この記事でわかること
今回はベルギー代表フォワード、ナポリ所属で背番号14番のドリース・メルテンスを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下ではオススメの記事を案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元:https://www.soccer-king.jp/player/article/418565.html . https://www.transfermarkt.com/dries-mertens/profil/spieler/56416)
D・メルテンスの経歴
ドリース・メルテンス(Dries Mertens)は1987年の5月に、ベルギーのルーヴェンで生まれました。フランス語的に言うとルーヴァンという聞こえ方が近いかもしれません。
育成年代のメルテンスはRSCアンデルレヒトやKAAヘントなどでプレーしていました。2006/07にヘントからオランダのAGOVVアペルドールンに期限付き移籍しています。
2007/08にアペルドールンへ完全移籍で加入。ローン時の評価が高かったようで、このシーズンには2部リーグで38試合15ゴールという活躍をしています。2009/10にはFCユトレヒトに移籍。
2011/12にPSVへ加入しました。1年目から主力としてプレーしエールディヴィジの33試合に出場して21得点を記録。チームの国内カップ優勝にも貢献しています。
2013/14にイタリアのナポリへ移籍。移籍金は948万ユーロ。2016/17あたりからポジション変更により得点能力が開花し、2016/17はセリエAで28ゴールという活躍ぶりを見せました。
ベルギー代表にはU-17から出場しています。A代表の主要大会は2014W杯から出ていて、2018W杯でベルギーは3位に入りました。
D・メルテンスのプレースタイル
シュートセンスが抜群のFW
そんなドリース・メルテンスのプレースタイルですが、ポジションはフォワード。よく入るのは左ウイングとセンターフォワードです。利き足は右。
場合によっては下がりめの攻撃的ミッドフィルダー的な立ち位置をとることもあります。ちなみにキャリア初期はほぼほぼ純粋なウインガーだったと言って良いと思います。
メルテンスの身長は169センチです。日本人成人男性の平均身長と同じくらいで、接触を伴う競技のアスリートと考えると小柄であることは間違いないでしょう。
ただ、そんな体格でも十分に活躍できてしまう能力が彼にはあります。際立っているのはシュートの上手さですね。どんな場所からでもゴールを陥れることが可能です。
特にペナルティエリア外からのコントロールショットが非常に正確。フリーにさせているとけっこうな確率で枠内に蹴り込んできますから危険な存在です。
強烈な弾丸シュートよりも、コースを狙ったシュートを得意にしている印象があります。キーパーもノーチャンスな場所にボールを飛ばすのでキーパー泣かせと言えますね。
また、センターフォワードを務めるだけあってボックス内、ゴールエリア近辺の得点も多いです。小柄なメルテンスですから、そのあたりの得点は頭より足でたくさん取っていると考えられます。
彼はサイドの味方から送られる低いクロスにダイレクトで合わせるのも上手です。ミドルシュートにボレーに様々な形でゴールを奪えるので、サイズで劣るフォワードのお手本とも言えるかもしれません。
↓この角度は特に上手い。
What a way to draw level as Napoli’s all-time leading goalscorer 🤩@dries_mertens14’ goal against Barcelona was a beauty 👌 pic.twitter.com/0MhnTGq8Ip
— Goal (@goal) March 2, 2020
↓フリーだと相当な確率で枠内に飛ばしてきます。
🖐️ of the best by @dries_mertens14 😍#ForzaNapoliSemprepic.twitter.com/n2NOyRfw34
— Official SSC Napoli (@en_sscnapoli) July 9, 2021
動き出しが抜け目ない
利き足が右なので左サイドからのカットイン、そしてシュートが得意なメルテンス。そのあたりは左のウイングで若い頃にプレーしていただけあります。ただ今はそれだけではありません。
彼はゴールへの嗅覚的な部分を持っており、エリア内でのこぼれ球へ即座に反応できます。味方からのクロスが来るであろう場所にあらかじめ動き出すシーンも見せてくれますね。
ボールへの予測が良いことに加えて、最初からゴール前でドシッと構えるのでなく遅れて入ってくるところにもセンスを感じます。
大柄なセンターフォワードと違ってまともに競り合うと分が悪いメルテンスは、さほど危険でない位置からスタートし一気にギアを上げてボールが来る場所に入り込んできます。
点が取れるストライカーの典型ですね。彼に付くマーカーからすると離してしましやすく、ゾーンで守る選手は突然前に彼が出てくるのでボールに触れないか、彼を蹴りつけてPK献上です。
味方を使う余裕がある
メルテンスは得点に対する意欲もあるでしょうし、実際に多くゴールを決められます。ただ、もともとウインガーなだけあって味方への球出しも得意にしているようです。
2018/19はセリエAで10回のアシストを記録しています。最前線に張っているのではなく下がったりサイドに流れてクロスを入れるからこそ数字が増えるものと考えられます。
点取り屋ですがエゴイスティックな部分はあまり感じられず、味方も使えるのはチームプレーヤーとして魅力的です。色々なポジションで使ってみたくなる選手ではないでしょうか。
↓相当に器用な選手です。
3⃣3⃣ – ❗️Felicidades @dries_mertens14 ❗️ 🎂🎈🎉#UEL | @sscnapoliES pic.twitter.com/Fnfc5ALyAr
— UEFA.com en español (@UEFAcom_es) May 6, 2021
今回のまとめ
今回はベルギー代表フォワード、ナポリ所属で背番号14番のドリース・メルテンスのプレースタイルなどを紹介しました。
彼が攻撃的なポジションなら多くの位置を担当できて非凡なシュートセンスを持ち、さらには味方を生かしてチームとして得点を増やすことができる選手とお分かりいただけたかと思います。
ベテランながら2020年に2022年まで契約を延長したメルテンス。名門ナポリにより多くのタイトルをもたらせるようにチームを精神面でも引っ張っていってほしいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!