この記事でわかること
今回はパリ・サン=ジェルマン所属で、フランス代表ディフェンダーのプレスネル・キンペンベを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下ではオススメの記事を案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元:https://www.soccer-king.jp/player/article/497771.html https://www.transfermarkt.com/presnel-kimpembe/profil/spieler/282041)
P・キンペンベの経歴
プレスネル・キンペンベ(Presnel Kimpembe)は1995年の8月に、フランスのボーモン=シュル=オワーズで生まれました。パリ郊外から北に行った街です。
キンペンベは育成年代、ASエラニーFCでプレーして2005年からパリ・サン=ジェルマンに加入しています。パリSGのユース出身のプレーヤーです。
2013-14にはU-19としてUEFAのユースリーグに出場し、2014-15にパリSGでトップデビューしました。出場はリーグ1の1試合のみですが、ベンチ入りは何試合かしていた模様。
2016-17はリーグ1で19試合に出場し、トロフェ・デ・シャンピオンやクープードゥ・ラ・リグなどのカップ戦決勝でもフル出場するなど実力を付けていきます。
2017-18にはリーグ1で28試合に出場。チームの中で確かな位置を築き、2019-20をもってT・シウヴァが退団した後はリーダーとしてチームを引っ張る力により一層期待がかかります。
フランス代表にはU-20から出場しています。コンゴ民主共和国の代表としての権利もありましたがA代表もフランスを選び、2018ワールドカップではデンマーク戦でフル出場を果たしています。
P・キンペンベのプレースタイル
高い身体能力が売りのDF
そんなプレスネル・キンペンベのプレースタイルですが、ポジションはディフェンダー。基本的には中央のセンターバックに入ります。利き足は左のレフティー。
過去にほんの少しだけ左サイドバックをやったこともあるようです。なお、左利きのためほとんどの場合でセンターバックの左側に位置取ります。
キンペンベの身長は183センチです。ディフェンダーとしてはそれほど大きい方ではありませんが、それほど不利に働いているようには見えませんね。N・オタメンディも同じ身長で戦ってますし。
やはり彼の特徴に挙げられるのは、身長を補えるだけの高い身体能力です。跳躍力と身体的な強さにより、エアバトルを苦手にしていません。
それに加えてキンペンベはスプリント力に優れています。相手のボールに対し味方の中盤でフィルターがかからなくても、積極果敢にチャレンジに行けるディフェンダーです。
素早く危険を察知して飛び出し、ボールを刈りに行きます。スピードがあるのでカバーエリアが広く、ドリブラーとの一対一でもなかなか振り切られず付いていくことができます。
そういったボールホルダー相手に発揮する対人の強さはけっこうなものでしょう。食い気味のスライディングは警告のリスクもありますが、彼は自信をもって仕掛ける守備をしています。
↓果敢なスライディングですが、この時すでに脚の筋肉を損傷していました。気迫がこもったプレー。
One for the team… @PSG_inside 🔴🔵 #LAFORCE #LOSCPSG pic.twitter.com/0i7w2M8y0m
— Presnel Kimpembe (@kimpembe_3) December 21, 2020
足下の技術が良い
高いフィジカル的能力でディフェンスするキンペンベは、攻撃面の貢献も期待できるセンターバックです。足下のテクニックも見逃せないレベルにあります。
自陣でのパス交換や中長距離のボール、それに加えてボールを自ら持ち運べるタイプのディフェンダーです。相手が自陣に引いているとスイスイ持ち上がっていきます。
あまりボールを持ちたがらないセンターバックもいますから、この特性は有効に活用できますね。相手が出てくれば、マークがズレたところにパスを差し込めます。
一方、ボールを持ち上がるセンターバックは誰しも経験すると思いますが、キンペンベもボールを奪われて大ピンチを招くことがあります。まあ周囲のコーチングのせいもあるでしょうけど。
たまに得点を取る
配球面に加えてボールの持ち上がりにも期待が持てるキンペンベ。器用さも持ち合わせているのですが、彼自らゴールを取ることはだいぶ少ないのが現状。
183センチは大型な方ではありませんが、前述のN・オタメンディやセルヒオ・ラモスら似たような身長でもセットプレーでゴールをよく陥れる選手もいます。まだ感覚が身についていないようですね。
このあたり、得点が取れるセンターバックとそうでない選手はけっこうハッキリわかれることがあります。キンペンベにもコツを身に付けてチームの攻撃に厚みをもたらして欲しいです。
今回のまとめ
今回はパリ・サン=ジェルマン所属でフランス代表、プレスネル・キンペンベのプレースタイルなどを紹介しました。
彼は身体能力に優れていてスピードあふれるチャレンジで相手を防ぎ、器用な足下でパスだけでなくドリブルで持ち上がることもある、ただ得点には恵まれていない選手とお分かりいただけたかと思います。
キンペンベはクラブチームだけでなくフランス代表でも存在感を発揮しているので、ワールドカップ王者の正センターバックとして国際タイトル連覇へ向けて頑張って欲しいものです。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!