この記事でわかること
今回はスペイン代表フォワード、アスレティック・ビルバオ所属で背番号9番のイニャキ・ウィリアムスを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、プレースタイルのおさらいや今後への期待をひとことで書いています。まとめの下ではオススメの記事を案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元:https://www.soccer-king.jp/player/article/492099.html . https://www.transfermarkt.com/inaki-williams/profil/spieler/255508)
I・ウィリアムスの経歴
イニャキ・ウィリアムス(Inaki Williams)は1994年の6月に、スペインのビルバオで生まれました。ちなみにスペイン語風だからなのか「ウィリアムス」であり「ズ」と表記しない模様。
イニャキは育成年代からアスレティック・ビルバオでプレーしている、ビルバオのカンテラーノです。バスク地方の名物、定評がある育成の賜物と言えるでしょう。
2013/14にビルバオ・アスレティックでBチームデビューしました。ちょっと紛らわしいですが、ビルバオ・アスレティックはマドリーで言うカスティージャのようなBチームを指します。
2014/15にビルバオでトップデビュー。ラ・リーガの19試合に出場したうえ、国内外のカップ戦でも出番を得ています。なお、Bチームでもリーグ戦の18試合プレーしました。
2016/17頃には主力に定着し、数多くの試合に出場。リーグ戦全試合出場が当たり前になりつつあります。2019年には驚くべき9年という長期の契約延長にサインたことも話題に。
スペイン代表にはU-21から出場しています。A代表では公式戦の出場がありませんが、2016年の親善試合でピッチの芝を踏んでいます。
I・ウィリアムスのプレースタイル
身体能力に優れた屈強なFW
そんなイニャキ・ウィリアムスのプレースタイルですが、ポジションはフォワード。基本的には中央のセンターフォワードを務めます。利き足は右。
他には左右のウイングポジションに入ることもあり、特に右ウイングがより得意なようですね。右足の右ウイングなので、縦突破の志向が強いことがうかがえます。
イニャキの身長は186センチです。センターフォワードとしてゴール前にドッシリ構えていると無視できない存在感がありますし、身体つきもガッチリしたものを誇ります。
彼の特徴に挙げられるのは持ち前の長身と当たり負けしない強さ、そしてそこにプラスしたスプリント能力があります。いわゆるフィジカルモンスター系の選手ですね。
イニャキのスピードは初速が見もので、一旦スピードを緩めてから再加速すると多くのディフェンダーは置いて行かれてしまいます。離されなくても、力づくでボールを奪うのは難儀するでしょう。
基本的にはスペースでボールを受けるのを狙い、足下で受けた時はスピードの緩急で仕掛けることが多い印象で、トリッキーさを押し出す感じではないと思います。
また彼は味方がラフに蹴り出したボールに追いつき、単独で相手ゴールまで迫るロングプリントも強烈です。長い距離を走ってもバテないタフネスは、なかなか貴重ですね。
↓単独でのロングカウンターは代名詞の領域。
📅🎂¡Hoy es su cumpleaños! ¡Muchas felicidades, Iñaki Williams!
¡Goleador con la selección española y con el Athletic! ⚽🦁@Williaaams45 | @SeFutbol | @AthleticClub pic.twitter.com/QDHOhkd8Pq
— UEFA.com en español (@UEFAcom_es) June 15, 2020
↓ファーストタッチで前を向かせるとアンストッパブル。
Great nutmeg from @Williaaams45 ! 🙌#AthleticHuesca pic.twitter.com/XU9aMMtAnF
— LaLiga English (@LaLigaEN) December 18, 2020
フィジカルを生かしたキープ力
イニャキのセールスポイントと言えば、相手守備陣をものともしない個人戦術的なフィジカル能力です。技術も備えているのでしょうが、身体の強さはかなりのもの。
味方が蹴り出したボールを自分のものにし、奪われないよう身体を盾にしてキープするのも得意ですね。彼が時間を作れば、味方がラインを押し上げることができます。
加えてキープからのパス出しで味方を生かすこともできており、2016/17はリーグ戦で8アシストをマーク。潰しづらいうえに危険な男です。
↓前に入れば守備側はノーチャンス。
✨ .
😍 A year ago today, thanks to @ibaigomez and @Williaaams45, the Lions knocked @FCBarcelona out of the #CopaDelRey and secured a place in the semi-finals. #BiziAmetsa 💭 #AthleticClub 🦁 pic.twitter.com/05iA4ZkuyD
— Athletic Club (@Athletic_en) February 6, 2021
エリア内のゴールゲッター
速攻では個人でゴール前まで持ち込み、遅攻では最前線に張っていることが多いイニャキは得点もエリア内のものがほとんどです。エリア外から狙う機会は少なそう。
中央や右サイドを抜けてからの右足シュートが主で、186センチのわりに頭でのゴールはそう多くないようですね。それだけ自分で持ち込むシュートが強力ということでしょう。
所属チームと彼の特性上チャンスが多く来るわけではなく、ここぞという時に打って決めるパターンがメイン。得点王になるタイプではありませんが、決定力は評価されるレベルでは。
↓抜け出しからの技ありループシュート。
A lion on the loose! 🦁⚡️
❤️ @Williaaams45 ❤️#RealMadridAthletic#LaLigaSantander pic.twitter.com/wWzYegnGdo
— LaLiga English (@LaLigaEN) December 15, 2020
↓俊敏に動けて無理がきく身体。
🦁✨ A touch of from @Williaaams45…#RealBetisAthletic pic.twitter.com/FZ36eeBKWh
— LaLiga English (@LaLigaEN) April 20, 2021
負傷離脱が少ない
プレー面ではありませんが、イニャキに関して見逃せないポイントがここに。長期離脱どころか怪我をほとんどしない頑丈な肉体を持っているのです。さすがといったタフネス。
↓ラ・リーガで歴代2位の連続出場記録を持っています。
189 – @Athletic_en‘s Iñaki Williams has made an appearance in each of Athletic Club’s last 189 @LaLigaEN matches, surpassing Luis Miguel Arconada (188), and leaving only José Antonio Larrañaga (202) to have enjoyed a longer sequence. Tireless. pic.twitter.com/ABveT6K2QG
— OptaJose (@OptaJose) April 25, 2021
今回のまとめ
今回はスペイン代表フォワード、アスレティック・ビルバオ所属で背番号9番のイニャキ・ウィリアムスのプレースタイルなどを紹介しました。
彼は屈強な身体と身体能力を武器に単独で相手ゴールを脅かすことができ怪我も少なく、ゴールの近くでは壁のような存在感を放つ選手とお分かりいただけたかと思います。
ビルバオと長期契約を結んだイニャキには、そのユニフォームのまま引退してくれることを望みます。あとは代表に呼ばれて結果を出してくれることを期待しましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!