この記事でわかること
今回はトッテナムからインテルへ移籍した、デンマーク代表ミッドフィルダーのクリスティアン・エリクセンを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下では同じカテゴリーの記事も案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元: https://www.soccer-king.jp/player/article/416304.htmlhttps://www.transfermarkt.com/christian-eriksen/profil/spieler/69633 )
クリスティアン・エリクセンの経歴
クリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)は1992年の2月に、デンマークのミゼルファートで生まれました。同国フュン島の西部にあります。
エリクセンのキャリアは地元チームのミゼルファートG&BKから始まります。そこのユースから2005年にオーデンセBKへ移籍。2008年までは国内でプレーしました。
2009年1月にオランダのアヤックスへ移籍します。当初はU-19への加入でしたが、2009-10にはトップ登録されてその年はエールディビジで15試合に出場。
アヤックスと言えばオランダ随一の名門ですが、エリクセンはすぐに存在感を発揮します。2010-11にはエールディビジ28試合に出場し定位置をつかみ始めました。
続く2011-12は33試合で7得点、2012-13は33試合で10得点と優れたパフォーマンスを披露。アヤックスは若手の育成で有名ですから、環境も良かったかもしれませんね。
2013-14にイングランドのトッテナムへ移籍します。2013-14からプレミアリーグ25試合7得点と、早くも適応の兆しが見られますね。
2014-15には完全に主力選手となります。プレミアリーグ全試合の38試合に出場し10ゴール。これは素晴らしい。怪我も少ない選手といえますね。
2018-19はチャンピオンズリーグで躍動。エリクセンも決勝トーナメントは全試合に出場して決勝進出に貢献しました。
2019-20冬の移籍市場でイタリアのインテルへ移籍。コンテ監督のもと、インテルに久々のタイトルをもたらすことができるでしょうか。
デンマーク代表ではU-17から招集されています。A代表では2010ワールドカップにも出場し日本と対戦していました。2018W杯では決勝トーナメントにも進出。
C・エリクセンのプレースタイル
チャンスメイクが秀逸
そんなクリスティアン・エリクセンのプレースタイルですが、ポジションはミッドフィルダー。メインは前めの攻撃的ミッドフィルダーです。利き足は右。
攻撃的ミッドフィルダー以外にも、中盤であれば外に張った位置の両サイドハーフも務められます。いずれ、得点に絡んでいくプレーが持ち味ですね。
エリクセンの身長は182センチです。結構大きいですが、どちらかというとクロスを供給する側なので空中戦はそんなに目立たないかも。
エリクセンは欧州の中でも特に優秀なプレーメーカーでしょう。その視野の広さやパスの正確性は特筆すべきレベルにあります。
プレービジョンが周囲と違い、「そこが見えるのか」と驚くような場所にパスを通してきます。俯瞰でピッチを把握しているようなパスセンスを有していますね。
エリクセンが出場していると味方の選手の動き出しも多いように感じます。エリクセンだったらパスを通してくれるだろう、という信頼があるのでしょうね。
もちろん、その世界観をプレーに反映させるための長短のキック精度も非常に高いものがあります。浮き球の長いボールも相手選手の間を縫って通す低いボールも関係なしです。
エリクセン自身が動いているときでも精度の高いボールを蹴ってきますから、ボールを持っているエリクセン相手にスペースを空けると非常に危険ですね。
攻撃的な位置を務めることが多いエリクセンは、決定機を演出するタイプのパサーです。2011-12のエールディビジでは33試合19アシストという驚異の数字も記録。
ボールを持って時間を作れる
キックの正確性だけでなくエリクセンはボールキープも上手です。ウインガーのようにスプリントでサイドを突破という感じではないと思いますが。
中央でボールを持って足下で転がしながらパスコースを探す、というような感じが多いでしょうか。相手が近くにいてもボールをロストせずにタメを作ってくれる選手です。
相手の注意をエリクセンが引き付けている間に、ボールを持たない味方選手が動き出してエリクセンがそこにパスを通すのが連動した良い動きですね。
オフザボールの動きも良い
プレーメーカーとして攻撃をデザインするエリクセンですので、味方を使うプレーが得意であることは間違いありませんね。
ただ、エリクセンの評価が高い要因は味方に使われるプレーもできることにあるのではないでしょうか。オフザボールの動きも良いものがあります。
エリクセンはフォワードより低い位置の2列目にいることがほとんどです。その2列目から前線に飛び出してパスを受けるプレーも上手です。
相手ディフェンズ陣は誰がマークに行くか迷うので、集中力を欠いた相手だとこれだけで決定機を作り出すことができますね。
そしてシュートも上手。2017-18はプレミアリーグで10ゴール10アシストですから、得点力にも優れているのがわかります。
↓キックの精度が高いので、距離があっても無問題。
Pick. That. Out.#THFC ⚪️ #COYS pic.twitter.com/Gpn3NVgwv3
— Tottenham Hotspur (@SpursOfficial) September 20, 2019
今回のまとめ
今回はインテル所属でデンマーク代表、クリスティアン・エリクセンのプレースタイルなどを紹介しました。
2019-20開幕前から移籍市場で動くのではなかという噂があったエリクセンは、冬の移籍市場でインテルへ加入しました。
イタリアのサッカーに適応し、引いて守るチームが多いカルチョでも自慢のパスセンスを披露してほしいですね。期待しています。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!
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