この記事でわかること
今回はアーセナルからシャルケへローン移籍した、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表ディフェンダーのセアド・コラシナツを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下では同じカテゴリーの記事も案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元:https://www.soccer-king.jp/player/article/418154.html https://www.transfermarkt.com/sead-kolasinac/profil/spieler/94005)
S・コラシナツの経歴
セアド・コラシナツ(Sead Kolasinac)は1993年の6月に、ドイツのカールスルーエで生まれました。彼はドイツとボスニア・ヘルツェゴビナの二重国籍です。
カールスルーエはドイツ南西部にある街です。コラシナツは2001年からカールスルーエSCのユースでプレーしていました。2008-09にはU-17のユースリーグで18試合に出場。
2009-10からホッフェンハイムに移籍し、同じくU-17のユースリーグで18試合に出場。2010-11にはシュツットガルトへ加入し、U-19ユースリーグの前半戦で11試合に出場しました。
忙しく移籍を繰り返してきたコラシナツですが2010-11冬の移籍市場でシャルケに加入し、そこで長くプレーすることになります。
移籍した当初はアンダーカテゴリーやBチームでのプレーが主でしたが、2012-13にトップデビューを果たしました。そのシーズンはブンデス1部で16試合に出場。
2013-14には出場時間を増やしブンデスリーガ24試合に出場しています。ただ、残念なことに翌年は怪我で1年をほとんど棒に振ることに。
怪我から復帰して以降は2015-16にブンデスリーガ23試合、2016-17には25試合に出場していますのでまずまず。
2017-18からイングランドのアーセナルへ加入しました。1年目からプレミアリーグ27試合に出場と、早くて激しい英国サッカーに適応を見せます。
2020-21冬の移籍市場でシャルケにローン移籍。低迷する古巣の立て直しに一役買ってもらいましょう。
ナショナルチームではU-18からU-20までドイツ代表でプレーしていました。A代表ではボスニア・ヘルツェゴビナ代表を選択。
2014ワールドカップにも出場し、グループステージ最後のイラン戦にはフル出場。同国史上初のワールドカップ白星に貢献しています。
S・コラシナツのプレースタイル
パワフルに前進するSB
そんなセアド・コラシナツのプレースタイルですが、ポジションはディフェンダー。本職は左サイドバックです。利き足は左のレフティー。
フォーメーションによっては1列前の左ウイングバックにも対応し、同じ中盤の守備的ミッドフィルダーでのプレー経験もあります。
コラシナツの身長は183センチです。サイドバックとしては魅力的なサイズを有していますね。なおかつ彼の胸板はけっこう厚いです。
この身体的な特徴がコラシナツの大きなセールスポイントであることは間違いないでしょう。腕っぷしの強さは暴漢を撃退するほど。
ガッチリした体格をしていますが、重くて走れないということは全くないコラシナツです。攻撃参加するときもよく走ってチームに貢献しますね。
パワーを備えたドリブルは、相手からしてもなかなか止めづらいです。肩で当たられても逆に跳ね返す強さがコラシナツにはあります。
運動量も豊富な選手なので、敵陣の深い位置まで進入することも全く珍しくありません。試合を通して果敢に攻撃参加してくれます。
クロスの質はまずまず
攻撃参加した際に深い位置まで入っていくコラシナツは、ゴール前にクロスボールを上げる機会も多いです。
球足が長いボールの質も悪くなく、時折チャンスシーンを演出してくれます。B・メンディみたいな、強くて走れてクロスはザックリというイメージでしょうかね。
コラシナツより質の良いクロスボールを蹴るサイドバックもいるでしょうが、彼よりパワフルな攻撃参加をする選手はそう多くないのでは。
守備のパワーは強いが
フィジカルに優れたコラシナツは対人の対応に強いです。ボールを追った走り合いでも相手選手に競り負けず、肩をぶつけて相手を追い出すパワーがあります。
自陣の深い場所に出されたロングボールへの対応も苦にしていない印象です。彼の強さは対峙する選手を悩ませますね。
また、体格を生かして空中戦でも勝負できるのが良いです。小柄なサイドバックと違ってサイズがあるので、放り込まれたロングボールも跳ね返してくれます。
位置取るのが左サイドであってもゴール付近にスライドした際でも、空中戦で勝算が見込めるのはチーム全体の守備を考えても大事なことです。
ただ、攻撃後の戻りが遅いという指摘も聞かれます。そこのハードワークは必要になってきますね。
今回のまとめ
今回はシャルケ所属でボスニア・ヘルツェゴビナ代表、セアド・コラシナツのプレースタイルなどを紹介しました。
シャルケ時代は内田篤人ともチームメイトだったコラシナツ。イングランドに渡った後もまずまず活躍してくれています。が、ドイツに帰還ということに。
若くて良いタレントのいるアーセナルでは分が悪かったかもしれませんが、苦しむシャルケを救う活躍を期待したいものです。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!