この記事でわかること
今回はフランス代表ミッドフィルダー、リヨン所属で背番号8番のウセム・アワールを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下ではオススメの記事を案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元:https://www.soccer-king.jp/player/article/833325.html . https://www.transfermarkt.com/houssem-aouar/profil/spieler/395693)
H・アワールの経歴
ウセム・アワール(Houssem Aouar)は1998年の6月に、フランスのリヨンで生まれました。リヨンはフランス東部の街で、スイスとの国境もわりと近い場所です。
アワールは少年期にACヴィルールバンヌでプレーしていて、2009年にオリンピック・リヨンへ加入しました。そのまま成長し、2015/16にはカップ戦UEFAユースリーグに出場。
2016/17もUEFAユースリーグでプレーしていますがトップチームにも召集されて、リーグ1で3試合とヨーロッパリーグ予選で2試合に出場しました。2016/17がリヨンでのトップデビューですね。
2017/18に一気にプレータイムを増やし、リーグ1で32試合に出場。2018/19は同37試合に出場していて、チャンピオンズリーグでも7試合に出ていますからチームの主軸になっています。
2019/20はリーグ1が中止になる事態がありましたが、国内外のカップ戦を含めて公式戦41試合に出場しました。チャンピオンズリーグではベスト4にチームを導いています。
フランス代表ではU-17から出場し、U-21では14試合の出場歴があります。A代表デビューは2020年の国際親善試合でして、主要大会での活躍が待ち遠しい限りです。
H・アワールのプレースタイル
ボールタッチが巧みなMF
そんなウセム・アワールのプレースタイルですが、ポジションはミッドフィルダー。本職は真ん中のセントラルミッドフィルダーです。利き足は右。
他には前めの攻撃的ミッドフィルダーや左サイドハーフでの起用もあります。右利きで左サイドなので、外寄りよりも中寄りのプレーが得意なのでしょう。
アワールの身長は175センチです。それほど大きくなく、言い方によっては小柄と捉えられます。ただ、フィジカル的な強みが重要視されるポジションでもないので気になりませんね。
彼の特徴として挙げられるのは、そのテクニカルな足下です。基本的にボールを足下で受けて、そこから寄せる相手をいなしながらゲームメイクできるプレーヤーです。
際立って足が速い選手ではないと思いますが、低速や中速でも乱れない細かいタッチのドリブルでボールを保持します。彼のキープで味方が動くタメを作れるのが良いですね。
また、ボールキープするだけでなくアイデアも持ち合わせています。相手選手が寄せて来たら、股抜きやダブルタッチでプレスを回避する技術と余裕がある選手です。
ポジション柄、味方の守備陣や守備的MFからボールを受けることも多いです。相手に背を向けた状態で受けても、ターンで入れ替わったりして上手に処理できるテクニシャンですね。
↓テンポをズラしたボールの持ち方。
🔴🔵 Houssem Aouar put on a show in Lyon 👌#UCLMOTM | @OL_English | @HoussemAouar pic.twitter.com/fmNmOr5YAZ
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) March 1, 2020
↓魅せる。
A moment of magic from OL birthday boy @HoussemAouar! 😍pic.twitter.com/pxk6UPOIAq
— Olympique Lyonnais 🇬🇧🇺🇸 (@OL_English) June 30, 2021
チャンスメイクが上手
チームの攻撃をつかさどるアワールはボールの展開力もしっかりしたものを持っています。ドリブル等だけでなくキックの技術も水準以上のものがありますね。
彼は視野を広く持っていて、味方の動き出しに合わせたチャンスボールを届けることができます。2019/20チャンピオンズリーグでは、8試合で6アシストという優れた記録を残しています。
相手選手もアワールがボールを持ち出すのに注意を引かれていると、マークが緩んだところに彼がスルーパスを狙ってきますから気が抜けませんね。
↓振り向きざまの右足アウトサイドキックでアシスト。
Just beautiful! 😍#FCMOL pic.twitter.com/xR7uhXRt0p
— Olympique Lyonnais 🇬🇧🇺🇸 (@OL_English) December 7, 2020
↓これも右足アウト。得意なんですかね。
Aouar 👉 Depay ⚽️
🦁 His 50th goal for Lyon 👏👏👏#UCL | @OL pic.twitter.com/BjgLF13Hji
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) November 19, 2019
精密なコントロールショット
アワールは中盤の選手なので、ストライカーのような得点はなかなかマークできません。ですが、決定機となれば逃さずモノにする力は持ち合わせています。
多少ゴールから離れた位置でも正確なキックが放てますね。特に左寄りの位置から蹴るインスイングのシュートは回転からしてキーパーも防ぎづらいでしょう。ちなみにPKも蹴ります。
2018/19はリーグ戦で7得点を決めています。ゴールとアシストの両刀で活躍する選手とすれば、なかなかの出来では。ミドルシュートを磨くとスゴくなりそう。
↓美しい弧を描いています。
#OLRetro: one year ago today, @HoussemAouar did THIS 🤩#UCL pic.twitter.com/H2qTIGObLb
— Olympique Lyonnais 🇬🇧🇺🇸 (@OL_English) December 10, 2020
↓「Ouiiiii!!」(「Oui」は「Yes」みたいな意味です。)
#OLRetro – one month, one goal: February 2020 🔴🔵@HoussemAouar v @OM_English ⚡️ pic.twitter.com/bcNHU42FWM
— Olympique Lyonnais 🇬🇧🇺🇸 (@OL_English) December 26, 2020
今回のまとめ
今回はフランス代表ミッドフィルダー、リヨン所属で背番号8番のウセム・アワールのプレースタイルを紹介しました。
フランス代表デビューも果たしたアワールは今後代表でも出番を増やしていくことが期待されます。層は厚いですが競争を勝ち抜いてほしいですね。
クラブシーンでは海外クラブからの関心が絶えず報道されていますが、まずは目の前の試合に集中してリヨンを再び上位に押し上げてもらいたいところ。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!