイン代表ディフェンダー、パリ・サン=ジェルマン所属で背番号4番のセルヒオ・ラモスを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下では同じカテゴリーの記事も案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元: https://www.soccer-king.jp/player/article/416242.html . https://www.transfermarkt.com/sergio-ramos/profil/spieler/25557 )
S・ラモスの経歴
セルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)は1986年の3月に、スペインのカマスで生まれました。スペイン南部セビリアにある街です。
ラモスはセビリア生まれということで、セビージャの下部組織を出たセビージャのカンテラーノです。2003/04にセビージャでトップデビュー。2年目にはラ・リーガで31試合に出場しています。
2005/06にレアル・マドリードへ移籍しました。移籍金は2700万ユーロ。マドリー1年目の2005-06はラ・リーガで33試合に出場して4得点を記録する見事な働きをしています。
その後も長らくマドリーを牽引。ラモスはディフェンダーでありながら得点が多いことで有名ですね。2020/21の時点でラ・リーガ歴代得点ランク、ディフェンダーの選手では2位に入っています。
その功績で特筆すべきは、やはりチャンピオンズリーグで3連覇を含む4回の優勝を成し遂げているということです。彼はクラブ史に残る選手となるでしょう。
2021/22からフランスのパリ・サン=ジェルマンへ移籍。新天地でどのような活躍をするのかミステリーでもあり楽しみでもあります。
スペイン代表にはU-17から召集されています。A代表での主要大会は2006ワールドカップから出場しています。EURO2008、2010W杯、EURO2012はビッグタイトル3連覇。
S・ラモスのプレースタイル
高い身体能力のファイター系DF
そんなセルヒオ・ラモスのプレースタイルですが、ポジションはディフェンダー。近年はほとんどセンターバックで活躍しています。利き足は右。
かつては主に右サイドバックでプレーしていました。彼の攻撃力はそのころの影響も大きいでしょうね。ちなみに足下が器用なためか、左センターバックに入ることも多いです。
ラモスの身長は184センチです。なかなかの身長がありますが、センターバックとしては決して大きい方でははありません。
ただ、彼は身体能力に大きな強みを持っています。優れたスプリント力、瞬発力、跳躍力で自分より多きい選手たちを相手にファイトしているわけです。
そのスピードから、味方の守備陣形の穴や裏のスペースを相手に使われた時のカバーリングは相当早いです。持ち場を離れて飛び出す決断力も良いのが大きい。
味方チームがハイラインを敷いているときには常に背後へ目を光らせています。速いだけでなく強さもある選手なので、相手選手とのボールを追った走り合いにも有利です。
パワフルなショルダータックルで相手を弾き飛ばすのは日常茶飯事。一度ラモスに捕まると振り切るのは簡単ではありません。
加えて跳躍力もあることから、身長に見合わないくらいクロスボールへの競り合いに強いですね。空中での接触にも身体の強さで対応できます。
さらには鼻っ柱も強く、相手選手への挑発もお得意です。自分から相手にぶつかり、相手が倒れると「ぶつかってきたのはお前だ」といった仕草も見せます。まさに曲者ですね。
↓大急ぎでゴールカバーに入るラモス。
🇪🇸👀 No pierdas en el video de vista a Sergio Ramos… ⛔🔝#NationsLeague | @SeFutbol | @SergioRamos pic.twitter.com/xSxweknrGA
— UEFA.com en español (@UEFAcom_es) November 19, 2020
ケチをつけるなら
駆け引きを多用する選手であるため、挑発めいた行動や意図的ととれるファール気味のプレーが散見されます。このあたりはファンの好き嫌いがハッキリと分かれるでしょう。
キックの精度が良い
セルヒオ・ラモスは身体能力に優れているだけのディフェンダーではありません。スペイン人らしい足下のテクニックも併せ持っています。
まず、長短のキック精度が高いです。最終ラインからのロングパスで前線の選手にしっかり通すことができます。ボールコントロールも良く、相手が1人寄せてくるくらいであれば難なく剥がします。
シュートに関しても同様で、ラモスは直接フリーキックやPKも得意です。PKはふわっと浮かせてキーパーを出し抜くパネンカも蹴りますから、彼の高い技術がうかがえますね。
↓サイドバックだったこともあり足下が上手い。
🇪🇸 Sergio Ramos, un central con mucha clase 👏
¡! #EURO | @SeFutbol | @SergioRamos pic.twitter.com/vsKEnQvCSn
— UEFA.com en español (@UEFAcom_es) March 30, 2021
↓食えない奴、といった感じ。
🤤🤤🤤 @SergioRamos
Top penalty taker in the #UCL?
⚪️ @realmadriden pic.twitter.com/HrlZdSzkIy
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) November 14, 2019
DFと思えぬ高い得点力
プロフィールの項でもご紹介したとおりセルヒオ・ラモスは得点力に定評がある選手です。セットプレーでのヘディングに直接フリーキック、PKと色々なパターンでゴールを重ねています。
特に攻撃時のヘディングはディフェンダーとは思えない決定力を発揮します。セットプレーではラモスのことを、相手ディフェンダーみんなが警戒するはずなのですが。
それにもかかわらず彼はヘディングで得点し続けています。跳躍力とフィジカルコンタクトへの強さ、そしてクロスへの飛び込み方がこの上なく上手なのでしょう。
↓土壇場でチームを救うダークヒーロー的存在。
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🇪🇸 Four-time winner Sergio Ramos is 3️⃣5️⃣ today!
🥳 @SergioRamos @realmadriden | #HBD | #UCL pic.twitter.com/X9PhewX6tZ
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) March 30, 2021
↓フェルナンド・イエロのように、フリーキックも上手い。
🎯 The free-kick maestro! 🎯#OnThisDay last year, @SergioRamos scored this for @realmadriden in #LaLigaSantander! 🤍🔙 pic.twitter.com/aAqU9FyiJS
— LaLiga English (@LaLigaEN) June 24, 2021
今回のまとめ
今回はスペイン代表ディフェンダー、パリ・サン=ジェルマン所属で背番号4番のセルヒオ・ラモスのプレースタイルなどを紹介しました。
彼は高い身体能力を武器にディフェンス面でファイト、心理的な駆け引きもしてくる嫌なタイプの守備者で攻撃での活躍も文句なしな選手とお分かりいただけたかと思います。
ベテランながらも高いリーダーシップで優れたパフォーマンスを続けるラモスは、契約満了にともなってフランスへ渡りました。多くの元同僚と共にどうプレーするのか注目です。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!