この記事でわかること
今回はボスニア・ヘルツェゴビナ代表ミッドフィルダー、バルセロナ所属で背番号8番のミラレム・ピアニッチを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下では同じポジションで活躍する選手の記事も案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元: https://www.soccer-king.jp/player/article/418167.html . https://www.transfermarkt.com/miralem-pjanic/profil/spieler/44162 )
M・ピアニッチの経歴
ミラレム・ピアニッチ(Miralem Pjanic)は1990年の4月に、旧ユーゴスラビアのトゥズラで生まれました。現在はボスニア・ヘルツェゴビナに属しています。
ピアニッチはルクセンブルクの国籍も有していて、かつては同国のFCシフランジュのユースに所属していました。
その後2004年にフランスのFCメスに移籍すると、2007-08にメスでトップデビュー。そしてデビューシーズンにもかかわらずリーグ1で32試合に出場し4得点をマークします。
2008-09にリヨンへ加入。1年目の出場は多くなかったですが、2年目の2009-10はリーグ1で37試合6得点とチームの中心選手として定着します。2009-10チャンピオンズリーグでも12試合でプレー。
2011-12の8月からイタリアのローマに移籍。2013-14はセリエAで35試合6得点、2015-16は33試合に出場して10得点を挙げるなどチームの中心として実力をいかんなく発揮。
2016-17にユヴェントスへ加入します。ピアニッチはどのチームでも適応が早いのか、1年目からもうセリエAで30試合に出場しました。以降もチームに欠かせない司令塔として君臨していました。
2020-21からスペインのバルセロナへ移籍。移籍金は6000万ユーロ。ベテランの年齢に近いですが、配球力の健在ぶりを如何なく発揮して欲しいものですね。
ナショナルチームは、アンダー世代ではルクセンブルク代表を選択していてU-17から招集されています。A代表からボスニア・ヘルツェゴビナ代表に。2014W杯では初勝利に1ゴール1アシストで貢献。
M・ピアニッチのプレースタイル
パスの展開力に優れたMF
そんなミラレム・ピアニッチのプレースタイルですが、ポジションはミッドフィルダー。メインは中央のセントラルミッドフィルダーです。利き足は右。
フォーメーションによっては下がりめの守備的ミッドフィルダー、あるいはインサイドハーフでもプレーしています。
ピアニッチの身長は180センチです。結構サイズがあり、この体格は相手に寄せられた際のボールキープなどで生かされているのではないでしょうか。
彼はピッチ上にて、いかにもレジスタ(司令塔)という感じのプレーを見せてくれます。ボールの受け方やパスの精度、攻撃リズムの変え方が上手です。
ピアニッチは低めのポジションをとることが多く、味方の最終ラインがボールを持っていると必ずと言っていいほどの確率でボールを受けに行きます。3バックに見えるほど。
このボールに寄っていく動きが上手で、対峙する相手選手に捕まらないような立ち位置をとってパス回しの潤滑化を図ります。敵陣内でも常にボールの近くに顔を出しますね。
味方からボールを受けた後は自分でボールをコントロールしながらパスの出しどころを探します。もちろん長短のパス精度は高いです。
遠いサイドへのサイドチェンジも余裕を感じます。フリーキックやコーナーキックのキッカーを務めることからも、キックの精度がうかがえますね。
さらに、ピアニッチは軽く浮かせるチップキックやダイレクトでのパスを時折見せてくれます。こういった難度の高いキックも得意ですね。
このあたりはパス回しのリズムが変わって攻撃のスイッチが入るので、司令塔の腕の見せ所といったところでしょうか。
ミドルシュートの精度が高い
ピアニッチは司令塔タイプの選手の中でも、ペナルティエリアの中に入っていくことが特に少ないタイプという印象があります。チームの戦術もあるでしょうが。
ただ、持ち前のキックを生かしたシュートは相手の脅威になります。特に直接フリーキックは世界的な名手のひとり。
とにかく精度と回転のかけ方が上手で、キーパーもノーチャンスな綺麗に巻いたボールをゴールの隅に蹴り込んできます。
流れの中のプレーでも、エリア外にこぼれてきたボールを拾ってシュートすると高確率で枠内に飛ばしてきますね。高難度のボレーシュートも同様です。
↓名人芸とも言えるフリーキック。
🤔 The free-king 👑?
🥳 Happy Birthday, @Miralem_Pjanic! 🎩#UCL | @juventusfc pic.twitter.com/PO7iAMrlrC
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) April 2, 2019
前線に出る頻度は低め
セントラルミッドフィルダーの仕事は多岐にわたります。パスを散らして攻撃をけん引したり、守備では相手のカウンター攻撃を未然に防いだり。中には果敢に攻め上がる選手もいますよね。
ピアニッチはほとんどの場合で味方を使う側の選手です。フリーランニングしてスペースでボールを受けるシーンはかなり稀ではないでしょうか。
時には中盤の選手が飛び出すのが良いアクセントになりますが、ピアニッチはあくまで足下でボールを受けたいようです。それも一興。
ただ、キャリアの割と前半は攻撃的な位置での起用も多かったようで、ゴール付近でのシュートも上手ではあります。
🇧🇦 Happy 31st birthday to a brilliant Bosnian: @Miralem_Pjanic! 🎂 pic.twitter.com/xKLlpk03pF
— Olympique Lyonnais 🇬🇧🇺🇸 (@OL_English) April 2, 2021
今回のまとめ
今回はボスニア・ヘルツェゴビナ代表ミッドフィルダー、バルセロナ所属で背番号8番のミラレム・ピアニッチのプレースタイルなどを紹介しました。
長らくプレーしたイタリアを離れ、ピアニッチはスペインを新天地に選びました。広い視野と確かな足下の技術はスペイン向きのような気もします。
バルセロナで彼がどのような爪痕を残すことができるのか、注目して見ていきたいですね。期待しましょう。
なお、Amazonプライムではペップ・バルサのドキュメンタリー映画「ボールを奪え パスを出せ/FCバルセロナ最強の証」が配信されています。プライム登録から30日間無料で視聴できるので、ここ「Amazonプライムを無料体験する」から登録してみてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!