この記事でわかること
今回はスイス代表ミッドフィルダー、メンヘングラードバッハ所属で背番号8番のデニス・ザカリアを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下ではオススメの記事を案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元:https://www.soccer-king.jp/player/article/646827.html . https://www.transfermarkt.com/denis-zakaria/profil/spieler/334526)
D・ザカリアの経歴
デニス・ザカリア(Denis Zakaria)は1996年の11月に、スイスのジュネーブで生まれました。スイスの中でもかなり西にあって、フランスが近い街です。
ザカリアはジュネーブが本拠地のセルヴェットFCユース出身の選手で、2014/15にセルヴェットFCでトップデビュー。2部リーグの6試合、U-21のリーグ戦でも13試合プレーしています。
2015/16からBSCヤングボーイズに加入。結果2シーズンの在籍となりまして、しっかりとプレータイムを確保しました。怪我が少ないともっと良かったのですが。
2017/18にドイツのメンヘングラードバッハへ移籍。移籍金は1200万ユーロ。加入後からチームにフィットすると、2018/19はブンデスリーガの31試合に出場します。
2019/20中盤から2020/21序盤は膝の大怪我で試合に出られない日々が続きましたが、その後に克服。チーム史上初となるチャンピオンズリーグ16強進出も経験しました。
スイス代表にはU-19から出場しています。A代表の公式戦は2016年のW杯予選がデビュー。そこからは各大会でプレータイムを得ています。
D・ザカリアのプレースタイル
フィジカルと技術を兼備したMF
そんなデニス・ザカリアのプレースタイルですが、ポジションはミッドフィルダー。基本的にはセントラルミッドフィルダーを務めます。利き足は右。
フォーメーションによっては低めに位置取る守備的ミッドフィルダーにも分類され、さらに最終ラインでセンターバックを務めることも。これは3バック時の中央でよく見られます。
ザカリアの身長は190センチです。最終ラインに混ざっても遜色ない長身で、身体の強さも充分なものがありますね。この大きさの選手が中盤に控えているのは頼もしいです。
彼の特徴に挙げられるのは、それだけの大柄でありながら走力にも優れている点です。ポジション柄そこまで頻繁にスプリントする方ではありませんが、トップスピードはけっこうなレベルです。
そのため中盤の低めのポジションで広い守備範囲とタフなディフェンスを発揮することができます。地上では走力を、空中でも長身を生かして相手の攻撃を跳ね返します。
また見逃せないのが彼のボールテクニックです。ザカリアは大きくて身体が強いだけでなく技術にも優れていて、スペースがある時にはドリブルの推進力を発揮します。
これがかなり強力で、スピードがある上にボール運びも上手く接触にも耐性がありますから、止めるのは難儀します。時にはダブルタッチなどの足技を使う余裕も見せてくれます。
言ってしまえばデカくて強くて上手い、そんな選手ですね。そこにスピードも入ってきます。諸々の特徴から、P・ポグバになぞらえる声もあるとかないとか。
パスの展開力を備える
大柄で身体能力に優れつつも繊細な技術を持っているザカリアは、キックも上手なミッドフィルダーです。長短を問わず中盤から前線にボールを散らしてくれますね。
ベースのポジションが後ろめなのでアシストの数は多くありませんが、遠くの味方も視野に捉えており有効なサイドチェンジキックを蹴ります。
加えて最終ラインでセンターバックをしていても良いキックを繰り出せるのは大きいですね。3センターバックの中央から攻撃参加するリベロとしても優秀な選手です。
前線で得点に絡むことも
前述の通りザカリアは基本的に後ろにポジションを取る選手です。ただ、ボールの持ち上がりを得意としていることからスルスルと前線に顔を出してくることも少なくないですね。
自分で屈強な身体を誇示するかのようなドリブルを試みても良いですし、空きスペースにフリーランニングをしても相手からすると捕まえづらいでしょう。
このあたりを考えると守備的なポジションの選手ではありますが、攻撃への参加も好きそうな感じがします。常に攻撃参加のタイミングを狙っている狡猾な選手と言えるかも。
↓ふと気付くと前線にいることも。
#OnThisDay in 2⃣0⃣1⃣9⃣
🔝😎⚽️ @Deniszakaria8 🆚🇬🇪#EuroQualifiers | #EURO2020 | @nati_sfv_asf pic.twitter.com/dpxi7KI1b3
— UEFA.com DE (@UEFAcom_de) March 23, 2021
今回のまとめ
今回はスイス代表ミッドフィルダー、メンヘングラードバッハ所属で背番号8番のデニス・ザカリアのプレースタイルなどを紹介しました。
彼は身長190センチの長身かつ屈強な身体をしているだけでなくスプリント力もあり、守備やボールの持ち運びを得意としている選手とお分かりいただけたかと思います。
2020年に大きい怪我を負った影響で戦線から長く離れていたザカリア。トップフォームに戻るには時間がかかるかもしれませんが、ポテンシャルは確かです。スケールの大きなプレーを期待しましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!