この記事でわかること
今回はアメリカ代表フォワード、チェルシー所属で背番号10番のクリスティアン・プリシッチを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下では同じカテゴリーの記事も案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元: https://www.soccer-king.jp/player/article/495010.html . https://www.transfermarkt.com/christian-pulisic/profil/spieler/315779 )
C・プリシッチの経歴
クリスティアン・プリシッチ(Christian Pulisic)は1998年の9月に、アメリカはペンシルベニア州のハーシーで生まれました。ちなみに名前も雰囲気がありますが、クロアチア系のルーツを持っています。
プリシッチは育成年代にペンシルベニア・クラシックスからドイツのドルトムントに移籍している、ドルトムントのユース出身のプレーヤーです。
2015/16にドルトムントでトップデビュー。U-19のリーグ戦に出つつトップチームでもブンデスリーガの9試合、ヨーロッパリーグでも3試合プレーしました。
2016/17には出番を増やしてチャンピオンズリーグで10試合に出場。2017/18はブンデスリーガの32試合に出場しています。若手ながら存在感を示していました。
2019/20からイングランドのチェルシーへ加入。移籍金は6400万ユーロ。移籍自体は2018/19の冬に決まっていましたが、シーズン終わるまではドルトムントに残るという形の加入でした。
アメリカ代表ではU-15から出場しています。A代表の主要大会はコパ・アメリカ2016から出場。ゴールド・カップ2019は決勝まで全試合に出場しました。
C・プリシッチのプレースタイル
スピードと技巧に優れたFW
そんなクリスティアン・プリシッチのプレースタイルですが、ポジションはフォワード。右ウイングを務めた経験が多いですが、左にも普通に入ります。利き足は右。
なおかつ中央下がりめの攻撃的ミッドフィルダーも担当することができます。言うなれば4-2-3-1のようなフォーメーションの2列目ならどこでもプレーできますね。
プリシッチの身長は173センチです。スポーツ選手の中では小柄な方と言って良いかと思います。ただ、彼のプレースタイルは体格に依存しなていないのであまり気になりません。
彼のプレーで特徴に挙げられるのは、際立って優れたスプリント力です。まず第一に足が速く、徒競走をするだけでも相手の守備陣に十分な嫌がらせができます。
そこに加えて彼のボールタッチは繊細で小回りが利きます。スピードに乗った状態から停止して再加速すれば、多くのディフェンダーを振り切れるでしょう。急な切り返しが大きな武器ですね。
彼は攻撃的ミッドフィルダーでもプレー可能なことから、大外に張っているよりも中央でプレーすることが多めの選手です。そのため、相手のマークに見られていることがほとんどです。
そんな中で有効なのが足技を生かしたポストプレーです。小柄なため力技では潰されてしまいますから、相手を背負って身体を預けターンで前を向くのが上手ですね。
味方からの縦パスなどをゴールに背を向けた状態で受け、ボールをワンタッチで斜め後ろ方向に逸らして自分も反転ドリブル開始。前向きになればゴールに直結する仕事ができます。
↓エラシコという高等テク。
See ya 👋🇺🇸#EmiratesFACup @cpulisic_10 pic.twitter.com/rAUHQ1NRJN
— Emirates FA Cup (@EmiratesFACup) March 25, 2021
↓小気味良い反転で相手に捕まえさせません。
🇺🇸 Christian Pulišić dribbling = ____ /💯@ChelseaFC | #UCL pic.twitter.com/77S3R1B8ZE
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) April 22, 2021
スペースへの動き出しが良い
基本的にプリシッチ最大の売りはドリブルだとは思いますが、それだけに固執し足下で受けたがり過ぎることもないのが彼の良いところ。相手の配置などを考えてプレーできているようです。
オフザボールの動きでボールを引き出したり、味方がいない空きスペースに飛び込んだり。そういったストライカーのような嗅覚を備えているアタッカーですね。
彼が足下でボールを受ける素振りを見せてから一転して守備ラインの背後へダッシュすれば、来るボールの質と守備側の対応によっては得点に直結するかもしれません。
↓ドイツ時代からこんなに良い動き出しを。
Coming 🔜 to @ChelseaFC …#Pulisic pic.twitter.com/9AiV4HRX4a
— UEFA Europa League (@EuropaLeague) January 2, 2019
↓斜めに入って来られると守る側も大変。
Tammy ➠ Pulisic! 💥
Away at Watford, one year ago today! pic.twitter.com/2rb332e3BC
— Chelsea FC (@ChelseaFC) November 2, 2020
両足でゴールを狙える
プリシッチはウイングや下がりめの攻撃的ミッドフィルダーに入ることが基本の選手です。最前線を務めることはあまりないようで、得点もそこまで多いわけではありません。
しかしボールを扱う技術が卓越していますから、ペナルティエリア内でもチャンスさえあれば確かな仕事ができます。ちなみにミドルシュートはあまり決めたことが無い模様。
ドリブルをしながら危険な位置まで入って行けば、相手も迂闊に飛び込めません。そして足先が器用で左右両方の足でシュートを打てる選手です。左足のゴールも多いですね。
↓素早い加速からの左足ゲット。
Christian Pulisic is absolutely flying at the moment ⭐pic.twitter.com/Fe0Vu2trqZ
— Goal (@goal) July 8, 2020
↓狭い所でも細かい足技を見せます。
Christian Pulisic making history again? 🌟
He was the first @USMNT player to score in an #EmiratesFACup Final 🇺🇸 pic.twitter.com/4fnIzjbWqo
— Emirates FA Cup (@EmiratesFACup) April 27, 2021
今回のまとめ
今回はアメリカ代表フォワード、チェルシー所属で背番号10番のクリスティアン・プリシッチのプレースタイルなどを紹介しました。
彼はスピードとボールテクニックに優れていてドリブルで勝負できて、時にはスペースで受ける動きも見せてくれる攻撃の火付け役とお分かりいただけたでしょうか。
チェルシーに2019/20から加入して適応に苦しんだ時期もありましたが、彼のポテンシャルは誰もが知るところ。2018W杯に出られなかったアメリカ代表とともに、クラブを盛り立ててほしいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!