この記事でわかること
今回はイタリア代表ミッドフィルダー、ラツィオ所属で背番号29番のマヌエル・ラッザリを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下では同じカテゴリーの記事も案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元: https://www.soccer-king.jp/player/article/666678.html . https://www.transfermarkt.com/manuel-lazzari/profil/spieler/331401 )
M・ラッザリの経歴
マヌエル・ラッザリ(Manuel Lazzari)は1993年の11月に、イタリアのバルダーニョで生まれました。ベネチアから西にある街です。
少年期からキャリア初期にかけてのラッザリはUCモンテッキオ・マッジョーレ、ACDポルト・トッレSSC、ACジャコモネーゼでプレーしていました。
2013/14にSPALへ移籍します。2014/15にSPALでトップデビューしていて、2016/17にはセリエBで39試合に出場しています。欠かせない戦力だったことがうかがえますね。
SPALが昇格した2017/18はセリエAで36試合プレーしました。トップリーグでも彼の実力は通用し、上位チームの関心を引きます。
2019/20からラツィオに加入しました。移籍金は1375万ユーロ。イタリアの名門チームでラッザリがどこまで爪痕を残せるのかが注目されますね。
イタリアA代表にもラッザリは招集された経験があります。初出場は2018年、ネーションズリーグです。ここから代表でも定位置を掴めるのか期待しましょう。
M・ラッザリのプレースタイル
スピードあるサイドアタッカー
そんなマヌエル・ラッザリのプレースタイルですが、ポジションはミッドフィルダー。本職は右サイドハーフです。利き足は右。
フォーメーションによってはカバーエリアがさらに広い右ウイングバックにも入ります。適応範囲の広さは彼の持ち味ですね。
ラッザリの身長は174センチです。サッカー選手としては比較的小柄ですが、攻守ともゴール前にドシッと構える選手ではないのであまり気になりません。
彼の特徴として挙げられるのが、そのスプリント能力です。スピードあふれる突破は見た目にも速さが伝わってきます。
ボールを持った時にラッザリのスピードが特に生きてきます。大きく蹴り出す高速ドリブルは対峙する相手に大きな脅威を与えます。けっこうな確率で相手選手を振り切ることができますね。
トリッキーなフェイントを多用するタイプの選手ではありませんが、スピードの緩急だけで十分に勝負ができるのが彼の良さと言えるのでは。
彼は主に右サイドから縦に仕掛ける選手ですが、鋭い切り返しも効果的に使っています。トップスピードから静止する速度の差が大きいので、スペースを作って左足でもクロスをよく上げます。
加えて速攻などで前方にスペースがある時は、上手にコースを取ってフリーランニングを行います。大外を駆けるオフザボールの動きによって、ボールを受ければサイドで起点を作ることができますね。
クロスの精度が良い
スピードあふれるドリブル突破が魅力的なラッザリですが、キックの精度も良いものを持っています。正確なクロスボールも持ち味のひとつですね。
2018/19にはリーグ戦だけで9アシストを記録しており、彼のキックがいかに効果的かを物語っています。サイドの選手でこの数字は立派ですな。
蹴り方にしても単純なクロスだけでなく、味方から受けるパスをダイレクトで蹴り込んで良いクロスにすることも珍しくありません。フリーでクロスを蹴らせるのは危険な選手ですね。
↓上記9アシストはイタリア人で最高タイの数字。
8 – No other Italian player provided more assists than Manuel #Lazzari in Serie A in 2018/19 (8, level to Fabio Quagliarella). Eagle. pic.twitter.com/aooh09MWLg
— OptaPaolo (@OptaPaolo) July 2, 2019
右WGから右SBまで対応
スピードとテクニック、キックの正確性が良いラッザリですが、適応するポジションの多さも忘れてはいけません。右サイドであればあらゆるポジションに入ることができます。
攻撃的な位置であれば右ウイング、守備的な位置であれば右サイドバックを担当。両方の動きをこなす必要があるウイングバックがある意味一番良いのかもしれません。
ウイングバックは敵陣のゴールラインから自陣のゴールラインまで走り回るポジションですが、ラッザリは試合を通して走り切る運動量も備えています。
ポジション適性の多さと豊富な運動量を兼備しているラッザリは、どのチームにいても水準以上の活躍をしてくれそうな気がします。
今回のまとめ
今回はイタリア代表ミッドフィルダー、ラツィオ所属で背番号29番のマヌエル・ラッザリのプレースタイルなどを紹介しました。
2019/20からラツィオに加入したラッザリは、S・インザーギ監督の戦術に適応し右ウイングバックとして精力的に上下動しています。
イタリア代表は両サイドバックの人材が2000年代あたりよりも減っている印象がありますので、彼にはアッズーリの方も盛り立てていって欲しいですね。
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