この記事でわかること
今回はマンチェスター・ユナイテッド所属で、元スペイン代表MFのフアン・マタを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下では同じカテゴリーの記事も案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元: https://www.soccer-king.jp/player/article/417493.htmlhttps://www.transfermarkt.com/juan-mata/profil/spieler/44068 )
フアン・マタの経歴
フアン・マタ(Juan Mata)は1988年の4月に、スペインのブルゴスで生まれました。内陸北部でビルバオの南に位置します。
マタはかつてスペイン北部に本拠地があるレアル・オビエドのカンテラに所属していました。2003年にレアル・マドリードU-17に移籍します。2006年7月にカスティージャ(Bチーム)へ昇格。
昇格直後の2006-07はリーグ戦で39試合に出場して10得点と、特筆すべき活躍を見せます。ところがフリー・トランスファーで2007-08からバレンシアに加入。
初年度からラ・リーガ24試合に出場すると、定位置を確保して主力の選手となります。翌年の2008-09は37試合11得点とブレイク。
その後、続く2シーズンも好調を維持していずれもラ・リーガで33試合以上に出場しています。
ちなみに2007-08はバレンシアでコパ・デル・レイ優勝を経験しています。準決勝セカンドレグのバルサ戦で2得点、決勝のヘタフェ戦で1得点の大活躍。新加入でこれはスゴイ。
2011-12からはイングランドのチェルシーに加入。1年目はプレミアリーグで34試合、2年目は35試合出場に加えて11得点とスペイン時代と変わらない活躍を見せます。
ただ、2013-14冬の移籍市場でマンチェスター・ユナイテッドへ移籍しました。そのシーズンの残りだけでプレミアリーグ15試合に出場。
その後はユナイテッドでも出場機会を確保します。2015-16はプレミアリーグ38試合に出場し、FAカップでは決勝で得点を挙げて優勝に大きく貢献しました。
スペイン代表ではU-16から招集されていて、その後もコンスタントに代表入りしています。
A代表の主要大会では、スペインが優勝した2010ワールドカップとEURO2012でそれぞれ1試合出場しています。
フアン・マタのプレースタイル
ボールを持って時間を作れる
そんなフアン・マタのプレースタイルですが、ポジションはミッドフィルダー。前めの攻撃的ミッドフィルダーを得意とします。利き足は左のレフティーです。
攻撃的ミッドフィルダー以外にも、両サイドでさらに前めのポジションであるウイングも務められます。なかなかのユーティリティを持っていますね。
マタの身長は170センチです。小柄な選手だということがわかりますね。スペイン人らしく、フィジカルよりもテクニカルな面に良さがある選手です。
足下の技術が高くボールコントロール能力に優れています。なので、足下でボールをおさめてタメを作ることができる選手です。
大柄な選手のように体格を強みにしてボールキープするのではなくて、ボールを足で動かして逃がしながら時間を作れるのがポイントですね。
寄せてくる相手ディフェンダーを軽快なボールタッチでかわしつつ、味方選手の動き出す時間を作ります。
この動きができるプレーヤーがチームにいるのは大きいですね。身体は小さいですが。シンプルなパスまわしの中に違いを生み出すことができます。
また、ボールを持ったときの前への推進力も魅力の選手です。奪ってからの早い攻撃でもミス少なくボールを前に運んでくれます。
カウンター攻撃でもタメを作れるのは大事ですね。スピードを落としてもボールをキープできるので、味方の攻め上がりを待つことができます。
マタのようにテクニックがある選手でないと、スピードを落とすと相手に寄せられてボールロストしてしまいます。
パスをさばき決定機も演出
前述のようにマタはボールをキープするテクニックに秀でた選手です。加えて視野の広さとパスの精度も魅力的ですよね。
低めのポジションからサイドに展開するような局面を変える長めのパスも得意です。ただ、マタのパスセンスはそれにとどまりません。
マタは得点に直結するパスも供給できます。アシストが多い選手なんですね。ゴールに近い位置でも違いを生み出すことができます。
2008-09はラ・リーガで11得点17アシスト、2012-13にもプレミアリーグで11得点17アシストを記録しています。圧倒的存在感。
ボールがなくても動きをつける
ボールのコントロールやパスセンスで攻撃を創造できるマタ。ボールを持っているときに輝く選手ですが、ボールを持っていなくても良い動きをします。
マタはオフザボールの動きも良く、味方のボールホルダーに合わせて自らゴール前に飛び込む積極性があります。だから得点も取れるんですね。
ボールをさばくのは得意でも、オフでは動きをそんなにつけない選手もいます。マタはあらゆる局面で活躍が見込めますね。
↓まるでストライカー。
Ice cold from @juanmata8 🥶#EmiratesFACup @ManUtd pic.twitter.com/uF743VPOZO
— The Emirates FA Cup (@EmiratesFACup) January 15, 2020
今回のまとめ
今回はマンチェスター・ユナイテッド所属で、元スペイン代表フアン・マタのプレースタイルなどを紹介しました。
若い選手が多い過渡期のユナイテッドにおいて、ベテランで経験豊富なマタは背中で語れる貴重な存在です。
ユナイテッドの上位復帰とマタの貢献に期待したいところです。レッド・デビルズの再生に注目しましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!