この記事でわかること
今回はドイツ代表ミッドフィルダー、ドルトムント所属で背番号23番のエムレ・ジャンを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下では同じカテゴリーの記事も案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元:https://www.soccer-king.jp/player/article/416108.html . https://www.transfermarkt.com/emre-can/profil/spieler/119296)
E・ジャンの経歴
エムレ・ジャン(Emre Can)は1994年の1月に、ドイツのフランクフルト・アム・マインで生まれました。メディアによっては「ジャン」ではなく「カン」という表記もなされていますね。
ジャンは地元チーム、アイントラハト・フランクフルトのユース出身です。2009/10にバイエルン・ミュンヘンに移籍しています。当初は育成カテゴリーへの加入でした。
2012/13にバイエルンでトップデビューしますが出番は少なく、2013/14にはレヴァークーゼンへ完全移籍。そこではブンデスリーガ29試合に出場と活躍します。
2014/15からイングランドのリヴァプールへ移籍。1年目からプレミアリーグ27試合に出場すると、2015/16は同30試合とヨーロッパリーグ14試合に出場しており躍動しました。
2018/19にイタリアのユヴェントスへ加入し、2019/20冬の移籍市場でドルトムントにローン移籍しました。その後、完全移籍でドイツに帰還することに。移籍金は2500万ユーロ。
ドイツ代表にはU-15からコンスタントに招集されています。A代表の主要大会ではEURO2016から出場しました。
E・ジャンのプレースタイル
守備意識が高い汗かき役
そんなエムレ・ジャンのプレースタイルですが、ポジションはミッドフィルダー。本職は下がりめの守備的ミッドフィルダーです。利き足は右。
さらに最終ラインに入ってセンターバックにも対応するところは見逃せないポイントですね。そこからもディフェンスへの意識が伝わってきます。
ジャンの身長は184センチです。中盤としては十分なサイズがありますし、センターバックとしても不足があるわけではありません。
そういったサイズもそうですし、ジャンは接触プレーにも強い屈強なフィジカルを有しています。胸板もけっこう厚めの印象ですね。
彼の持ち味はフィジカルを生かしたハードなボール奪取です。身体ごと相手にぶつけてボールを止めるタフさがセールスポイント。
球際が激しく、ショルダーチャージは迫力があります。止めなければいけないシーンでは、ファウル覚悟で思い切りガツッと当たっていくことも珍しくありません。
また、体格だけでなく行動範囲の広さも魅力です。中盤に求められる豊富なスタミナだけでなくスピードも結構あるので、前に出ての潰しも後方へのカバーも良い味を出しています。
加えてハッスルプレーが魅力的で、闘志を前面に出したディフェンスを常に見せてくれます。ピッチに1人いるとチームが締まる選手ではないでしょうか。
↓食らいつくジャン。
Klopp on Emre Can: “It’s really nice to have him back in the group and he is really desperate to be part of [the final].”#UCLfinal pic.twitter.com/nmVbl4FuHZ
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) May 22, 2018
ドリブルの推進力がある
守備意識が高いジャンですが、攻撃時には思い切ってボールを持ち運ぶ積極性を見せることもあります。ここでも行動範囲の広さがあらわれています。
際立ったボールテクニックがあるということではないと思いますが、フィジカルコンタクトへの強さを生かしたドリブルはかなり止めづらいでしょう。
後方に構えているだけでなく自らボールを持ちあがることで、攻撃のアクセントにもなります。相手のマークもズレやすいですし、有効なプレーですね。
↓前線へ飛び出してからのアクロバティックシュート。
Who could forget that overhead kick 😱😱
Happy birthday, Emre Can! 🎉 pic.twitter.com/U6kSZyvteG
— Liverpool FC (@LFC) January 12, 2018
なかなかのパス展開力
フィジカルに特化した汗かき役のジャンですが、ボールの繋ぎに関しても無難にこなしてくれます。長短のパス精度も悪くありません。
前線へ際どいスルーパスを入れられるクリエイティブなタイプではないでしょうが、長短のパスの安定感という観点では十分なものを持っています。
彼自ら相手陣内の深い位置に入っていくことがありますし、味方に使ってもらうプレーができるので問題なしと管理人は考えていますがいかがでしょう。
今回のまとめ
今回はドイツ代表ミッドフィルダー、ドルトムント所属で背番号23番のエムレ・ジャンのプレースタイルなどを紹介しました。
2019/20冬の移籍市場でドルトムントにローン移籍し、ジャンはさっそく完全移籍を勝ち取りました。母国で長く活躍してくれるのではないでしょうか。
ドルトムントは2010年代初頭にリーグ2連覇を達成してから、長らくマイスターシャーレから遠ざかっています。奪還に向けてジャンにも奮起して欲しいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!