この記事でわかること
今回はフランス代表ディフェンダー、マンチェスター・ユナイテッド所属のラファエル・ヴァランを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下では同じカテゴリーの記事も案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元: https://www.soccer-king.jp/player/article/416618.html . https://www.transfermarkt.com/raphael-varane/profil/spieler/164770 )
R・ヴァランの経歴
ラファエル・ヴァラン(Raphael Varane)は1993年4月に、フランスのリールで生まれました。リールはフランスの中でもかなり北で、ベルギーとの国境付近にある街です。
ヴァランは少年期、ASイレームのユースに所属していました。その後、RCランスに加入します。ユースでプレーし、2010/11にRCランスのBチームへ昇格しました。
ところが出来が良かったのか間もなくトップチームに招集されるように。2010/11はリーグ1で23試合に出場しています。トップデビューしたシーズンから1部リーグでこれほど試合に出るのはすごい。
2011/12にスペインのレアル・マドリードへ移籍しました。移籍金は1000万ユーロ。当初からトップチームに入れたものの1年目はラ・リーガでは9試合のみの出場。
2014/15からラ・リーガでもプレータイムを増やして27試合に出場。マドリーのチャンピオンズリーグ3連覇には、特に2016/17と2017/18で大きく貢献しています。
2021/22からイングランドのマンチェスター・Uに加入。マドリーで世界最高レベルのDFとなりましたが、相棒S・ラモスを失ったあと彼はどうなるのでしょうか。
フランス代表としてはU-18から召集されています。A代表の主要大会は2014ワールドカップから出場し、2018W杯では主力として活躍し、見事優勝を成し遂げていますね。
R・ヴァランのプレースタイル
高さと速さを兼備したDF
そんなラファエル・ヴァランのプレースタイルですが、ポジションはディフェンダー。専門的に中央のセンターバックを務めます。利き足は右。
かつては守備的ミッドフィルダーにも入っていたようですが、センターバックが板に付いた今は見ることができないのではないでしょうか。
ヴァランの身長は191センチです。文句なしのサイズを誇り、ゴール前での存在感は抜群です。空中戦にはかなりの強さを誇ります。
彼の特徴として挙げられることに、身体能力の高さがあります。スプリント力が際立っていて、長身な上にしっかり走れる選手と言うことができます。
そのため、守備範囲が非常に広いディフェンダーです。走りに走って、広大なスペースをカバーすることができるのはヴァランの持ち味のひとつでしょう。
自陣の深くに放り込まれたロングボールに対して相手選手とスプリント勝負するシーンでも、ほとんど苦にしていません。屈強なフィジカルを持ち、対人の強さはかなりのもの。
またスピードに優れていながら、それに頼りすぎて軽率なタックルを仕掛けることがほとんどないことも強みです。チャレンジにガンガン行くぞ、というタイプではありませんね。
スライディングでボールを刈りに行くところ、飛び込まずにコースを限定するところの判断が的確です。食い付かずに勝負を我慢ができるのが大きいですね。
キックの精度はまずまず
十分なサイズと優れた身体能力を持っているヴァランは守備面において傑出したパフォーマンスを見せてくれます。一方でその攻撃力はどうでしょうか。
自陣の深くからロングフィードで最前線のフォワードにボールを届けてそのままゴールをアシスト、などという足下に絶対の自信を持つタイプのセンターバックではないと思います。
際立ったキックの精度を持ち合わせているわけではないと思いますが、繋ぎのショートパスなどは無難にこなす選手ではありますね。
↓足下の技術はあるようです。
🇫🇷 Raphaël Varane spinning out of danger 💫#FlashbackFriday | @FrenchTeam | @raphaelvarane pic.twitter.com/JTBztfO3C4
— UEFA EURO 2020 (@EURO2020) April 16, 2021
たまに点を取る
守備の局面におけるヴァランの空中戦は安定していて、ヘディングに強いです。ただ、攻撃ではなかなか頭でゴールに押し込むシーンを作れていません。
そのためセンターバックの中でも得点は比較的少なめです。点を取る人はPKや直接フリーキックなしでも頭でガバガバ取りますから、ちょっと開きがありますね。
ただ、2018ワールドカップのベスト8、ウルグアイ戦ではゴールを記録しています。得点の期待感はある選手と言えるのではないでしょうか。
🏆🏆 He’s one of just 4 players to win the #WorldCup & @ChampionsLeague in the same season (along with @Oficial_RC3, @SamiKhedira & @Karembeu)
🎉 Happy birthday to @FrenchTeam defender, @raphaelvarane!pic.twitter.com/U1MLWZTQjy
— FIFA World Cup (@FIFAWorldCup) April 25, 2021
🎂🎉 Happy Birthday, @raphaelvarane! 🎁🥳 @FrenchTeam | #UEFAEURO pic.twitter.com/5v1ku5ZZAq
— UEFA.com DE (@UEFAcom_de) April 25, 2021
今回のまとめ
今回はフランス代表ディフェンダー、マンチェスター・U所属のラファエル・ヴァランのプレースタイルなどを紹介しました。
彼はサイズだけでなく高い身体能力を備えていて軽率なプレーも少ない優秀な守備者で、時折ゴールも奪える選手とお分かりいただけたかと思います。
ヴァラン個人の能力は折り紙付きですが、パートナーによって出来がかなり変わるのも事実。イングランドでどれほどのプレーができるのか必見ですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!