この記事でわかること
今回はユヴェントス所属で、コロンビア代表フォワードのフアン・クアドラードを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下では同じカテゴリーの記事も案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元: https://www.soccer-king.jp/player/article/417169.html . https://www.transfermarkt.com/juan-cuadrado/profil/spieler/91970 )
J・クアドラードの経歴
フアン・クアドラード(Juan Cuadrado)は1988年の5月に、コロンビアのネコクリで生まれました。同国北部、パナマとの国境近くの街です。
クアドラードは少年期に、アトレティコ・ウラバのユースを経てインデペンディエンテ・メデジンに加入します。2008年にメデジンでトップデビュー。
メデジンでのデビューシーズンからリーグ戦で21試合に出場。その後、才能を見込まれてなのか2009-10からイタリアのウディネーゼに移籍します。
ところが2009-10セリエAでは11試合、2010-11は9試合の出場にとどまりウディネーゼでは振るわなかったクアドラード。2011-12はレッチェにローン加入し、セリエAで33試合に出場しています。
レッチェで復調したクアドラードは2012-13にフィオレンティーナへローン移籍します。セリエAで36試合に出場するとシーズン終了後に完全移籍。
定位置をつかむと2013-14セリエAで32試合12得点とブレイク。2014-15は冬の移籍市場までにセリエAで17試合に出場し、2015年1月にイングランドのチェルシーへ移籍。
チェルシーでのプレミアリーグは計13試合の出場で終わり、2015年8月からユヴェントスに期限付き移籍します。
2015-16にセリエAで28試合に出場。2016-17は30試合に出場してその能力の高さを見せつけると、2017-18からユヴェントスに完全移籍で加入します。
コロンビアA代表ではコパ・アメリカ2011から出場しています。2014ワールドカップではグループステージで日本を下し、最終的にベスト8まで進出して躍進しましたね。
J・クアドラードのプレースタイル
足下の技術を生かしたドリブル
そんなフアン・クアドラードのプレースタイルですが、ポジションはフォワード。主に右ウイングを務めます。利き足は右。
クアドラードはプレーエリアも広く、中盤の右サイドハーフや最終ラインの右サイドバックにも対応します。このユーティリティは実に魅力的です。
クアドラードの身長は179センチです。まずまずのサイズがあり、締まった肉体をしているのか体幹もしっかりしている印象があります。
クアドラードの特徴として、トリッキーなテクニックも織り交ぜたドリブルが挙げられます。サイドで起点を作り、自ら仕掛けられる選手ですね。
右ウイングの位置でボールを受けると、しばしばクアドラードはドリブル突破にチャレンジします。フェイントを多用する姿はとても印象的ですね。
ドリブルで進みながらシザース(またぎフェイント)を連発したり、静止状態で蹴り出しのフェイントを入れたり。対峙するディフェンダーは一瞬たりとも気が抜けません。
そういったアクションでディフェンダーとの間にスペースを作り、中央へのクロスやシュートに持ち込みます。クロスの質も良いものがあります。
右サイドから右足で入れるインスイングのクロスはキーパーから逃げる軌道なのでキャッチされづらく、走り込んでくる味方のゴールを何度も演出しています。
↓足下が上手し。
Happy Birthday, Juan Cuadrado! pic.twitter.com/rUQh4I5vAq
— Goal (@goal) May 26, 2020
Ballando con il pallone ⚽️🕺🇨🇴@Cuadrado#SerieATIM #WeAreCalcio pic.twitter.com/TZaT1paPpl
— Lega Serie A (@SerieA) April 28, 2021
距離があっても強いシュート
ドリブルでフェイントをよく使うクアドラードには、いかにもサイドアタッカーという印象を持ちやすいです。しかし、中央でボールを持った時のシュート力はかなり強烈です。
自らドリブルでディフェンダーをかわしてシュートに持ち込むこともありますし、エリア外でルーズボールを拾ってから狙うこともあります。
キックの正確性はもちろん、シュートを低く抑えるための筋力に優れているからこそパンチのあるシュートを枠に持っていけるんですね。
↓2016-17のデルビ・ディターリア。スーパーミドルを突きさして決勝ゴール。
#TBT to this Juanderful rocket in #JuveInter! 🚀⚽️ pic.twitter.com/fBbmb9EN1V
— JuventusFC (@juventusfcen) May 13, 2021
南米らしいハードな守備も
基本的にはアタッカーのクアドラードですが、チーム事情によってはサイドバックに入ることもあります。そのための強度のあるディフェンス力も持ち合わせています。
ボールを追った競り合いでも簡単には負けない強さも備えていて、スライディングも深いのを繰り出します。こういった守備のハードワークができるのもイタリアで長くプレーしている影響かも。
テクニカルな攻撃力とタフに戦える守備力を備えたクアドラードは、攻守両面で南米らしさを色濃く映し出しているような気もしてきますね。
今回のまとめ
今回はユヴェントス所属で、コロンビア代表フアン・クアドラードのプレースタイルなどを紹介しました。
イタリアで長くプレーしているクアドラードはユヴェントスのサッカーにもしっかりフィットしており、攻守においてチームのために働くことができます。
毎シーズンチャンピオンズリーグの優勝候補に挙げられるイタリア王者における、このコロンビア人の献身性にも注目していきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!