この記事でわかること
今回は元アルゼンチン代表ディフェンダー、バレンシア所属退団後に現役を引退したエセキエル・ガライを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下では同じカテゴリーの記事も案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元: https://www.soccer-king.jp/player/article/418096.html . https://www.transfermarkt.com/ezequiel-garay/profil/spieler/35939 )
E・ガライの経歴
エセキエル・ガライ(Ezequiel Garay)は1986年の10月に、アルゼンチンのロサリオで生まれました。同国の内陸で、少し東寄りにある街です。
ガライのプロサッカーキャリアは地元ロサリオのチーム、ニューウェールズ・オールドボーイズから始まります。2005/06冬の移籍市場でスペインのラシン・サンタンデールへ移籍しました。
2006/07はラ・リーガ31試合に出場して9得点を挙げる活躍。2009/10からレアル・マドリードに加入しました。2011/12にはポルトガルのベンフィカに加入します。
2014/15からはロシアのゼニトでプレー。その後2016/17にバレンシアへ移籍します。久しぶりにスペインへ戻ってくると1年目からラ・リーガの27試合に出場。
以降は主力として活躍して、2018/19はコパ・デル・レイ優勝にも大きく貢献しました。リーグ戦とヨーロッパリーグでの上位進出も果たしています。
アルゼンチン代表にはU-23から召集されています。2008年の北京オリンピックでは金メダルを獲得しています。A代表で言うと2014W杯で決勝まで戦い抜きました。
E・ガライのプレースタイル
強さと安定感が魅力のCB
そんなエセキエル・ガライのプレースタイルですが、ポジションはディフェンダー。中央のセンターバックを専門的に務めます。利き足は右。
ガライの身長は189センチです。なおかつ肩幅や身体の厚みも十分にあり、屈強な体格をしていますね。このフィジカルは大きな武器です。
やはり体格を武器にした空中戦の強さはかなりのものです。長身もそうですが接触に非常に強いので、相手選手にぶつかっていって自由にさせません。
なおかつ南米のディフェンダーらしく球際でハードに戦い、身体を投げ出すような泥臭さあふれるプレーを見せてくれます。
ガライはその大きい身体をめいっぱいに広げてシュートブロックに入ります。あれけっこう怖いみたいで、若干サボる選手もいるんですよね。
球際のところで言うとスライディングも深いものをを繰り出します。ただ、ディフェンスの技術に優れているためかラフプレーのような危険なプレーはあまり見ません
また、ディフェンスの安定感も評価が高いポイントです。ミスが少なく、軽いプレーもほとんどない印象ですね。
スピードに強みはそれほどないと思いますが、その分相手に抜かれないように堅実なプレーを選べているのではないでしょうか。
得点力に優れている
ガライはフィジカル能力を発揮してディフェンスが良い選手ですが、攻撃のセットプレーでも相手の脅威になることができます。2006/07ラ・リーガで9得点を挙げています。
やはり攻撃においても屈強な体格を生かしたヘディングが非常に強いです。この得点力を考えると、クロスへの合わせ方の上手なのでしょう。こぼれ球を足で押し込むシーンも見ることができます。
ちなみに2018/19のラ・リーガでガライが挙げた2得点は、バルセロナとレアル・マドリードからそれぞれ1点ずつ挙げたものです。
このメガクラブたちから1シーズンにそれぞれ得点を奪えるプレーヤーはあまりいないんじゃないかと思います。ちなみに両方ともバレンシアのホーム、メスタージャでの試合。
😌 Ha sido un honor verte crecer en #LaLigaSantander.
❤ ¡Mucha suerte en todo lo que te propongas, @Garay_24! pic.twitter.com/QtQ2Lu3g5k
— LaLiga (@LaLiga) July 16, 2021
キックの精度はまずまず
攻撃に関してガライは得点を狙っていける選手です。一方でビルドアップ能力に関してはそこまで特徴がある方ではないように感じます。
特段パスミスが多いわけではないと思いますが、ロングフィードで前線にチャンスボールを送るシーンはあまり見ないかも。
とはいえ、近場のディフェンダーや中盤の選手へ堅実にショートパスを送れていれば問題はないと思います。下手に浮き球を蹴ってカウンターを食らうより良いかと。
今回のまとめ
今回は元アルゼンチン代表ディフェンダー、バレンシア所属退団後に現役を引退したエセキエル・ガライのプレースタイルなどを紹介しました。
2019/20を最後にバレンシアを退団したガライは、その後にクラブチームへ所属することなく現役を引退しました。
個人的にはバレンシアで契約を延長して欲しかったところですが、クラブの上層部と折り合いが合わなかったようで。彼の活躍は多くのファンの心に刻まれることでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!