この記事でわかること
今回は元フランス代表ディフェンダー、パリ・サン=ジェルマン所属で背番号20番のレイヴァン・クルザワを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下ではオススメの記事を案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元:https://www.soccer-king.jp/player/article/497782.html . https://www.transfermarkt.com/layvin-kurzawa/profil/spieler/126710)
L・クルザワの経歴
レイヴァン・クルザワ(Layvin Kurzawa)は1992年の9月に、フランスのフレジュスで生まれました。同国南東部で、ニースとマルセイユの中間ぐらいにある街です。
クルザワはスタッド・ラファエロワなどのユースチームを経て、2007年からASモナコに加入しています。2010/11にモナコでトップデビューしました。
2011/12からチームはリーグ2に落ちますが、クルザワは散発的にではあるものの試合経験を積みます。リーグ1に復帰した2013/14にはリーグ戦で28試合プレーしました。
2015/16にパリ・サン=ジェルマンへ移籍。移籍金は2500万ユーロ。2017/18チャンピオンズリーグ、ホームのアンデルレヒト戦ではハットトリックを記録するなどインパクトを残します。
その後は怪我による離脱が少なくなかったり移籍の噂が上がったりしていますが、現状パリのユニフォームを着てプレーしていますね。
フランス代表にはU-19から出場しています。A代表の公式戦では2016年のワールドカップ予選から出場していますが、本戦などの主要大会はまだ未経験です。
L・クルザワのプレースタイル
非常に攻撃的なSB
そんなレイヴァン・クルザワのプレースタイルですが、ポジションはディフェンダー。本職は左サイドバックです。利き足は左のレフティー。
他には3バック時に1列前のウイングバックにも入ります。ピンチヒッター的にセンターバックを務めることもありますが、それも3バック時に限られた話かとは思います。
クルザワの身長は182センチです。サイドバックとしては割と大きい部類に入り、エアバトルも苦手にしてはいないでしょう。そこは良いポイントです。
彼の特徴に挙げられるのは、その攻撃参加への積極性です。チームの攻撃の際には高い位置へ頻繁にオーバーラップします。一定水準のスプリント力も持ち合わせていますね。
その特性を生かして相手ゴールまで迫るような攻め上がりが持ち味となります。ボールがない逆サイドにあっても、外側から中央へ絞る抜け目なさがありますね。
またゴール付近まで進入するものですから、得点に絡む機会も出てきます。彼はボレーなどのシュート技術に良いものを持っているサイドバックです。
加えてサイズもあるのでヘディングでのゴールも期待できます。稀に遠めからのミドルシュートも決めるので、シュートのパターンは多いと言えるのでは。
相手の堅いディフェンスでフォワード陣が消されている状況などでは、意外な所から現れる伏兵としてチームを救うゴールを上げることもあります。
↓サイドバックにしてハットトリックという謎仕様。
🔴🔵 Layvin Kurzawa = last defender to score Champions League hat-trick ⚽️⚽️⚽️
Angeliño 🔜❓@PSG_English | #UCL pic.twitter.com/hsQkkKyHhV
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) October 20, 2020
なかなかのクロス精度
かなり攻撃的な性質のサイドバックであるクルザワは、敵陣を深い位置までえぐってから上げるクロスなどをよく見せます。味方に合わせられるレベルの正確性はあるでしょう。
なにぶん果敢にオフェンシブサードへ進入するクルザワですから、浅い場所からゴールライン際まで色々な所からクロスを入れてきます。パターンが豊富です。
彼がセットプレーのキッカーを務める機会はあまり見ませんが、非公式戦のICCではフリーキックを蹴って直接ネットへ突き刺しています。期待値がないと蹴らせてもらえませんからね。
↓良いコースを突きます。
Drop one emoji to describe this Layvin Kurzawa free kick at the ICC 👇 pic.twitter.com/BwCzURpi7a
— International Champions Cup (@IntChampionsCup) November 11, 2020
守備の安定感は微妙
形を変えながら攻撃へ絡んでいくクルザワは、おそらく攻撃参加が好きな選手なのでしょう。一方のディフェンス面では、粗さが目立つような印象があります。
高い位置を取るので裏を取られるリスクはもちろんのこと、自陣でラインを形成している時も見るべき相手を離してしまうことが少なくありません。
182センチという身長があるので、判断力や集中力を含めた粗さが改善できればと思うのですが。特に代表入りともなるとL・エルナンデスやF・メンディなど実力者ぞろいですからね。
今回のまとめ
今回は元フランス代表ディフェンダー、パリ・サン=ジェルマン所属で背番号20番のレイヴァン・クルザワのプレースタイルなどを紹介しました。
彼は攻撃性能が高くてシュート技術も良いものがあり、クロスボールも期待できるレベルですが守備面では今一度見直した方が良い選手とお分かりいただけたかとと思います。
フランスA代表で公式戦に出た経歴を持つクルザワですが、さすがに強国フランスだけあって良い選手が次々と出てきます。また代表で出場できるよう技を磨いていって欲しいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!