この記事でわかること
今回はトルコ代表フォワード、リール所属で背番号12番のユスフ・ヤズジュを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、プレースタイルのおさらいや今後への期待をひとことで書いています。まとめの下ではオススメの記事を案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元:https://www.transfermarkt.com/yusuf-yazici/profil/spieler/386726 . https://www.infogol.net/en/player/yusuf-yazici/22453)
Y・ヤズジュの経歴
ユスフ・ヤズジュ(Yusuf Yazici)は1997年の1月に、トルコのトラブゾンで生まれました。同国の北東部で、黒海に面している街です。
ヤズジュは2008年からトラブゾンスポルに所属しています。トラブゾンスポルのユース上がりの選手ですね。育成年代はここでずっとプレーしました。
2015/16にトラブゾンスポルでトップデビュー。冬からの登録だったのでデビューシーズンは大した出番がありませんでしたが、その後は徐々に出場を増やしていきます。
2017/18はスュペル・リグの33試合に出場して10得点と、チームの中でも大きな存在感を見せました。2018/19も同30試合に出場しています。
2019/20にフランスのリールへ移籍しました。移籍金は1750万ユーロ。後半戦に負傷離脱がありましたが、チャンピオンズリーグはチームの6試合すべてに出ています。
トルコ代表ではU-19から出場しています。A代表は2017年のワールドカップ予選でデビューを飾っていて、2019年のEURO予選や2020年のネーションズリーグでも出番を得ています。
Y・ヤズジュのプレースタイル
ボールタッチが上手いFW
そんなユスフ・ヤズジュのプレースタイルですが、ポジションはフォワード。センターフォワードや右ウイングによく入ります。利き足は左のレフティー。
それに加えて攻撃的ミッドフィルダーといった引き気味の場所にも対応します。センターフォワードの時も前線で張るタイプではないので、セカンドストライカーと見ることもできますね。
ヤズジュの身長は183センチです。ガッチリした体型ではなさそうですがサイズはある方で、ゴール前に入っていってもある程度の存在感を発揮します。
彼の特徴に挙げられるのは、スピードではなく技術でボールを持ち運べる部分です。俊足のタイプではないかと思いますが、なかなか奪われない上手さがあります。
相手ディフェンダーの出してくる足を避けながらドリブルすることができ、進めなくてもボールキープしてタメを作れるのが良いですね。相手の注意も引き付けられるでしょう。
トラップなどボールを受ける時のテクニックもしっかりしているようで、自分へのショートパスやロングボールを柔らかく味方に落とすのも上手です。
特に相手が引いて守備ラインを築いているときは、ボールを受けてから出し所を考える余裕がないことが多いです。ワンタッチでの処理が上手いと相手より先手で動けますね。
↓相手を手玉にとることも。
🇹🇷 Yusuf Yazıcı evades two in style! 👌@yaziciyusuf97🔥#EQSkills | @HisenseSports| #WCQ pic.twitter.com/IHpuka9xpE
— European Qualifiers (@EURO2020) March 31, 2021
↓オシャレなヒール。
Yusuf Yazıcı 🇹🇷
🥇 Skill of the Day winner 👏#EURO2020 | #HisenseSkills | @HisenseSports pic.twitter.com/8WyuLwCMn5
— UEFA EURO 2020 (@EURO2020) November 15, 2019
なかなかのクロス精度
ヤズジュはサイドで起用されることもあり、そこから入れるクロスボールはチームの得点に大きく関わってきます。加えてセットプレーのキッカーを務めることも少なくありません。
キックの精度もしっかりしていて、味方のヘディングなどのゴールをお膳立てする期待感があります。流れの中でもセットプレーでも、右サイドからのクロスは怖さがあるでしょう。
彼は左利きなので右サイドからクロスボールを蹴り込むと、インスイングの回転でゴールに向かってくる軌道になります。誰かが少し触っただけでゴールになったり、オウンゴールも誘発しやすいです。
シュートパターンが豊富
ボール扱いに長けたヤズジュはシュートのテクニックも良いものがあり、場所を問わずシュートを狙うことができます。
2020/21ヨーロッパリーグのグループステージでは2回のハットトリックを記録しているのは特筆すべきことで、彼の持つ得点感覚が相当に鋭いことがわかります。
身長も183センチあるのでヘディングも期待できますし、頭でもミドルシュートでもゴールを狙えるのは魅力的です。どの位置にいても守備側は油断できませんね。
↓結果的にはアシストになりましたが、ゴール方向にファーストタッチで持っていく上手さがわかります。
Never. In. Doubt. 👑🇹🇷@yilmazburak17 and his 7️⃣th @Ligue1_ENG goal. pic.twitter.com/b2B3QoUaiC
— LOSC Lille EN (@LOSC_EN) December 24, 2020
↓くだんのハットトリック2回分。
⚽️ Avec 6 buts, Yusuf Yazıcı est le co-meilleur buteur de cette édition de l’#EuropaLeague pour le @losclive 😍
Le créateur 🇹🇷 fête aujourd’hui ses 2⃣4⃣ ans ! 🎂#UEL #LOSC pic.twitter.com/KzX8RrxTBR
— L’UEFA 🇫🇷 (@UEFAcom_fr) January 29, 2021
今回のまとめ
今回はトルコ代表フォワード、リール所属で背番号12番のユスフ・ヤズジュのプレースタイルなどを紹介しました。
彼はなかなかボールを奪われない技術を持っておりクロスで味方をアシストできるほか、多彩なシュートパターンを持ち合わせている選手とお分かりいただけたかと思います。
2019/20にフランスへやってきたヤズジュは、国内でインパクトを放つチームでも見劣りせずに活躍しています。今後の成長やキャリアの歩み方にも注目ですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!