この記事でわかること
今回はバイエルン・ミュンヘンからリヴァプールへ移籍した、スペイン代表ミッドフィルダーのチアゴ・アルカンタラを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下では同じカテゴリーの記事も案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元: https://www.soccer-king.jp/player/article/416525.htmlhttps://www.transfermarkt.com/thiago/profil/spieler/60444 )
チアゴの経歴
チアゴ・アルカンタラ(Thiago Alcantara)は1991年の4月に、イタリアのサン・ピエトロ・ベルノーティコで生まれました。え、イタリア?となると思います。
実父はバスコ・ダ・ガマやフィオレンティーナ、バレンシアでプレーしたブラジル人のマジーニョ。イタリアでプレーしていた際にチアゴが誕生したのでしょうね。
バルセロナやセルタでプレーしているラフィーニャは実の弟。チアゴはスペイン代表、ラフィーニャはブラジル代表を選択しています。さらに、いとこはロドリゴ・モレノ。
チアゴは少年期に、スペインのケルメCFやブラジルのフラメンゴでプレーしていました。その後、2005年からバルセロナのカンテラに加入します。
2011-12にバルサでトップ登録。トップ1年目からラ・リーガ27試合に出場と、なかなかの出場機会を得ます。
ただ、2013-14からドイツのバイエルン・ミュンヘンに加入。ペップ監督がバイエルンの監督になったことが影響したようですね。移籍から2年間は怪我やコンディションの問題から、出場時間は限定的でした。
2015-16はコンディションを取り戻し、ブンデスリーガで27試合に出場。2016-17も同じく27試合に出場して得点も6つ記録しています。2018-19はブンデスリーガで30試合に出場。
2020-21にイングランドのリヴァプールへ移籍が発表されています。バイエルンで3冠を達成し、新しいチャレンジと言うことでしょうか。活躍が見逃せませんね。
スペイン代表にはU-16から継続的に招集されています。怪我の影響もあり、A代表の主要大会デビューはEURO2016から。2018ワールドカップにも出場しています。
チアゴのプレースタイル
ハイレベルな配球が特徴
そんなチアゴ・アルカンタラのプレースタイルですが、ポジションはミッドフィルダー。中央のセントラルミッドフィルダーを務めることが多いです。利き足は右。
その他、前めの攻撃的ミッドフィルダーやフォーメーションによっては守備的ミッドフィルダーも担当します。どんな状況でもどこかには入れますね。
チアゴの身長は174センチです。比較的小柄な選手ではありますが、自陣敵陣ともにゴール前で仕事をする機会はそう多くないので気になりません。
チアゴは攻撃時の配球で特に持ち味を発揮することができます。パスの精度とセンスに優れています。技術だけでなく感覚的な部分にも良さがあるんですね。
基本的にはアンカーのような低めの位置で最終ラインからボールを引き取って攻撃を始めます。そこから左右に散らすパスも中央に入れる縦パスも正確。
またチアゴは少し高めの位置に動き、ライン間(相手の中盤とディフェンダー間のスペース)でボールを受けることもあります。
このように、チアゴはパスを受けられる場所を探すのが上手いのでしょうね。攻撃の中継役としてピッチを動き回ります。
加えて、攻撃のテンポを変えるパスも得意です。比較的ゆっくりしたパス回しから、ズバッと鋭い縦パスを入れたり相手の背後を突く浮き球を出したり。
得点を直接アシストするよりも、その一歩手前の繋ぎへの関与が多いのではないでしょうか。M・ピアニッチ的な。
↓とはいえ、こんなこともできます。
😀 Clever Thiago Alcántara free-kick…
⚽️ Thomas Müller#UCL | @FCBayernEN pic.twitter.com/tkS4ysDjXo— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) July 1, 2020
時には鋭く攻め上がる
チアゴが主にプレーするエリアは中盤の低めの位置です。そして、時折ペナルティエリアの手前まで出てくるタイプかなと思います。
ただ頻度は高くないものの、チアゴはカウンターの時などの早い攻撃で思いきってゴール前に飛び込んでくることがあります。周囲の状況を常に見ているんですね。
フォワードではない2列目より後ろの選手の飛び出しは、守る側も誰がマークに付くか迷いがちなので効果的ですね。
キックの精度自体が高いのでシュートも上手。得点は多い方ではありませんが、起用方法によってはもっと取れると思います。
↓ゴールを挙げたのがチアゴ。動きがフォワードのよう。
Lewandowski ➡️ Thiago 🤩pic.twitter.com/3T1ib7475f
— Goal (@goal) October 9, 2019
守備でも球際がハード
中盤の底で攻撃のコントロールをするチアゴは、チームがボールを奪われたあとにはすぐに対処をする必要があるポジションの選手です。
わりかし小柄なチアゴは、身体を当てにいくショルダータックルというよりスライディングで勝負にいくことが多い印象があります。
チアゴはスライディングなどボールの奪い合いにおいて、守備でも球際でハードに戦える選手ですね。接触プレーを恐れないため、アンカーの位置にいると心強い。
攻守に働くチアゴは移籍市場でも人気。怪我が少ないともっと良いのですが、ちょっと離脱が多いような。
今回のまとめ
今回はリヴァプール所属でスペイン代表、チアゴ・アルカンタラのプレースタイルを紹介しました。
2019-20はバイエルンでトレブルを達成し、そのサッカーセンスをいかんなく披露しているチアゴ。新天地に選んだのは、一昨シーズンのCL王者であるリヴァプールです。
どちらかと言えばハードワーカータイプが多いリヴァプールの中盤ですから、創造性あるプレーができるチアゴの加入は楽しみですね。
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