この記事でわかること
今回はデポルティーボからレガネスへ移籍した、日本代表ミッドフィルダーの柴崎岳を記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下では同じカテゴリーの記事も案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元: https://www.soccer-king.jp/player/article/413671.html )
柴崎岳の経歴
柴崎岳(Shibasaki Gaku)は1992年の5月、青森県で生まれました。「しばさき」であり「しばざき」ではありません。柴崎のサッカーキャリアは野辺地サッカースポーツ少年団から始まります。
中学校から私立の青森山田中学に進みます。青森山田は高校がサッカー部の強さで有名ですが、やはり中学もかなり強いようで柴崎が2年生のころに全国3位、3年生で2位になっていますね。
高校も青森山田に進学。高校2年での全国高校サッカー選手権(2009年度)は準優勝。柴崎が鹿島アントラーズへの加入が内定していた2010年度も3回戦まで進みますが、兵庫の滝川第二に敗れます。
で、2011年から鹿島アントラーズへ加入。1年目こそJ1で13試合の出場にとどまりますが、2年目以降は高校時代に受けていた期待に違わぬ活躍を見せます。2012年にJ1で31試合に出場すると、そこからは出ない試合のほうが稀なくらい。
2014年にはJ1で34試合に出場して6得点という優れた成績を残します。そんな活躍をしているうちに海外から注目を受けていたようで、2017年1月スペインのテネリフェへ移籍。
異国での生活への適応にも当初は苦しんだようですが2017-18からヘタフェに移籍し、デポルティーボへやレガネスにも加入するなどスペインで自信を持ってプレーしている模様。いがったなぁ。(東北なまり風)
日本代表では、2009年のU-17ワールドカップから出場しています。A代表としては2012年ザックジャパンの親善試合がデビューです。主要大会だと2018ワールドカップがデビュー。
柴崎岳のプレースタイル
パスの展開力が秀逸
そんな柴崎岳のプレースタイルですが、ポジションはミッドフィルダー。基本的に中央に位置取ります。セントラルミッドフィルダーでのプレーが多いでしょう。利き足は右。
ポジションは低めにとる傾向がありますが、プレー自体は攻撃を組み立てる「攻撃志向」なので中盤でコンビを組む相棒は守備的な選手が起用されることが多いと思います。
で、その攻撃の組み立てが柴崎のストロングポイントになりますね。周囲の状況を把握する視野の広さと、見つけたパスコースへ正確に配球するパス精度は長短を問わず特筆するものがあります。
自陣の深くから始まる遅攻の際には、柴崎自ら味方のディフェンダーに近付いてボールを受けに行きます。そしてボールを持ちながらパスコースを探すわけですが、そこからズバッと出す縦パスは柴崎の得意技です。
基本的に相手の守備陣は縦パスを入れられるのを嫌います。一気にボールが自分たちのゴールに近付いてきますし、そこから攻撃のスイッチが入りテンポが上がると数回のパスでゴール前まで進入されてしまいますから。
ですので相手チームの特にミッドフィルダーが縦パスを入れさせないようにコースをふさぐのですが、柴崎はそれでもタイミングをついた正確なパスを入れてきます。彼には攻撃のスイッチを入れる役割があるんですね。
また、相手チームからボールを奪ってカウンターを仕掛ける際にも柴崎のパスセンスは発揮されます。自分がいるサイドとは反対のサイドもとらえる視野の広さがありますから、フリーの味方選手を見つけ出すことができます。
正確なロングパスでフリーの味方にボールを渡し、ピッチの局面を変える展開力には柴崎も自信を持ってプレーしていることでしょう。
加えて、ボールキープ能力も良いものを持っています。自陣でボールを持っているときに相手からプレッシャーを受けてもボールを失わず、そういったボールコントロール能力も司令塔にふさわしいものがありますね。
強烈なミドルシュート
攻撃の際には低めの位置からスタートすることが多い柴崎は、相手のペナルティエリアそばまで近づく機会は多くありません。ただ、好機と見るやパンチのあるシュートを打ちます。
キック精度を生かしたシュート力も強力です。そういったミドルシュートもありますし味方の動き出しに合わせたスルーパスも当然柴崎なら狙っています。
エリア付近で柴崎にボールを持たれたらしっかり寄せないと相手は後悔することになるでしょう。
守備の強度はもう少し
セントラルミッドフィルダーやボランチの選手は攻撃の時にもそこまでポジションを上げずカウンターに備える必要がありますし、自陣に引いた守備の時も味方センターバックの前を埋める役割があります。
中盤といえども守備力が大事なポジションなわけですが、柴崎のディフェンス的センスは決して低くはないと思います。
ただ、ハードに当たってくる南米の選手などには苦戦することがあるかも。強度がもっと上がればなお良いでしょうね。
今回のまとめ
今回はレガネス所属で日本代表、柴崎岳のプレースタイルなどを紹介しました。
年齢的にも脂がのってきた柴崎は日本代表にも欠かせない選手になっていますし、クラブでも2019-20から新天地を選んでいます。より一層の活躍を見せてくれそうな匂いがしてきますね。
レガネスも1部で頑張っていたクラブですし、クラブや代表での活躍次第ではまだまだステップアップが見込めます。頑張っていただきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!