この記事でわかること
今回はバルセロナ所属で、ポルトガル代表ディフェンダーのネウソン・セメドを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下では同じカテゴリーの記事も案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元: https://www.soccer-king.jp/player/article/502455.htmlhttps://www.transfermarkt.com/nelson-semedo/profil/spieler/231572 )
ネウソン・セメドの経歴
ネウソン・セメド(Nelson Semedo)は1993年の11月に、ポルトガルのリスボンで生まれました。ちなみに現地表記では「Lisboa」と綴ります。リスボアじゃないヨ。
セメドはUSシントレンセのユース出身の選手です。シントレンセの本拠地であるシントラはリスボンから西、わりと近い距離にあります。
2012-13にベンフィカへ移籍しますが、1年目はCDファティマで武者修行することに。シーズン終了後、ベンフィカに戻ってきます。
2013-14からベンフィカのBチームでプレー。2014-15は2部リーグで42試合に出場するなど存在感を見せています。
2015-16は2部リーグの4試合に出ていますがトップチームにもデビュー。2016-17は1部リーグ31試合に出場し、チャンピオンズリーグでも全8試合にフル出場と躍動しました。
2017-18からスペインのバルセロナへ加入。2018-19はラ・リーガで26試合に出場し、チャンピオンズリーグで10試合プレーするなどチーム内での立ち位置も良い方向に動いています。
2020-21からイングランドのウルヴァーハンプトンへ移籍。早くて激しい英国サッカーに適応できるか注目ですね。
ポルトガルのA代表では、2019年のネーションズリーグ準決勝から出場しています。以降はEURO2020予選でもプレーしていますね。
N・セメドのプレースタイル
スピード感ある攻撃参加
そんなネウソン・セメドのプレースタイルですが、ポジションはディフェンダー。基本的には右サイドバックに入ります。利き足は右。
同じ右サイドの1列高い位置はさることながら、左サイドバックにも対応するのは嬉しいポイント。左足を使う機会が多いですし、見える景色が違うので難易度が高いです。
セメドの身長は177センチです。サイドバックとしては決して小さい方ではありません。フィジカルが強めの相手と対峙しない限り、そこまで心配はないでしょう。
セメドは守備だけでなく、攻撃参加でも一定の貢献が見込める好選手です。特に彼がスピードを生かせる局面ではそれがよくわかります。
彼はオフザボールの動きが上手で、相手ディフェンダーに捕まらないように高速で敵陣深くに入り込むことができます。
スプリント力があるセメドは捕まえようとしても難しいですが。敵陣のサイド深くでボールを受けて起点になり、相手の守備ラインを下げることができますね。
時にはサイドにとどまらず、そのままゴール方向にドリブルで仕掛ける積極性も見せてくれます。
ドリブル時、相手選手の正面を横切るようにボールを蹴り出して、背中側を自身が走り抜ける裏街道と呼ばれるテクニックを披露することも。スピードと技術をともなっていますね。
なかなかのキック精度
スプリントを生かしたオーバーラップに良さがあるセメドは、もちろんクロスボールを入れる機会が少なくありません。
低い位置からアーリークロスを入れるようなプレーより、深い位置まで進入してから中央に折り返す速いクロスの印象が強いです。
走って自分の足で稼ぐ方なのでキックの精度が際立つプレーはそこまで多くありませんが、攻撃の幅を広げてくれる選手ですね。
深い位置まで入り込む方が自身のスプリント力を生かせますし、これがセメドに合っていそうです。もちろん、チームの戦術的な理由もあるでしょうけど。
バランスの良い守備
セメドは攻撃にも貢献してくれますが、攻撃的というほど偏重している印象はありません。守備にもしっかり計算が立ちます。
前述のように両サイドバックを務められますし、177センチは弱点になるサイズでもありません。当然、対人の守備でもスピードは発揮されます。
ボールに食い付いて剥がされる軽率さも目立たない安定感のある守備をセメドは見せてくれますね。堅実、その言葉がしっくりくると思います。
2017-18のチャンピオンズでローマに逆転負けを喫した際にはジェコやマノラスに終始苦戦しましたが、あれは経験や相手のレベルそしてスタジアムの雰囲気にのまれてしまったのでは。
今回のまとめ
今回はウルヴァーハンプトン所属でポルトガル代表、ネウソン・セメドのプレースタイルなどを紹介しました。
ウルブズには多くのポルトガル人選手がいるので、周囲とコミュニケーションがとりやすいのは大きな利点です。英国への適応への支えになるでしょう。
セメドは身体能力的にも優れているので実力を出せば結果はついてくると思います。彼の英国でのチャレンジに期待しましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!