この記事でわかること
今回はイタリア代表ミッドフィルダー、チェルシー所属で背番号5番のジョルジーニョを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下では同じカテゴリーの記事も案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元: https://www.soccer-king.jp/player/article/419093.html . https://www.transfermarkt.com/jorginho/profil/spieler/102017 )
ジョルジーニョの経歴
ジョルジーニョ(Jorginho)は1991年の12月に、ブラジルのインビトゥバで生まれました。彼はブラジルとイタリアの二重国籍です。少年期にはすでにイタリアでプレーをしていました。
2007年からエラス・ヴェローナのユースに所属しています。他チームへのローン移籍も経て、2011/12にヴェローナでトップデビュー。1年目からセリエBの30試合に出場しました。
2012/13はセリエBで41試合に出場するなど若くしてチームの中心として活躍します。2013/14からはヴェローナをセリエAに昇格させることに成功。
2013/14冬の移籍市場でナポリに移籍。シーズン後半のセリエAは15試合に出場。コッパ・イタリア優勝にも貢献しました。2015/16のセリエAでは35試合に出場。
2018/19にイングランドのチェルシーへ移籍しました。海外挑戦1年目からプレミアリーグで37試合に出場したほか、ヨーロッパリーグでも精力的にプレーし優勝に貢献。
イタリア代表では、アンダー世代での出場はないようです。2018年のネーションズリーグやEURO2020予選から存在感を高めていますね。
ジョルジーニョのプレースタイル
パスの展開力に優れたMF
そんなジョルジーニョのプレースタイルですが、ポジションはミッドフィルダー。頻繁に中央の下がりめ、守備的ミッドフィルダーに入ります。利き足は右。
フォーメーションによってはセントラルミッドフィルダー扱いにもなるでしょうけど、いずれ低めの位置でプレーする機会が多い選手です。
ジョルジーニョの身長は180センチです。中盤としてはなかなかののサイズがあり、攻撃面というよりはディフェンスの際にこの体格が役に立っています。
中盤低い位置で守備にも奔走してくれるジョルジーニョですが、司令塔タイプの選手なので当然チームの攻撃を組み立てるのも大きな仕事です。
彼は高いキックの正確性を持っていて、最終ラインからボールを引き取って周囲にパスを散らし攻撃のリズムを作るのが持ち味。技術もさすがで、ワンタッチなど難易度の高いパスも披露します。
中盤を省略して前線の選手へズバッと通す縦パスも得意です。そこでボールがおさまると攻撃のスイッチが入りますし、守備側も後ろ向きの選手が出てくるので展開が変わります。
また、グラウンダーだけでなくロビングのボールも上手。守備側の裏を狙う浮き球のボールやサイドチェンジも正確なので、キックの技術と視野の確保がしっかりできていると見えます。
↓見事な配球力です。
🎂 Happy Birthday #Jorginho!
💙 #ForzaNapoliSempre pic.twitter.com/S15YVmFMVX— Official SSC Napoli (@sscnapoli) December 20, 2018
↓粋なボールさばき。
🇮🇹 The smoothest drag back from Jorginho to take Thorgan Hazard out of the game 🔥🔥🔥#EUROSOTD | @HisenseSports | #EURO2020 pic.twitter.com/ACvCNadMvR
— UEFA EURO 2020 (@EURO2020) July 2, 2021
得点は少ないがPKの名手
守備的ミッドフィルダーを務めているとシュートを打つ機会はたいてい少なくなるものです。ジョルジーニョも例外ではないと思います。得点も少なめの選手です。
彼の得点はほとんどがPKによるものです。キックの精度を生かしたPKは名人芸で、冷静さも相まって高確率で得点に結び付けてくれます。
よく披露するのが蹴る前にピョンと小さく跳ね、キーパーの動きを見極めてから打つPKです。タイミングを外すことで先にキーパーを動かす狙いでしょう。良い意味で嫌なPKキッカーですね。
↓ピョン跳びPK。
Cool as you like! 😎#CHEBUR pic.twitter.com/uYJItlTVV5
— Chelsea FC (@ChelseaFC) January 12, 2020
守備の強度を備える
普段それほど高い位置を取らないジョルジーニョですから、相手のカウンター攻撃の際には対応しやすい場所にいますし実際に対応するのが彼のタスクです。
ジョルジーニョは攻守の切り替えがとても早い選手で、チームがボールを失うと相手に素早く寄せてボール奪取あるいは攻撃を遅らせることができます。
また、選手に寄せるだけでなくパスコースを読んだインターセプトも上手です。自身が司令塔タイプなので、パスの受け手を予想できるのかも。
決して小さくない体格のジョルジーニョですから、相手とぶつかるフィジカルコンタクトにも臆していない印象があります。中盤の底にいると頼りになりますね。
↓ボールを奪った後でも奪い返されない技巧があります。
Panic inside your own penalty area? 😬
Not Jorginho 😅#UEL | @UKEnterprise pic.twitter.com/896CKGRFbs— UEFA Europa League (@EuropaLeague) May 9, 2019
今回のまとめ
今回はイタリア代表ミッドフィルダー、チェルシー所属で背番号5番のジョルジーニョのプレースタイルなどを紹介しました。
2018/19の1シーズンのみで恩師のサッリ監督はチェルシーを去りました。ただ、ジョルジーニョがしっかりとチェルシーに残ってくれたのはチームとして大きいです。
2019/20に受けた補強禁止処分の影響もあって若手が多いチェルシーでは、彼のように経験がある選手は重要になってきます。後輩に大きい背中を見せていってほしいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!