この記事でわかること
今回はマンチェスター・ユナイテッド所属でイングランド代表フォワードの、マーカス・ラッシュフォードを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下では同じカテゴリーの記事も案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元: https://www.soccer-king.jp/player/article/480879.html . https://www.transfermarkt.com/marcus-rashford/profil/spieler/258923 )
M・ラッシュフォードの経歴
マーカス・ラッシュフォード(Marcus Rashford)は1997年の10月に、イギリス(イングランド)のウィゼンショーで生まれました。マンチェスターにあります。
ラッシュフォードは少年期、2003年からフレッチャー・モス・レンジャーズに所属していました。その後、2005年からマンチェスター・ユナイテッドのアカデミーに加入。
2015/16は当初U-23などでプレーしていましたが、2016年の2月にマンチェスター・Uでトップデビューします。ホームでのリーグ戦、対アーセナルで2得点1アシストを記録し一躍ヒーローに。
↓トップチームのデビュー戦。(ヨーロッパリーグの試合で、上記アーセナル戦ではありません)
⏪ #OTD in 2016, an unforgettable Manchester United debut…
🔴 Marcus Rashford ⚽️⚽️@ManUtd | #TBT | #UEL pic.twitter.com/VhwOUst77X
— UEFA Europa League (@EuropaLeague) February 25, 2021
2016/17にはチームの主軸としてプレーし、プレミアリーグ32試合に出場します。そのほかヨーロッパリーグ制覇にも尽力し、カラバオカップも優勝しました。2冠です。
2018/19はプレミアリーグで33試合に出場して10得点を記録します。なおかつ、チャンピオンズリーグのラウンド16でパリSG相手にパルク・デ・プランスの悲劇とも言える逆転劇の立役者に。
イングランド代表にはU-16から招集されています。A代表の主要大会ではEURO2016から出場。終わり方が少々悪かったですが。2018W杯ではベスト4フィニッシュ。
M・ラッシュフォードのプレースタイル
速さと上手さを兼備したFW
そんなマーカス・ラッシュフォードのプレースタイルですが、ポジションはフォワード。前線であれば様々な位置に対応します。利き足は右。
よく位置取るのは左ウイングとセンターフォワードです。いずれ、定点でボールを待っているドッシリとしたタイプではありません。
ラッシュフォードの身長は185センチです。結構なサイズがありますが、彼は肉体派というよりは速さと上手さで勝負していくタイプですね。
ドリブルでの仕掛けをラッシュフォードは得意にしていて、よく利き足側でない左サイドからドリブルで勝負します。なので縦よりは中央方向によくカットインを見せます。
そのドリブルは自身の身体能力とテクニックの両方を上手に生かしたものになっています。なにぶん速いので、スピードの緩急をつけたドリブルが強力です。
ラッシュフォードのペースでボールを運ばれ、彼に合わせてディフェンダーがスピードを落としてしまうと再加速した時は置き去りにされてしまいます。
なおかつ、彼はドリブルのテクニックにも優れています。ただ速いだけでなく、多様なフェイントを織り交ぜてくるのが本当に守りづらいでしょうね。
トリッキーと言えるような技巧をラッシュフォードは駆使してきまして、エラシコなどの高等テクニックや股抜きといったアイデアもあるのがすごい。
シンプルなスピードスターではなく、見ていて楽しいウインガー系ストライカーですね。ちなみに裏抜けよりも比較的足下でボールを受けたがる傾向にあります。
↓なんと軽快なタッチ。
The double move 🔥🔥🔥
🏴 Rashford wins Skill of the Day 👏#EURO2020 | #HisenseSkills | @HisenseSports pic.twitter.com/PicKi8KWkW
— UEFA EURO 2020 (@EURO2020) November 18, 2019
↓空きスペースや隙を逃しません。
Rashford last time out ⚽️⚽️⚽️
Will he score at İstanbul Başakşehir?#UCL pic.twitter.com/ZMConHWJb8— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) November 4, 2020
シュートレンジが広く上手い
自らドリブルで持ち運んだり、スペースでボールを受けたり。ラッシュフォードは色々なパターンでゴールに迫ってきます。得点能力も大したものです。
肝心なフィニッシュの部分も彼は問題にしていません。冷静にコースを狙ったシュートが見事ですね。浮いたボールへ足裏で合わせたりするワンタッチシュートも上手。
ゴール付近でキーパーと一対一になるようなシーンで上記のような上手さがでますが、ラッシュフォードは低めの位置でボールを持っている時も怖い存在です。
ミドルシュートも強烈な無回転を蹴り込むことができますし、直接フリーキックも得意にしています。レンジ問わずゴールを狙えるのはストライカーとして大きい技能でしょう。
↓ストライカー然とした冷静なフィニッシュ。
🏴 Marcus Rashford 🎯
⏪ Throwback to @HKane ➡️ @MarcusRashford! pic.twitter.com/xTvujA5583
— UEFA EURO 2020 (@EURO2020) May 19, 2020
↓コースを狙ったフリーキック。
🔴 Marcus Rashford scores in 2017 UEL semi-final 🎯⚽️@ManUtd | #UEL pic.twitter.com/AJFzBaXLgH
— UEFA Europa League (@EuropaLeague) August 16, 2020
アシストで味方を使うことも
ラッシュフォードはキックの精度と局面での冷静さを持ち合わせる選手です。ボールを持っているときは色々な選択肢を持ち合わせています。
クロスボールの正確性が高いですし、連動して動く味方にスルーパスを出すこともできます。2019/20はリーグ戦で9アシストと、なかなかの数字を残していました。
自分でのフィニッシュに味方へのお膳立て、色々なことができるので彼のドリブルの仕掛けだけを警戒してると痛い目を見そうですね。
↓長ーい浮き球のクロス。
🎯 Rashford with a pinpoint pass to @Fellaini in 2017!#UEL | #OTD | @MarcusRashford pic.twitter.com/RY6ZIkRlET
— UEFA Europa League (@EuropaLeague) May 11, 2020
今回のまとめ
今回はマンチェスター・ユナイテッド所属でイングランド代表、マーカス・ラッシュフォードのプレースタイルなどを紹介しました。
2018-19を6位でフィニッシュするなど、ユナイテッドが過渡期を迎えているのはほぼ間違いないでしょう。その中でラッシュフォードはどのくらいチームに貢献できるでしょうか。
難しい時代に合わせて登場してきたニューヒーローにも見えます。彼がどこまでユナイテッドを引っ張り上げることができるか、期待して見守りましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!