この記事でわかること
今回はアタランタからセビージャへ移籍した、元アルゼンチン代表フォワードのパプ・ゴメスを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下では同じカテゴリーの記事も案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元: https://www.soccer-king.jp/player/article/541499.html https://www.transfermarkt.com/papu-gomez/profil/spieler/20005 )
パプ・ゴメスの経歴
パプ・ゴメス(Papu Gomez)ことアレハンドロ・ゴメス(Alejandro Gomez)は1988年の2月に、アルゼンチンのブエノスアイレスで生まれました。同国の首都ですね。
パプ・ゴメスはキャリア初期、アルセナルFCに所属していました。2005-06にアルセナルでトップデビューします。1年目はリーグ戦で5試合に出場。
続く2006-07はコパ・スダメリカーナの決勝戦1stレグで2得点を挙げ優勝に大きく貢献しました。2007-08には主力として定着しリーグ戦31試合に出場。
2008-09冬の移籍市場でサン・ロレンソに加入。移籍した直後からチームにフィットし、翌年の2009-10はリーグ戦で31試合に出場しました。
2010-11にイタリアのカターニアへ移籍。さっそくセリエAで36試合に出場し、2012-13もセリエAで36試合に出場して8得点を記録しています。2013-14のみウクライナのメタリストでプレーしています。
2014-15からアタランタに加入しました。1年目はセリエAで24試合に出場し、2016-17はセリエAの37試合に出場して16得点を挙げました。これは素晴らしい活躍ですね。
2020-21冬の移籍市場でスペインのセビージャへ移籍。原因はアタランタのガスペリーニ監督と確執が生まれたからとか、そうでもないからとか。
アルゼンチン代表にはU-20から招集されています。A代表で主要大会に出場したことはありませんが、公式戦だと2018ワールドカップの予選でプレー経験があります。
パプ・ゴメスのプレースタイル
優れた足下の技術を備える
そんなパプ・ゴメスのプレースタイルですが、ポジションはフォワード。主に左ウイングやセカンドストライカーでプレーします。利き足は右。
もう少し下がりめの攻撃的ミッドフィルダーにも対応します。広く動き回る選手なので、セットポジション以外の場所にいることも多いですが。
パプ・ゴメスの身長は165センチです。かなり小柄な選手ではありますが、それを補って余りあるほどの運動量とテクニックを持つプレーヤーですね。
彼はサイズがない分、小回りが利きいたドリブルを武器にしています。足に吸い付いているような細かいタッチのドリブルからは南米の匂いを感じる気がしますな。
繊細な技術があるので、パプ・ゴメスはスピードの緩急をつけたドリブルで積極的に仕掛けることができます。速度を調節してもコントロールが乱れないのは見事。
ボールを保持しながらスピードを上げたり逆に止まったり。スピードを落とした低速でもタッチが細かいので簡単にはボールを奪われません。
なおかつパプ・ゴメスは、そのテクニックにより相手ディフェンダーの反応を見て逆を取るのが得意です。相手も、うかつに飛び込めませんね。
下手に飛び込むと逆を取られ、足を引っかけてファウルなんてことも珍しくありません。
また、彼はしばしばトリッキーな足技も披露してくれます。対峙する相手を股抜きで置き去りにしたり、ダブルタッチでかわしたり。
高度な足技は練習とアイデアから生まれているのでしょう。それは個人戦術と呼べるほどのインパクトがあります。パプは見ていて楽しいアタッカーですね。
↓股抜きは挨拶がわり。
Semplicemente #PapuGomez nell’ultimo #LazioAtalanta 🎩
Just Papu doing Papu things last year at the Olimpico 🥜#GoAtalantaGo ⚫️🔵 pic.twitter.com/R87XjkC2CQ— Atalanta B.C. (@Atalanta_BC) September 29, 2020
パスやシュートも高精度
ドリブルに見られるテクニックからも想像できますが、パプ・ゴメスはキックの技術も高いですね。味方をお膳立てできますし自らもフィニッシュできます。
短いパスはもちろんのこと、球足の長いクロスボールも質が高いです。セットプレーのキッカーを務めることも多々あります。
2018-19はセリエAで11アシストを記録するなど、アシストも多い選手です。
またミドルシュートも上手で、多少離れた距離からでもゴールの隅を突くようなシュートを蹴り込んできます。エリア付近ではフリーにできない選手ですね。
パプ・ゴメスはフリーキックからシュートを狙うこともあります。位置によってはシュートかクロスか相手も予想しづらいですね。
↓持ち運んでシュート。十八番です。
Marchio di fabbrica 🥜+⚽️
More of this in 2020? 😏🙏#GoAtalantaGo ⚫️🔵 #PapuGomez pic.twitter.com/cyjbobDyiv— Atalanta B.C. (@Atalanta_BC) January 4, 2020
プレーエリアの広さも特徴
ポジションの上では前線に位置取るパプ・ゴメスですが、ピッチのあらゆるところに顔を出すのも特徴です。それを可能にするスタミナも魅力。
彼は中盤に下りて組み立てに参加することが多いです。味方の最終ラインからはパスの出し所がないときに、気を利かせて下りてきてボールを受けてくれます。
また、敵陣内だとよくサイドに流れて良質なクロスをゴール前に供給します。神出鬼没タイプのアタッカーですね。
それに加えて、守備時には前線からプレッシャーをかけたり自陣の深い位置までプレスバックして戻ります。この献身性も見逃せませんね。
今回のまとめ
今回はセビージャ所属で元アルゼンチン代表、パプ・ゴメスのプレースタイルなどを紹介しました。
彼は巧みなドリブルを武器にゴール近辺へ進入してゴールに関与するだけでなく、低い位置まで頻繁に下りてゲームを作ることができる選手とお分かりいただけたかと思います。
近年のアタランタはガスペリーニ監督の元、パプ・ゴメスが躍動してチャンピオンズリーグでも躍進していただけに今回の移籍劇は驚き。スペインでもクリエイティブなプレーを期待します。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!
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