この記事でわかること
今回はインテル所属で、イタリア代表ミッドフィルダーのニコロ・バレッラを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下では同じカテゴリーの記事も案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元: https://www.soccer-king.jp/player/article/659597.html . https://www.transfermarkt.com/nicolo-barella/profil/spieler/255942 )
N・バレッラの経歴
ニコロ・バレッラ(Nicolo Barella)は1997年の2月に、イタリアのカリアリで生まれました。サルデーニャ島の南部にある街です。
バレッラは地元チーム、カリアリ・カルチョのユース出身です。2012-13はU-19カテゴリーにて、ユースリーグの10試合に出場しています。
2013-14もユースでプレーし、翌年の2014-15にカリアリでトップデビューしました。トップチームではセリエAの3試合に出場し、ユースリーグでも11試合に出ていました。
2015-16の後半はコモ1907にローン加入してプレーしましたが、カリアリに復帰して以降は出場機会を増やしていきます。
復帰した2016-17はセリエAで28試合に出場。2017-18はさらに飛躍し、同34試合に出場して6得点という活躍を披露しました。2018-19もセリエAで35試合に出場。
2019-20にインテルへローン移籍しました。買取義務付きのローンなので、2020-21にはインテルへ完全移籍で加入することがすでに決まっています。
イタリア代表にはU-15から継続的に招集されています。A代表の主要大会には2018年のネーションズリーグから出場。
N・バレッラのプレースタイル
キックの精度が高いMF
そんなニコロ・バレッラのプレースタイルですが、ポジションはミッドフィルダー。中央のセントラルミッドフィルダーをメインにしています。利き足は右。
より前めの位置である攻撃的ミッドフィルダーも得意としています。どの場所でも攻守に存在感を出せる選手です。
バレッラの身長は172センチです。なかなか小柄な選手ですが戦う姿勢もありますし、サイズの分を走り回ってカバーしてくれます。
彼の特徴としてます挙げられるのは、キックの精度が高いことです。中盤の攻撃的な選手には重要なポイントになりますね。
ピッチを広く動き回るバレッラは味方のサイドアタッカーと位置を入れ替えつつ、正確なクロスボールをサイドから供給できます。
視野も広く、逆サイドの空いたスペースに味方を走らせるボールを放り込むことも少なくありません。ワンタッチでボールをさばいたりと、技術の高さがうかがえるシーンも。
タイプで言うと、司令塔とストライカーを繋ぐ役割という印象です。そうなるとやっぱり前めの攻撃的ミッドフィルダーでの起用、となるのでしょう。
加えて、得点が特別に多い方ではありませんが強くて正確なミドルシュートも持ち合わせています。小柄なバレッラはエリア外で、エリア内からこぼれてくる球をよく狙っています。
↓こんな感じで。
🚀 | NO STOPPING THAT
Presenting you with our goal of the month for January, courtesy of Nicolò #Barella 😎#FORZAINTER ⚫🔵 pic.twitter.com/7wP7hwGiLB
— Inter (@Inter_en) February 18, 2020
↓右足アウトサイドキックの技ありゲット。
C’è anche Nicolò Barella tra i Candidati per la Squadra dell’Anno 2020 💪⚫️🔵#TeamOfTheYear | #UEL | #UCL | @Inter pic.twitter.com/v2yi5PamzA
— La UEFA (@UEFAcom_it) December 21, 2020
オフザボールの動きも良い
ミッドフィルダーの選手は、配球をするために足下でボールを受けたがる選手が多いと思います。それはそれでアリですね。
一方でバレッラは、自分でボールを引き出すのも上手です。2列目から前線に飛び出す動きも見せてくれます。前だけでなくサイドのスペースに走り込んだり。
こういった動きを付けることで、守っている方はマークの受け渡しに混乱をきたしますので有効ですね。
また、バレッラはドリブラーというタイプではありませんが、ある程度自分でボールを持ってタメを作るキープ力も良いです。相手を引き付けてから味方にパスを出したり、GOODです。
↓あるいはオシャレにワンタッチで渡したり。
⚫️🔵 THAT Nicolò Barella back-heel flick assist 🔥
⚽️ Lautaro Martínez#UCL | @Inter_en pic.twitter.com/dtjpBEIX3P
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) November 9, 2020
↓捕まえづらい入り込み。
🇮🇹 Nicolò Barella finished this stunning move the last time Italy met the Netherlands 🔥
Rate this goal = ❓/🔟#NationsLeague | @azzurri pic.twitter.com/x8yEaiyyTP
— UEFA EURO 2020 (@EURO2020) October 14, 2020
守備への貢献が大きい
小柄な分、足下の技術や動きの付け方で工夫をするバレッラは運動量も豊富です。脚で稼ぐという感じがして好印象ですね。
前線から積極的に相手の最終ラインへプレッシャーをかけてくれますし、後方へのプレスバックもまったく苦にしていません。臆せずタックルにいき、ファイトできます。
この試合を通して前後左右へ走り回る献身性は大きな魅力です。彼のような試合終盤でも衰えない動きの鋭さを持っている選手は、そう多くないでしょう。
今回のまとめ
今回はインテル所属でイタリア代表、ニコロ・バレッラのプレースタイルなどを紹介しました。
2019-20にコンテ監督を招へいしたインテルは、ユヴェントスへの対抗馬として評判が高いです。バレッラもその評価の一端を担っています。
ここ数年タイトルから遠ざかっているインテル、そして2018ワールドカップ本戦に出場できなかったアッズーリの復活にバレッラが貢献してくれることを期待しましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!