この記事でわかること
今回はナポリ所属で、セネガル代表ディフェンダーのカリドゥ・クリバリを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下では同じカテゴリーの記事も案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元: https://www.soccer-king.jp/player/article/419089.html . https://www.transfermarkt.com/kalidou-koulibaly/profil/spieler/93128 )
K・クリバリの経歴
カリドゥ・クリバリ(Kalidou Koulibaly)は1991年の6月に、フランスのサン=ディエ=デ=ボージュで生まれました。彼はフランスとセネガルの二重国籍です。
クリバリはユース年代にSRサン=ディエに所属していて、2009年からはFCメスに加入しました。2010-11にメスでトップデビューします。
1年目はリーグ2で19試合に出場し、2年目の2011-12は22試合に出場しました。若手としてはまずまずなプレータイム。
2012-13からはベルギーのKRCヘンクに移籍しました。1年目から出場機会をつかみ、リーグ戦31試合に出場しました。同シーズンの国内カップ戦では優勝にも貢献。
2014-15にイタリアのナポリへ加入。かつてはマラドーナも所属した名門です。クリバリは2年目の2015-16には出場機会を増やしていき、セリエAで33試合に出場。
2017-18と2018-19は両方ともセリエAで35試合に出場しています。押しも押されぬ守備の柱として君臨し、ユヴェントスの背後を脅かし続けていますね。
ナショナルチームではU-20フランス代表から選出されています。A代表ではセネガル代表を選択。主要大会はアフリカネーションズカップ2017から出場しました。
K・クリバリのプレースタイル
強さとスピードを兼備したDF
そんなカリドゥ・クリバリのプレースタイルですが、ポジションはディフェンダー。専門的に中央のセンターバックを務めます。利き足は右。
かつては右サイドバックや守備的ミッドフィルダーもこなしていました。ちなみに足下が上手いためか左センターバックに入ることも多いです。
クリバリの身長は187センチです。自陣ゴール前で守備を固めるのに十分なサイズがありますし、なにより非常に厚い胸板をしています。
この体格的なアドバンテージだけでなくクリバリは身体能力にも優れていて、跳んでも高いし走っても速いディフェンダーですね。
跳躍力に関しては、助走をせずに跳んでもクロスボールの対応に強さを見せてくれます。身長という数字以上にヘディングが強いように感じます。
おまけにあのフィジカルですから、攻撃側の選手がぶつかってきてもボールの目測さえ誤らなければ競り合いに無類の強さを発揮しますね。対人の強さは世界屈指。
また、スプリント力も十分に高いので相手選手との走り合いにも耐性があります。自陣の深い位置に出された相手のロングボール対応も申し分なしです。
こういった、スピードを生かした守備範囲の広さはクリバリの大きな魅力。相棒のセンターバックやサイドバックが飛び出したスペースを埋めるのも迅速です。
時には、こんな場所にまでスペースを埋めに走ってくるのかと驚いてしまいそうになります。クリバリの身体能力があってこその芸当です。
↓走り合いにも強い。
😎 Kalidou Koulibaly 🆚 Kylian Mbappé…#UCL | @en_sscnapoli pic.twitter.com/aZdVxgeIq2
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) June 23, 2020
↓戦うクリバリ。
🇸🇳 Happy Birthday to Senegal's imposing defender Kalidou Koulibaly! 🎊
🧱 'The Wall' was part of the #TotalAFCON Team of the Tournament in 2019 & appeared in the CAF Team of the Year 3️⃣ times!@kkoulibaly26 | @FootballSenegal pic.twitter.com/lIisJCuWYN
— CAF (@CAF_Online) June 20, 2020
ケチをつけるなら
体格と身体能力があるクリバリは、守備時に積極的にボールホルダーにチャレンジを仕掛ける傾向が強いです。ほとんどの対応は制圧に成功するでしょう。
ただ食い気味にボールへ食らいつくため、たまにですが意外とあっさり避けられることも。優秀な選手なのでミスが印象に残るんでしょうね。
キックの精度が良い
サイズと強さに加えて身体能力も持ち合わせているクリバリですが、味方の攻撃をサポートする能力にも長けているディフェンダーです。
特に後方からのロングパスは精度が高く、相手ディフェンスライン裏への配球も得意ですね。味方の前線の選手と呼吸が合えば、その一発でチャンスを生み出せます。
最後尾の選手にこういった器用さがあると、ボールを預ける選手も安心できますね。
↓決めるカジェホンもすごいがパスもすごい。
Koulibaly’s long pass 👏
Callejón’s first-time finish 🤩🎈 Happy birthday, @J21Calleti! 🎈#UEL | #HBD pic.twitter.com/OLuDJtqjfM
— UEFA Europa League (@EuropaLeague) February 11, 2020
なかなかの得点力
もちろん味方セットプレー時のヘディングも相手の脅威です。助走をつけてクリバリが飛び込んでくると、接触する相手ディフェンダーは吹き飛ばされてしまいそう。
2017-18はリーグ戦だけで5ゴールをマークしており、攻撃参加で得点も狙えるセンターバックですね。ジャンプ力があるので187センチ以上の存在感を攻撃でも発揮できます。
2017-18セリエAの第34節では、王者ユヴェントス相手に終了間際のヘディングで勝ち越しゴールを奪っています。
ただ、それで優勝争いを面白くしたクリバリですが次節フィオレンティーナ戦で開始6分にレッドカードを食らい、ナポリはユヴェントスに勝ち点で引き離されてしまったのでした。
今回のまとめ
今回はナポリ所属でセネガル代表、カリドゥ・クリバリのプレースタイルなどを紹介しました。
ナポリは近年、王者ユヴェントスに迫るもなかなかスクデットを奪還できずにいます。ただ、2019-20からは名将アンチェロッティがチームを率いますね。
積極補強のインテルや難敵アタランタがいますが、ユヴェントスの牙城を崩せるのでしょうか。クリバリの貢献にも注目しましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!