この記事でわかること
今回は元アルゼンチン代表フォワード、パリ・サン=ジェルマン所属で背番号9番のマウロ・イカルディを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下では同じカテゴリーの記事も案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元: https://www.soccer-king.jp/player/article/419668.html . https://www.transfermarkt.com/mauro-icardi/profil/spieler/68863 )
M・イカルディの経歴
マウロ・イカルディ(Mauro Icardi)は1993年の2月に、アルゼンチンのロサリオで生まれました。同国内陸で、少し東寄りにある街です。
イカルディは育成年代にCFサラテアやUDベシンダリオ、バルセロナでプレーしていました。バルサのカンテラではU-19まで昇格しています。
2010/11冬の移籍市場でイタリアのサンプドリアへローン移籍。シーズン終了後には完全移籍し、2012/13にはセリエAの31試合で10得点を記録しました。
2013/14にインテルへ移籍。2014-15くらいから出場を増やしてエースストライカーとして活躍します。2017/18にはセリエAの34試合で29得点と大爆発。
2019/20はフランスのパリ・サン=ジェルマンへローン移籍。新天地で心機一転、2020/21にはインテルから完全移籍で加入しています。移籍金は5000万ユーロ。
アルゼンチン代表ではU-20から招集されています。A代表デビューは2013年のW杯予選でした。以降は大陸予選レベルの試合にしか出場していません。いろいろあったので。
M・イカルディのプレースタイル
敵の背後を常に狙うFW
そんなマウロ・イカルディのプレースタイルですが、ポジションはフォワード。専門的に中央のセンターフォワードを務めます。利き足は右。
イカルディの身長は181センチです。相手チームからしても、ゴール前に張っていると嫌な良いサイズを有していますね。
イカルディのプレーで特徴的なのは、いつでも相手のディフェンスラインを意識して駆け引きをしていることです。
決してスピードスターというほどの速さがあるわけではないと思いますが、ディフェンスラインの裏に抜け出すタイミングが非常に良い選手です。
ピッチ中央で中盤の選手あるいはサイドでウインガーがボールを持っているときに、相手の背後へ抜けボールが来なければ再び戻るという動きを繰り返します。
上手くボールの出し手と連携が取れてボールが来たときは、冷静に足下でおさめてハンターのようにゴールを狙います。
そういった傾向がある選手なのでボールに触れる回数は少ない方だと思いますが、イカルディにはそれで十分。飛び出しのタイミングが絶妙なので得点を量産できます。
またゴール嗅覚に優れているので、こぼれ球への反応も早いです。このあたりは本人の感覚的なものや経験、そしてトレーニングの成果かと。
同じタイミングで裏に走っている選手がいても、シュートミスやスルーでボールが自分のもとへ転がってくることも予想している抜け目のなさも持ち合わせています。
↓まるで予知能力。
Since joining Paris, Icardi has scored 9 goals in 10 games 🔥🔥🔥#UCL | @PSG_inside pic.twitter.com/oj04LDRWnL
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) November 20, 2019
ワンタッチシュートの名人
相手ディフェンスラインの背後でボールを受けるプレーが得意なイカルディは、そのスタイルに必要なシュート技術も高いレベルで有しています。
サイドから流れてくるパスを、足のインサイドで面を作ってゴール枠内に流し込むワンタッチシュートが特に上手。難度の高い浮き球のボレーも披露してくれます。
また、サイズを生かしたヘディングシュートも得意です。ディフェンダーの前に飛び出し、クロスボールをニアで逸らしてゴールに結びつけるのもイカルディならでは。
ボールタッチ数は多くない
基本的にスペースでボールを受けたがるイカルディは、あまりポジションを低い位置に下げない傾向にあると思います。あくまで最前線で勝負したい選手ではないでしょうか。
もちろん時には中盤に下りてボールの中継役であるポストにもなりますが、本来イカルディが得意なスタイルではなさそう。
ポジションを下げるより前線でディフェンスラインと駆け引きをしたがるという観点で見ると、R・レバンドフスキが近いイメージでしょうかね。
そういった観点からボールタッチ数は少ない傾向にあります。ただ、一瞬の隙でゴールを奪ってしまうところもレヴィと似たような怖さがあります。
今回のまとめ
今回は元アルゼンチン代表フォワード、パリ・サン=ジェルマン所属で背番号9番のマウロ・イカルディのプレースタイルなどを紹介しました。
インテルから2019-20にフランスへやってきたイカルディ。本来のゴール感覚を発揮すれば恐ろしい存在のフォワードです。
周囲に良い配球ができる選手がいますから、彼も活躍しやすいでしょう。再び輝きを見せてくれることを期待しています。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!