この記事でわかること
今回はローマからパリ・サン=ジェルマンへローン移籍した、イタリア代表ディフェンダーのアレッサンドロ・フロレンツィを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下では同じポジションで活躍する選手の記事も案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元: https://www.soccer-king.jp/player/article/419073.htmlhttps://www.transfermarkt.com/alessandro-florenzi/profil/spieler/130365 )
A・フロレンツィの経歴
アレッサンドロ・フロレンツィ(Alessandro Florenzi)は1991年の3月に、イタリアのローマで生まれました。筋金入りのローマっ子ですね。
フロレンツィの父親もかつてサッカーをしており、イタリアで6部相当のチームでプレーしていました。その父親もロマニスタなそうです。
小学校の友達・アレッサンドロ君はラツィアーレで、フロレンツィをラツィオファンに転向させようと試みていましたがフロレンツィ・パパが阻止したという逸話もあります。
フロレンツィは2つのユースクラブを経て2002年からローマに加入しています。ちなみにローマが最後にスクデットを獲ったのは2001年のこと。
2010-11にローマでトップデビュー。フロレンツィがボールボーイだったころからのアイドル、F・トッティとの交代が初出場でしたから夢のようだったでしょう。
翌2011-12はセリエBのクロトーネへ期限付き移籍します。そこではリーグ戦の35試合に出場して11得点という際立った活躍を見せ、シーズン終了後にローマへ復帰。
それ以来ローマの主力選手として君臨し、復帰した2012-13からセリエAで36試合に出場するなどしています。
2019-20冬の移籍市場でスペインのバレンシアへ、2020-21からはフランスのパリ・サン=ジェルマンへローン移籍しました。EURO2020を見据えての移籍でしょうが、彼なりの葛藤もあったことでしょう。
イタリア代表にはU-20から召集されています。A代表の主要大会ではEURO2016から出場し、イタリアのベスト8に貢献。
A・フロレンツィのプレースタイル
運動量とハードさが売り
そんなアレッサンドロ・フロレンツィのプレースタイルですが、ポジションはディフェンダー。基本的には右サイドバックに入ります。利き足は右。
フロレンツィの身長は173センチです。遠目に見ても小柄なことがわかると思いますが、締まった体格をしていてフィジカル的なデメリットは高さくらいでしょう。
フロレンツィの特徴として外せないのが、その試合を通した豊富な運動量です。試合終盤でもスプリントし、張り切って上下動してくれます。
なかなかのスピードを持っている選手なので、相手からカウンターを受けるシチュエーションなどでもスプリントしてカウンターを阻止してくれます。守備範囲も広い。
スピードがある相手の対応も安定していて、簡単には剥がされずに追いすがることができます。深いスライディングを繰り出す球際の強さも魅力ですね。
軽率な飛び出しが目立たない選手なので、守備でもしっかり計算ができるでしょう。泥臭いシュートブロックなどもいとわないプロフェッショナルです。
なかなかのクロス精度
サイドで相手からボールを奪うとフロレンツィは自らドリブルで持ち上がることがよくあります。スタミナとスピードを生かしたドリブルでの推進力も彼の持ち味ですね。
加えて、空いたスペースを突いてからゴール前に上げるクロスボールの質も良好です。前線にターゲットとなる選手がいれば、一気にチャンスを広げられますね。
フロレンツィのキック精度はシュートにも生かされています。中央寄りに入り込んでボールを受け、そこから放つミドルシュートは威力十分。
そういった攻撃参加の後に、颯爽と持ち場のディフェンスラインに戻るフロレンツィの姿はもはや職人です。攻守にわたるハードワーク、味があります。
↓ロマニスタ垂涎モノのスーパーゴール。
Throwback to when Alessandro Florenzi did this in the Champions League against Barcelona ☄️
— 433 (@433) September 11, 2020
ポジション適性が広い
フロレンツィは攻守にわたって活躍が見込める選手ですが、彼ならではの持ち味としてプレー可能なポジションが多いことも挙げられます。
基本の右サイドバックはもちろん、ピンチヒッターとしての左サイドバック。さらには中盤の真ん中や左右のウイングまで務められます。これはすごい。
サイドバックから逆側のウイングへ試合中にコンバートされることさえあります。そういった観点から見ても、非常に使い勝手の良い選手と言えるのでは。
今回のまとめ
今回はパリ・サン=ジェルマン所属でイタリア代表、アレッサンドロ・フロレンツィのプレースタイルなどを紹介しました。
ローマのカピターノであったフロレンツィが、ローン移籍ではあるにしてもローマを離れるとは正直驚きました。
パリ・サン=ジェルマンにもポジションを争う好選手は数多くいますから、フロレンツィなりの味を出すプレーを披露してほしいものです。期待しましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!
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