この記事でわかること
今回はバイエルン・ミュンヘン所属で、カナダ代表ディフェンダーのアルフォンソ・デイヴィスを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下では同じカテゴリーの記事も案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元:https://www.soccer-king.jp/player/article/901515.html . https://www.transfermarkt.com/alphonso-davies/profil/spieler/424204)
A・デイヴィスの経歴
アルフォンソ・デイヴィス(Alphonso Davies)は2000年の11月に、ガーナのブドゥブラムで生まれました。なお、リベリアとカナダ国籍を保有しています。
彼の親がリベリアの内戦から逃れてブドゥブラムに難民として滞在しているときにデイヴィスが誕生。カナダには2005年から住んでいて、カナダ国籍は2017年に取得しました。
デイヴィスはエドモントン・ストライカーズを経て、2015年からバンクーバー・ホワイトキャップスに移籍します。当初はユースチームに加入していました。
2015-16にホワイトキャップスでトップデビュー。2017-18にはMSLの31試合に出場して8得点という優れた成績を残しました。なお、この頃はウイングでプレーしていました。
2018-19からドイツのバイエルン・ミュンヘンへ加入。1年目のデイビスはブンデスリーガ1部において6試合の出場にとどまります。ただ、翌年に状況が一変。
チーム事情によってサイドバックに転向すると、それまでと違う才能が開花してチームの主力に定着。世界的なヤングスターとして注目される選手になりました。
カナダ代表にはU-20から招集されています。A代表の主要大会はゴールドカップ2017から出場していて、これからの活躍にも大いに期待がかかります。
A・デイヴィスのプレースタイル
強烈なスピードを誇るSB
そんなアルフォンソ・デイヴィスのプレースタイルですが、ポジションはディフェンダー。現在では主に左サイドバックでプレーします。利き足は左のレフティー。
前述のとおりキャリア最初期は前線のウイングでプレーしていたので、当然そちらもプレー可能。メディアによってはミッドフィルダー扱いだったりもします。
デイヴィスの身長は181センチです。ウイングにしろサイドバックにしろ、必要十分なサイズを有していることがわかります。守備時にキーになるポイントですね。
A・ワン=ビサカもウイングからサイドバックへコンバートされた選手ですが、彼のようにデイヴィスも身体能力にとても優れた選手です。そこが一番の売りになります。
その身体能力、特にスプリント力は攻撃参加時に大いに発揮されます。前方にスペースがある時に繰り出す大きい蹴り出しのドリブルは驚異的。
細かいタッチや足技を駆使するよりも、その加速力でブチ抜いていくのかデイヴィス流なようです。静止状態からの再加速に追いすがることは困難でしょう。
また、もともと前線でプレーしていたことから攻撃的な思考の持ち主です。ボールが逆サイドにある時などは頻繁にゴール前まで進入してきます。
ファーサイドはマークもズレがちなので、守備側からすると嫌なものですね。
↓ブチ抜き。試合中に時速36.51kmを記録した経験も。
💨 Road Runner 😃
🏆 Champions League winner ✅🥳 Happy 20th birthday, @AlphonsoDavies! #UCL | #HBD | @FCBayernEN pic.twitter.com/AzrZizzXcb
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) November 2, 2020
↓ファーサイドからディフェンダーの前にいきなり出現。
GOL Canadá, Alphonso DAVIES No. 12 | @FEDEFUTBOL_CR @CanadaSoccerEN #CopaOro2017 pic.twitter.com/TZivuV56q7
— Concacaf (@Concacaf) July 12, 2017
なかなかのクロス精度
強烈なスピードを武器に上下動するデイヴィスは、ウイングでプレーしていたこともありキックの正確性もある程度持ち合わせています。
あくまで彼がウイングでプレーしていた時期ですが、2017-18はリーグ戦で10アシストを記録しています。十分に味方をお膳立てできるキック精度と言えるのでは。
なお、浅い位置からアーリークロスを入れるようなプレーよりは、あくまでスピードを生かして深い位置まで進入してから鋭いクロスを中央に入れる印象が強いです。
🔴 Alphonso Davies at Stamford Bridge 🔥#CanadaDay | @AlphonsoDavies pic.twitter.com/tnaYJJbeNB
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) July 1, 2020
守備力はスピードで補う
攻撃参加で相手チームに脅威を与えるデイヴィスですが、その守備力はどうでしょうか。ポジショニングに関しては甘さがあるようで、そこは経験が少ないので仕方ない部分もあります。
ただ、位置取りが多少甘いくらいであれば彼のスピードで補完できてしまうのも事実。一度剥がされても追いつくことができます。速さを生かしたカバーリングも良いですね。
サイズに関しても181センチと、サイドバックとしては上出来です。ガッチリした体格ではありませんが、スピードも相まって対人の守備力はなかなかのものでしょう。
今回のまとめ
今回はバイエルン・ミュンヘン所属でカナダ代表、アルフォンソ・デイヴィスのプレースタイルなどを紹介しました。
2000年生まれのニューカマーではありますが、バイエルンというメガクラブにおいてデイヴィスは確かな地位をすでに築いています。全くもって驚異的です。
これからも熾烈なポジション争いに身を投じていくでしょうが、ぜひ多くの試合で見てみたい選手ですね。一層の成長に期待しましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!