この記事でわかること
今回は元スペイン代表フォワード、ラツィオ所属で背番号9番のペドロ・ロドリゲスを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下では同じカテゴリーの記事も案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元: https://www.soccer-king.jp/player/article/416274.html . https://www.transfermarkt.com/pedro/profil/spieler/65278 )
ペドロの経歴
ペドロ・ロドリゲス(Pedro Rodriguez)は1987年の7月に、スペインのサンタ・クルス・デ・テネリフェで生まれました。
ペドロはユース時代からバルセロナの下部組織に所属していた、バルサのカンテラーノです。その後2008年1月にバルセロナでトップデビューします。
2009/10にラ・リーガの34試合に出場し12得点を記録。2013/14にもラ・リーガで37試合15ゴールを記録していて、これも素晴らしい成績です。
2015/16にイングランドのチェルシーへ移籍します。2016/17はプレミアリーグ35試合で9得点を記録しました。このシーズンはリーグ優勝にも貢献。2018/19はヨーロッパリーグも制覇しました。
2020/21からイタリアのローマへ加入。初めてイタリアでプレーします。2021/22にラツィオへ移籍し、まさかの天敵への移動を見せて周囲を驚かせました。
スペイン代表にはU-21から召集されていて、A代表では主なところで2010ワールドカップから出場しています。絶対的な存在とはいきませんでしたが、2010年と2012年のタイトル獲得に貢献。
ペドロのプレースタイル
両足で正確なキックを放つ
そんなペドロ・ロドリゲスのプレースタイルですが、ポジションはフォワード。主に務めるのは右ウイングです。
左のウイングと少し下がりめのトップ下も務められますから、幅広いプレーエリアをカバーするユーティリティも魅力ですね。
ペドロは身長169センチと小柄な選手です。極端に筋肉質でもなく、体格的な強みがあるわけではありません。
ですがペドロには体格面を補う素晴らしい足下の技術があります。まず両足で正確なボールを蹴ることができます。メディアでも両利き扱いです。
シュートとパスの精度が高く、さすがバルセロナのカンテラーノという感じでしょうか。コースを狙ったシュートも得意。
ゴールに流し込むだけでなく狙ったシュートを両足で蹴られる選手は少ないですし、そういった面もあってポジション適正が広いのかも。
↓切り返しのキレ、そして振りの早いシュート。
‘@_Pedro17_ scores against Tottenham again!’ 😍#FlashbackFriday #TOTCHE pic.twitter.com/mVZiEJ6mc3
— Chelsea FC (@ChelseaFC) December 20, 2019
さらにペドロは狭いスペースでボールを受け前を向く技術にも優れています。限られた場所の中でボールを受けると普通はゴールに背を向けた状態になります。
足下のテクニックがあるペドロは後ろ向きの状態からボールを受けても、ターンして前を向くことができます。よっぽど足先に神経が行き届いているんでしょうね。
当然ボールを持った選手は前を向いてこそゴールに直結するプレーができますから、このターンの技術は脅威ですね。
裏のスペースで受けるのも上手
足下でボールを受けるプレーが得意なペドロですが、味方の動きに反応してディフェンダーの裏に抜けるのも上手です。ディフェンダーは両方の動きを警戒しなければいけません。
特段スピードに優れているわけではありませんが、抜けるタイミングが良いんでしょうね。
トラップの技術も優れているので、抜けてボールをおさめて正確なシュートでゴールを陥れることができます。
守備への献身性を持つ
テクニカルなところが大きな魅力のペドロですが、チームのために汗をかく献身性も持ち合わせています。前線の選手ですが守備も怠らないのでディフェンダーは助かります。
プレッシャーをかけられる相手選手はプレーの精度が落ちますから、非常に効果的です。試合を通してそれを可能にする豊富な運動量も持ち合わせていますね。
時には、猛然とスプリントして相手キーパーにプレッシャーをかけに行くシーンも見ることができます。あれをされる方は恐い。
今回のまとめ
今回は元スペイン代表フォワード、ラツィオ所属で背番号9番のペドロ・ロドリゲスのプレースタイルを紹介しました。
2020/21からイタリアにプレーの場を移したペドロは、ローマからラツィオに移るという驚きの動きを見せました。これはダービーが見物ですね。
年齢を重ねても献身的な動きを見せてくれるペドロは、若手の良い見本にもなるでしょう。彼の新天地での活躍に注目です。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!