この記事でわかること
今回はインテルからサンプドリアへ移籍した、元イタリア代表ミッドフィルダーのアントニオ・カンドレーヴァを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下では同じカテゴリーの記事も案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元: https://www.soccer-king.jp/player/article/416142.htmlhttps://www.transfermarkt.com/antonio-candreva/profil/spieler/25488 )
A・カンドレーヴァの経歴
アントニオ・カンドレーヴァ(Antonio Candreva)は1987年の2月に、イタリアのローマで生まれました。きっとスーツ似合うんだろうな。
カンドレーヴァはキャリア初期に、ASDロディジャーニやテルナーナのユースに所属していました。2007-08にウディネーゼへ移籍。そのシーズンからセリエAの3試合に出場しました。
2008-09からASリボルノに期限付きで加入。1年目はセリエBで31試合に出場して経験をつみ、同時にチームのセリエA昇格に貢献します。
2009-10冬の移籍市場でユヴェントスにローン移籍します。ユーヴェは半年の在籍でしたが、セリエAで16試合2得点を記録。ちなみにこの時は元日本代表監督のザック監督。
2010-11はパルマ、2011-12はチェゼーナでプレー。2011-12冬の移籍市場でラツィオにローン移籍します。2012-13はセリエAの35試合で6得点を記録する活躍。2013-14にラツィオへ完全移籍しました。
以降も好調を維持し、2014-15と2015-16の両方ともセリエAで30試合以上に出場して2ケタゴールを挙げています。
2016-17からインテルに加入し、1年目からセリエAの全試合である38試合に出場しました。ベテランとして安定感のある活躍を披露し、2020-21にはサンプドリアへ新天地を見出しています。
イタリア代表にはU-18から招集されています。A代表の主要大会は2014ワールドカップから出場。EURO2016でも2試合に出ています。
A・カンドレーヴァのプレースタイル
前への推進力に優れたMF
そんなアントニオ・カンドレーヴァのプレースタイルですが、ポジションはミッドフィルダー。右サイドハーフでのプレーが多い選手です。利き足は右。
その他のポジションでは中央のセントラルミッドフィルダーでもプレーできますし、前線の右ウイングや3バック時の右ウイングバックにも対応。これは監督が喜ぶ。
カンドレーヴァの身長は180センチです。サイズはありますが、主戦場がサイドなので身長を生かせるシーンは守備時がメインでしょうか。
攻撃的なウイングポジションを務められることからわかるように、カンドレーバは攻撃的な面に特徴があるプレーヤーです。
彼はドリブルスピードに良さを持っていて、前への推進力が魅力です。スペースを見つけると、どんどん前へボールを持ち運んでくれます。
特に守備から早い攻撃に移るカウンターのシーンでは、単独でも右サイドの深い位置まで攻め上がるのを期待できますね。
特段フェイントを多用するわけではないと思いますが、多少の接触プレーには負けず一度スピードに乗ると簡単には止まりません。
さらに、カンドレーヴァは右足から放つクロスの精度も良いものを持っています。ショートパスよりも長いパスの方が、キックの技術が際立ちますね。
前述のようなカウンターシーンでは、彼がディフェンスラインとキーパーの間に蹴り込むアウトスイングのアーリークロスが非常に効果的です。
キーパーから逃げる軌道なのでキャッチされにくく、得点の匂いをさせます。カンドレーバが良質なアーリークロスを中央に供給できれば、ごく少ない手数で決定機を作り出せるかも。
得点力も大きな魅力
ドリブルで持ち運んでクロスを上げるのが得意なカンドレーヴァですが、シュートも上手な選手です。2013-14のセリエAではシーズン12得点を挙げています。立派な数字ですね。
特にエリア外からのミドルシュートが強烈で、スペースさえあれば高確率でゴール枠内にボールを飛ばしてきますね。
カンドレーヴァが中央にポジションを取ったときは、正確なクロスも強いシュートも持っているのでキーパーは両方を警戒しなければいけません。
↓音量注意。
豊富な運動量で守備も
攻撃面での貢献だけでなく、カンドレーヴァは守備にもハードワークできる選手です。ディフェンスでも汗をかく献身性があるんですね。
サイドバックのように守備をこなす必要があるウイングバックを務められることからも、彼のディフェンス能力がわかります。
チームがボールを持って攻める時は敵陣のゴールライン際まで駆け上がり、守備時は自陣のゴールライン付近まで戻ってくれますね。
際立ってフィジカルが強いわけではありませんが、ボールホルダーの進むコースを上手く限定したり果敢にスライディングしたりする守備には安定感を感じます。
今回のまとめ
今回はサンプドリア所属で元イタリア代表、アントニオ・カンドレーヴァのプレースタイルなどを紹介しました。
2019-20に残留争いを強いられて苦しい戦いが続いたサンプドリアですが、経験豊かなカンドレーヴァをチームに加えることに成功しました。
サイドを主戦場に攻守へ働ける選手ですから、チームの活性化に繋がりようです。吉田麻也との絡みが生まれるかにも注目ですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!