この記事でわかること
今回はトルコ代表ディフェンダー、リール所属で背番号2番のゼキ・チェリクを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では生まれた年や出身地、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや利き足、身長のほかに得意なプレーや管理人の評価をコメント。
最後のまとめでは、プレースタイルのおさらいや今後への期待をひとことで書いています。まとめの下ではオススメの記事を案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元:https://www.transfermarkt.com/zeki-celik/profil/spieler/251075 . https://www.infogol.net/en/player/mehmet-zeki-%C3%A7elik/44466)
Z・チェリクの経歴
ゼキ・チェリク(Zeki Clik)は1997年の2月に、トルコのブルサで生まれました。トルコの中でも比較的西にある、わりかし海が近い街です。
チェリクは育成年代にブルカスポルでプレーしていて、そのまま成長していきました。ただ、ブルカスポルのトップチームで出番はなかったようで、他チームへのローン移籍を繰り返します。
2015/16はカラジャベイ・スポル、2016/17はイスタンブール・スポルでプレーしました。ここで2部リーグ昇格に貢献。2017/18は2部リーグで33試合に出場する活躍を見せます。
2018/19にフランスのリールへ移籍。新天地でも実力を発揮して、1年目からリーグ1の34試合に出場する活躍ぶり。初の海外挑戦でこれは大したものですね。
2020/21はリールのリーグ1優勝に貢献しました。怪我さえなければもっと良いシーズンになったでしょうけど、それでもリーグ1の29試合に出場しています。
トルコ代表にはU-16から出場しています。A代表の公式戦は2018年のネーションズリーグがデビューです。良いタレントがいるトルコでどのように存在感を示していくか楽しみな選手ですね。
Z・チェリクのプレースタイル
キックの精度が良いSB
そんなゼキ・チェリクのプレースタイルですが、ポジションはディフェンダー。本職は右サイドバックです。利き足は右。
プロキャリアの中で右サイドバック以外を務めたことはほとんどないようで、ほぼそこが専門の選手と言えるでしょう。ただ、3バック時の右ウイングバックなんかはハマりそう。
チェリクの身長は180センチです。サイドの選手としてはなかなか悪くないサイズがあるので、空中戦において特段に不利な点はないように思えますね。
彼の特徴に挙げられるのは、攻撃参加時に見せるクロスボールの質の高さです。攻撃的な性質のチェリクはオーバーラップも頻繁に仕掛け、幅を使った攻撃の展開に貢献します。
2018/19にはリーグ戦で5アシストを記録していて、サイドバックとしては良い数字ですね。浅めの位置から蹴り込む、球足の長いボールも高い正確性を誇ります。
彼自身のスピードは快足というほどではないように感じます。そのため、味方とのコンビネーションで自ら敵陣を深くえぐるシーンは少なめかと。奪われた際に戻るのが大変ですからね。
逆に考えると深い位置をそこまで取らず、良いクロスボールを供給していると言えます。浅めのポジションから高レベルの配球をするのは魅力的なポイントと言えるでしょう、
ミドルシュートが強烈
チェリクはキックの質に定評がある選手ですが、それはクロスボールに限った話ではありません。サイドバックでありながらシュートも果敢に狙っていく積極性が彼にはあります。
内側に絞っている時の彼は、フリーランニングで抜け出す器用な動きよりもボールを受けて豪快に振り抜くイメージがあります。距離を問わず狙えるパンチ力を持っていますね。
特に自陣深くに引いてブロックを敷くタイプのチーム相手ですと、サイドバックのチェリクまでシュートブロックにいけないことが多いです。そういうチーム相手の嫌がらせとしても有効です。
↓ズドン。
It’s #ThrowbackThursday time. Marks out of ten for this Zeki Çelik drive 🆚 #Strasbourg ? pic.twitter.com/4f4W4CCWDC
— LOSC Lille EN (@LOSC_EN) November 12, 2020
Zeki Çelik 😱 … is this even legal ? @mzekicelik17 #LOSCOGCN pic.twitter.com/6MdkLoPqOP
— LOSC Lille EN (@LOSC_EN) May 3, 2021
守備の安定感は微妙
キックの正確性を武器に、攻撃の幅を広げてくれるチェリク。一方で肝心のディフェンス能力に関しては、そこまで安心して見ていられるタイプではない印象です。
180センチの身長はエアバトルで簡単には競り負けない良さがありますが、足はそれほど速くないので相手のウインガーにスピード勝負を挑まれると後手に回りがち。
そこが影響してか遅れたタックルもちょっと目立つ気がします。深い位置で相手にセットプレーのチャンスを献上し自身もカードを貰うことが多いと、ちょっと評価は難しいかと思います。
今回のまとめ
今回はトルコ代表ディフェンダー、リール所属で背番号2番のゼキ・チェリクのプレースタイルなどを紹介しました。
彼はキックの正確性が一番の武器で浅い位置からでも良いクロスを上げ、シュートも得意ですがディフェンス面では改善が望まれる選手とお分かりいただけたかと思います。
EURO2020で良いところなく終わったトルコ代表ですが、好選手は色々なポジションにいます。ここでの挫折を胸に、チェリクにはクラブと代表でもっと上を目指して欲しいところです。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!