この記事でわかること
今回はドイツ代表フォワード、バイエルン所属で背番号7番のセルジュ・ニャブリを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下ではオススメの記事を案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元:https://www.soccer-king.jp/player/article/416364.html . https://www.transfermarkt.com/serge-gnabry/profil/spieler/159471)
S・ニャブリの経歴
セルジュ・ニャブリ(Serge Gnabry)は1995年の7月に、ドイツのシュトゥットガルトで生まれました。メディアによっては「グナブリ」とも表記される模様。
ニャブリは育成年代にTSVヴァイサッハやTSFディッツィンゲン、そしてVfBシュトゥットガルトでプレーしています。その後2011/12にイングランドのアーセナルへ加入。
2012/13にアーセナルでトップデビュー。このシーズンにトップチームでは公式戦4試合に出場しました。ただその後は大した出番もなく、2015/16にはWBAへ半年のローン移籍をしたり。
2016/17にブレーメンへ完全移籍で加入。母国復帰すると、いきなりブンデスリーガ27試合で11得点の大活躍を見せました。シーズン終了後にはバイエルンへの移籍が決定。移籍金は800万ユーロ。
2017/18はバイエルンではなく、まずホッフェンハイムへのローン移籍で経験を積み2018/19からバイエルンでプレーし始めます。このシーズンからブンデスリーガ30試合に出場して10得点と躍動。
ドイツ代表にはU-16から出場しています。A代表の公式戦は2016年のワールドカップ予選から出ていて本戦は召集外でした。その後は2018年のネーションズリーグからプレーしています。
S・ニャブリのプレースタイル
両サイドで躍動するウインガー
そんなセルジュ・ニャブリのプレースタイルですが、ポジションはフォワード。基本的にはサイドのウイングポジションに入ります。利き足は右。
右サイドか左サイドかの偏りがほぼなく、まんべんなくプレーしているのが目立つ選手です。他には中央下がりめの攻撃的ミッドフィルダーも務めることがあります。
ニャブリの身長は176センチです。サイズの面ではこれといった強みがありませんが、彼はゴール前に張っているよりむしろクロスを上げる側なので問題にはなりません。
彼の特徴に挙げられるのが、鋭さを備えたドリブルの仕掛けです。本来持っているスプリント力に加え、巧みなボールタッチで対峙するディフェンダーを翻弄します。
スピードだけに頼っていない印象があり、キックフェイントからのシャープな切り返しや中速での自在な進路変更で守備側を振り切ることができます。
またニャブリの持ち味として、ボールを持っていない時にボールを引き出す動きをしてくれる点もあります。足下で受ける一辺倒にならず、スペースへの抜け出しも上手いウインガーですね。
ドリブルが得意なサイドアタッカーには足下で受けがちな選手もいますが、足下とスペースの両方があると守備側は両方を警戒するのに神経を使わなければいけません。
↓ボールタッチとスピードで、難敵ファン・ダイクを破る。
🇩🇪 Serge Gnabry cookin’ 🧑🍳
⏪ @DFB_Team | @SergeGnabry pic.twitter.com/fZHvvXu9gN
— UEFA EURO 2020 (@EURO2020) August 24, 2020
クロスの精度が高い
ドリブルや相手の背後を狙う走り出しで攻撃に違いを生み出せるニャブリは、サイドアタッカーなだけあって良質なクロスボールを蹴ることができます。
セットプレーのキッカーを務めることもあり、2019/20はリーグ戦で11アシストという良い記録を残しています。それでいて12ゴールも取っているから、すごい。
またロビングのクロスだけでなく、自らがドリブルで仕掛けている流れからスルーパスを狙うこともできます。視野の広さから来るのでしょう、色々なパターンからアシストが狙える選手ですね。
↓実に丁度良いボール。
#OnThisDay in 2⃣0⃣1⃣8⃣
🎯💪 @SergeGnabry 🔛 @lewy_official 🆚 Ajax ⚽️🙌#UCL | @FCBayern pic.twitter.com/Feos4Kyomz
— UEFA.com DE (@UEFAcom_de) December 12, 2020
シュート決定力に優れる
味方のお膳立てが上手いニャブリは、自ら得点を狙う際にも高い技術力を見せてくれます。決定機はなかなか外さない印象がありますね。冷静なフィニッシュワークが光ります。
彼の利き足は右ですが左足でのシュートも上手なのは重要なポイントです。ディフェンダーもキーパーも、利き足とは逆のサイドに追い込んだからといって全く安心できません。
ニャブリはいわゆるゾーンに入ると強いのか、得点の固め取りが多いですね。チャンピオンズリーグで強豪トッテナム相手に4ゴールを決めたのは衝撃的でした。波に乗せると怖い。
↓CLでの圧巻のゴールショー。
🔴 Serge Gnabry in 2019/20 = ________@FCBayernEN | #UCL pic.twitter.com/BWRDY9uuLM
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) August 26, 2020
今回のまとめ
今回はドイツ代表フォワード、バイエルン所属で背番号7番のセルジュ・ニャブリのプレースタイルなどを紹介しました。
彼はスプリント力と巧みなボールコントロール力を持っていてドリブルで仕掛けることができ、ゴールへの関与も十分狙える選手とお分かりいただけたかと思います。
若くしてイングランドに渡るも不発で、ドイツに戻るやスターダムにのし上がったニャブリ。代表でも核になる選手ですから、2014年以来のトロフィーへマンシャフトを導いてほしいものです。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!