この記事でわかること
今回はチェルシー所属で、スペイン代表ディフェンダーのセサル・アスピリクエタを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下では同じカテゴリーの記事も案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元: https://www.soccer-king.jp/player/article/416240.htmlhttps://www.transfermarkt.com/cesar-azpilicueta/profil/spieler/57500 )
セサル・アスピリクエタの経歴
セサル・アスピリクエタ(Cesar Azpilicueta)は1989年の8月に、スペインのパンプローナで生まれました。スペイン北部、フランスとの国境近くの街です。
アスピリクエタは地元クラブ、CAオサスナのカンテラ出身です。2006-07にBチームへ昇格し、リーグ戦で24試合に出場していました。
Bチーム所属時にトップチームへ招集されて出場経験もありましたが、2007-08にオサスナでトップ登録されます。
デビューした2007-08からラ・リーガで29試合に出場すると、2008-09には36試合に出場しています。若手ながら主力として活躍していたんですね。
2010-11からフランスのマルセイユに加入。スペイン国外からも注目されていたのがわかります。1年目はリーグ1で15試合の出場にとどまりますが、2011-12は30試合に出場していました。
2012-13の8月にイングランドのチェルシーへ移籍します。2012-13のリーグ戦はマルセイユで2試合、チェルシーに移籍してから27試合に出場しました。
加入当初から多くのプレータイムを得ていましたが、2015-16にさらに出場を増やしてプレミアリーグで37試合に出場。2016-17は38試合に出場。38試合はリーグ戦の全試合ですから、すごい。
その2016-17を含めてプレミアリーグは2度制覇し、ヨーロッパリーグも2回の優勝を経験。FAカップとカラバオカップも1回ずつ優勝しています。
スペイン代表にはU-16から継続的に召集されています。A代表の主要大会は2014ワールドカップから出場。オランダに大敗した初戦も今は懐かしい記憶。
セサル・アスピリクエタのプレースタイル
攻撃での貢献も計算できるDF
そんなセサル・アスピリクエタのプレースタイルですが、ポジションはディフェンダー。本職は右サイドバックです。利き足は右。
加えて、最終ラインであればどの位置にも対応します。センターバックはもちろん、利き足側でない左サイドバックも務められるのは大きいですね。
アスピリクエタの身長は178センチです。サイドバックとしては決して小さくないサイズを有しているのではないでしょうか。
身長が170そこそこのサイドバックと比較しても、サイズのミスマッチを突かれにくいのは好材料です。
また、アスピリクエタの特徴として右足から放つ良質なクロスが挙げられます。右サイドの張った位置からゴール前にボールを供給することができますね。
自分自ら敵陣の深い位置まで攻撃的に突破していくタイプのサイドバックではないですが、低めの位置からでも良いアーリークロスが入れられるのは重要です。
相手のディフェンスラインとキーパーの間へ目がけてクロスを送りるわけですが、右サイドから右足でインスイングのクロスを上げるとキーパーから逃げる軌道になります。
相手キーパーにキャッチされづらいので精度さえ伴えば、けっこうな確率でチャンスボールを供給できますね。
堅実な守備をどの位置でも披露
前述のように、アスピリクエタはディフェンスラインのどの位置にも対応することができます。片側のサイドバックだけでなく両側ともなると、高い戦術理解度が必要になります。
アスピリクエタは際立って身体能力が高いディフェンダーではないでしょう。その分、ポジショニングや寄せるタイミングの判断が的確です。その部分で勝負していますね。
また、絶対的なフィジカルはなくても相手選手には肩でハードに当たっていきます。寄せ過ぎてかわされるといった軽率なプレーも少ない印象です。
そういった観点から、本職サイドバックの選手でもディフェンダーとしての評価は高いです。味方を鼓舞したりキャプテンを務められるリーダーシップも好印象。
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— Goal Japan (@GoalJP_Official) March 29, 2020
センターバックだと身長が心もとない
アスピリクエタの身長は178センチで、サイドバックとしてはまずまずの体格ということができるでしょう。ただ、中央のセンターバックとしては少し物足りないです。
特にセットプレーの守備では、勢いをつけて飛び込んでくる相手の長身選手には分が悪くなりがちです。上に乗られるような格好になると苦しいですね。
センターバックにも対応する選手ではありますが、相棒のセンターバックや中盤の選手などのフォローがないと時には苦戦を強いられることになりそうですね。
反対に、3バック時の右センターバックや1列前の右ウイングバックは上手い具合に良さが出そう。
↓攻撃だと自分のタイミングで入れるから大丈夫なんですけどね。
Great cross, great header, great moment! 🙌
Just @CesarAzpi booking our place in the @ChampionsLeague last-16! pic.twitter.com/dPR9ZoEWD6
— Chelsea FC (@ChelseaFC) December 13, 2019
今回のまとめ
今回はチェルシー所属で、スペイン代表セサル・アスピリクエタのプレースタイルなどを紹介しました。
2019-20開幕前にチェルシーからはダビド・ルイスが退団し、より一層若手が多いチームになりました。その中でベテランの役割は大きくなります。
若い選手が出す勢いに加えて、経験豊かな選手が安定感をプラスすればチェルシーは台風の目になれると思います。アスピリクエタの味のあるプレーに注目です。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!