この記事でわかること
今回はメンヘングラードバッハ所属で、オーストリア代表ディフェンダーのシュテファン・ライナーを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下ではオススメの記事を案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元:https://www.soccer-king.jp/player/article/1071553.html . https://www.transfermarkt.com/stefan-lainer/profil/spieler/85791)
S・ライナーの経歴
シュテファン・ライナー(Stefan Lainer)は1992年の8月に、オーストリアのゼーキルヒェン・アム・ヴァラーゼーで生まれました。ドイツにかなり近い街です。
ライナーは育成年代にSVゼーキルヒェンやRBザルツブルク、SVグレーディヒでプレーしていました。2012-13からFCリーフェリングに加入。ここはRBザルツブルクのリザーブチームにあたります。
2013-14には2部リーグで34試合に出場する活躍。すると2014-15にSVリートへ移籍しました。ここでもリーグ戦34試合に出場し、実力を発揮しています。
2015-16にRBザルツブルクへ加入。ある種の出戻りですね。移籍2年目あたりから出番を増やすと、2017-18はリーグ戦33試合に出場しヨーロッパリーグでも14試合プレーしました。
2019-20にドイツのメンヘングラードバッハへ移籍。加入1年目からブンデスリーガの31試合に出場しており、リーグをまたぐ移籍でしたが適応の早さを印象付けましたね。
オーストリア代表にはU-16から出場しています。A代表の主要大会は2018年のネーションズリーグから出番を得ており、2020年の同大会でもプレーしました。
S・ライナーのプレースタイル
常にハードワークするSB
そんなシュテファン・ライナーですが、ポジションはディフェンダー。基本的には右サイドバックに入ります。利き足は右。
フォーメーションが3バックの時には1列前の右ウイングバックを担当します。キャリアの中でわずかにセンターバックをやったことがあるようですが、ピンチヒッター的な起用でしょう。
ライナーの身長は175センチです。フットボーラーとしては大きくない部類ですが、サイドバックでこのくらいのサイズの選手は珍しくありませんね。
彼の特徴に挙げられるのは、脚が全く止まらないディフェンスです。サイドバックとして十分か、それ以上の運動量を誇るプレーヤーです。
試合を通した献身的な守備もそうですが、終盤でもスプリントのスピードが落ちない印象です。いつでも元気いっぱいにサイド深い位置をカバーするため走り回ります。
そうしてディフェンスしてボールを奪った後はしっかり攻撃参加するためにスプリントしてくれます。試合を見ていると思わず「相変わらず元気がいいな」と思ってしまいます。
また脚力に優れているのか、相手ドリブラーの揺さぶりにも食らいつき簡単には剥がされないですね。なかなかスピードもあるので、攻撃側も抜きにくい守備者と言えるのでは。
そして、その俊敏性と運動量をいつでも発揮してくるのがポイントです。引きの映像でも目立つ肘を張った独特のランニングフォームで、ピッチを幅広くカバーします。
攻撃で最前線まで顔を出す
ディフェンスで優れた運動量と脚の運びを見せてくれるライナーは、攻撃参加するときにも同様の献身性を見せます。労を惜しまない姿勢は攻守で変わりません。
試合終盤でも敵陣のゴールライン際まで上がる選手です。基本的にはピッチの大外でプレーし、内側にはそこまで入ってこない印象があります。
独力でボールを持ち上がる技巧はないかもしれませんが、味方とのパス交換で抜け出し外側経由でペナルティーエリアまで進入してくることも。
↓たまに点を取ります。
#OnThisDay in 2⃣0⃣1⃣8⃣
🔝 Stefan #Lainer 🆚 Lazio ⚽️🎯🙌#UEL | @RedBullSalzburg | @FCRBS_en pic.twitter.com/KA0sz3xzxP
— UEFA.com DE (@UEFAcom_de) April 12, 2021
Jonas #Hofmann ➡️ Stevie #Lainer
Rinse and repeat! 👌#DieFohlen pic.twitter.com/xNfsESQbBP
— Gladbach (@borussia_en) March 24, 2021
クロスの精度はまずまず
右サイドの深い位置までよく入り込んでくるライナーは、当然のことながら中央にクロスボールを蹴り込む機会も少なくありません。
キックの正確性に関しては際立って高くはないですが、低くもない感じでしょうか。敵陣を深くえぐってからの低く速いクロスが主だと思います。
まあ高い精度がなくても何度となくオーバーラップを繰り返すライナーですから、守備側も上げさせないようにしないとドンピシャのボールがいずれ入ってくるでしょう。
今回のまとめ
今回はメンヘングラードバッハ所属でオーストリア代表、シュテファン・ライナーのプレースタイルなどを紹介しました。
彼は無尽蔵のスタミナを武器に、なかなか抜かれないディフェンスと頻度の高い攻め上がりを見せるサイドバックとおわかり頂けたかと思います。
隣国とはいえ海外初挑戦でしっかりプレーしているライナー。オーストリアはタレントもいるので代表のレベルアップにも貢献していって欲しいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!