この記事でわかること
今回は日本代表ミッドフィルダー、シュトゥットガルト所属で背番号3番の遠藤航を記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では生まれた年や出身地、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや利き足、身長のほかに得意なプレーや管理人の評価をコメント。
最後のまとめでは、プレースタイルのおさらいや今後への期待をひとことで書いています。まとめの下ではオススメの記事を案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元:https://www.soccer-king.jp/player/article/414060.html . https://www.transfermarkt.com/wataru-endo/profil/spieler/146310)
遠藤航の経歴
遠藤航(Endo Wataru)は1993年の2月に神奈川県で生まれました。地元の南戸塚中学校でサッカーの才能が一気に芽生えたそうで、センターバックにコンバートされたのはそこでとのこと。
2008年から湘南ベルマーレのユースに所属しています。もとは中学校のサッカー部出身ということもあって、後輩やサッカー歴の浅い部員へ自ら指導することでキャプレンシーが向上しました。
2010年に湘南ベルマーレでトップデビューします。2011年にはJ2で34試合に出場するなど、若くしてチームの大黒柱となりました。しかも全部フル出場ですからすごい。
2016年に浦和レッズへ移籍します。2017年にはJ1で30試合に出場。カップ戦の成績で言うと2016年はルヴァンカップ、2017年はアジアチャンピオンズリーグを制しています。
2018/19にベルギーのシント=トロイデンへ加入し、翌2019/20はドイツのシュトゥットガルトへ期限付き移籍しました。2020/21に完全移籍へ移行し、ブンデスリーガ33試合に出場しています。
日本代表にはU-16から選出されています。A代表の主要大会は2018W杯からプレーしていて、アジアカップ2019でもしっかり出番を得ていますね。
遠藤航のプレースタイル
優れた守備力を誇るMF
そんな遠藤航のプレースタイルですが、ポジションはミッドフィルダー。本職は下がり目の守備的ミッドフィルダーです。利き足は右。
キャリア初期はセンターバックでのプレーが主で、時には右サイドバックという感じでした。近年はもっぱら中盤の人として定着しました。
遠藤の身長は178センチです。サイズとしてはまずまず、小さくも大きくもないですね。ただ身体の強さはけっこうなレベルで、接触には耐性があります。
彼の特徴に挙げられるのは、中盤の低い位置で発揮するディフェンス能力です。守備範囲の広さや当たり負けしない強さ、総合的に見て高いレベルにあります。
まずチームがボールを失うと即座に守備モードに切り替わり、ボールへアプローチします。この切り替えが早いうえに、パスコースの読みが良くインターセプトが上手です。
相手からしてみると攻撃に転じようと前を向くなり、もう遠藤がパスコースを切っていたり脚を出している感じでしょう。
また相手ボールホルダーに接触した際には、高確率でボールを奪い切ります。力強く接敵して相手に自由を与えませんね。身長よりもパワーがあるようにも見えます。
相手選手の動きに惑わされずに、ボールを突いて自分のものにする能力は相当なもの。機動力もあるので、幅広いプレーで守備センスを発揮できます。
↓球の奪い合いで負けない選手。
59% – 遠藤航はブンデスリーガ第6節のシャルケ戦で、同リーグでは1試合で自身最多となる24回のデュエルを記録(勝率54.2%)。また、同選手は今季85回以上のデュエルを記録した選手の中で、同勝率がリーグベスト(59%:59/100回)。戦士。 pic.twitter.com/nu7Q2FH7Sg
— OptaJiro (@OptaJiro) November 2, 2020
なかなかのパス展開力
中盤の低い位置でプレーすることが多い遠藤は、攻撃を組み立てる際ボールに触ることが多いです。当然のことながらキックの精度や視野の確保が大事なポジションです。
彼はキックの質が良く、組み立てでも大きな貢献ができます。中でも守備側の隙間を通して、前線まで繋げる縦パスも得意にしていますね。強くて正確なボールを蹴れるからこそです。
守備が特に良い選手であることは間違いないですが、攻撃のビルドアップでも無難なパスだけでなくアクセントをつけられるのは大きいです。
↓守備で戦い、配球も良い。
88.2% – 遠藤航はパナマ戦で、後半45分間のみの出場でチーム2位の10デュエルを記録(勝率60%)。また、今試合で10本以上の敵陣パスを記録した中では、同成功率が両チーム含めてベストの数値だった(88.2%:15/17本)。存在感。#日本代表 #daihyo #SAMURAIBLUE pic.twitter.com/OHZZRXxedP
— OptaJiro (@OptaJiro) November 13, 2020
時折ゴールに絡むことも
基本的に相手ゴールから離れた位置でプレーすることが多い遠藤は、頻繁に得点に絡んでいくプレーヤーではないと見て良いでしょう。ポジション柄から考えればおのずとそうなります。
ただ1本の縦パスからそのままゴールに繋がったり、セットプレーで自らゴールを記録したりと効率自体は良い印象です。湘南ベルマーレ時代にはリーグ戦7ゴールを挙げたこともあります。
このように相手の隙さえあれば、決定的な仕事をできるのが遠藤の強みでもありますね。サイズのわりに空中戦に強いことも、時々得点を挙げられる要員でしょう。
↓なんと2得点に加えて2アシストを記録した試合も。
1-0 ⚽ Endo goal
2-0 ⚽ Endo goal
4-1 🅰️ Endo assist
5-1 🅰️ Endo assistWhat a game from @wataru0209 👏 pic.twitter.com/DZO7HCBsBc
— Bundesliga English (@Bundesliga_EN) March 1, 2021
今回のまとめ
今回は日本代表ミッドフィルダー、シュトゥットガルト所属で背番号3番の遠藤航のプレースタイルなどを紹介しました。
彼は身体の強さと読みの鋭さ、出足の早さを武器にディフェンス面で大きな働きをするだけでなく、鋭いパスさばきも持ち味の選手とお分かりいただけたかと思います。
ドイツ国内での評価が上々で、日本代表でも欠かせない存在の遠藤。彼は世界を舞台に戦っていける力を持っています。何かトロフィーを掲げられるか注目したいところですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!