この記事でわかること
今回はサッカー史に名を残すほどのフットボーラー、バルセロナ所属で背番号10番レオことリオネル・メッシを記事にしたいと思います。今さらではありますが。
「メッシは上手い、すごい」「天才的だ」という評判を耳にすることは多いと思いますが、結局のところどの辺がすごいのか。「今さら人に聞けない」なんて人もいるのではないでしょうか。
管理人もただの素人サッカーファンなので「ボールを蹴る時の重心が~」などと小難しい説明はできませんが、最低限のメッシ情報はお届けできるかと思います。
彼にそこまで興味がない方にも、少しでも「メッシのプレーを観戦したくなった」と思っていただければ幸いです。
それでは、いざザックリとしたメッシの世界へ。
主な参考元:(https://www.soccer-king.jp/player/article/416612.html . https://www.transfermarkt.com/lionel-messi/profil/spieler/28003)
L・メッシの経歴
レオ・メッシことリオネル・メッシ(Lionel Messi)は1987年の6月に、アルゼンチンのロサリオで生まれました。母国ではグランドーリFCやCAニューウェールズ・オールドボーイズでプレー。
2000年にバルセロナへ加入します。ラ・マシア出身、バルサのカンテラーノですね。2003-04にバルサBでデビューしていて、当時16~17歳なので飛び級と言えるでしょう。
2004-05にバルサでトップデビュー。さすがに初っ端から活躍していたわけではありません。2005-06はチームのチャンピオンズリーグ制覇を経験しますが、彼にしては珍しく怪我で貢献できず。
2008-09頃から怪我が減り、大車輪の活躍を始めます。2008-09、2010-11、2014-15はチャンピオンズリーグを制覇。08-09と14-15はラ・リーガ優勝とコパ・デル・レイ制覇の三冠を達成。
三冠の2回達成は、T・ミュラーやD・アラバ、J・ボアテング、M・ノイアー、G・ピケ、S・ブスケツと限られた人間しか成し遂げていませんね。
メッシはそこに加えて2019年までに6回バロンドールを受賞しています。サッカー界のアカデミー主演男優賞みたいなものでしょうか。
アルゼンチン代表ではU-20ワールドカップ、2008年の北京五輪で優勝を経験しています。A代表では2014W杯が1番タイトルに近付いたでしょうか(準優勝)。ドイツには3大会連続で敗れています。
結局メッシの何がすごいか
ビルドアップもする何でも屋
そんなメッシのプレースタイルですが、ポジションはフォワード。基本的には右ウイングが本職と言えます。利き足は左のレフティー。
他には中央のセンターフォワードに入ることもあります。ただ、いわゆる偽9番として振る舞い、あちこちに動き回ります。彼はウイング起用でもそうですが。
メッシの身長は170センチです。なかなか小柄ですがポジションの関係から気にならない上に、ボディボランスが良くて簡単には倒れません。
さて、本題の「メッシのすごさ」ですが色々あります「やっぱりドリブルだ」「得点力でしょ」という人もいるでしょう。ただ、管理人はこれを挙げたいのです。
それは、「プレーメーカーも兼任するところ」です。メッシは前線の選手でありながら、低い位置に下りて守備的ポジションの選手から頻繁にボールを受けます。
そこから自分でボールを持ち運んでサイドの味方にさばいたり、隙があればドリブルで仕掛けるわけです。受け手に回るだけでなく、配球役にもなれるのがすごい。
なおかつ攻撃のスイッチを入れるのが非常に上手い選手。空いてる味方にビシッと鋭く通したり、パスを出して自分もスプリントし再び受ける流れの作り方も得意。
そのあたりの感覚を見てると、攻撃的ミッドフィルダーとしてプレーしても遜色ないのではとも思います。もちろん彼はそこへ得点に直結する仕事が加わるわけですが。
メッシの作り出すワンツーパスの流れは、異なる味方と2度3度繰り返すことも多いです。ここまで振り回されると守備側は彼を捕まえきれないでしょう。
それでいて味方からの返しをダイレクトで叩いて正確なシュート&ゴールにされたら、守っている方はお手上げ状態かもしれませんね。
加えて、基本ポジションは右ウイングですが自由に動き回る選手なので捕まえづらいです。中盤に下りて左に流れて、と動かれたらマークの受け渡しで混乱します。
この辺りの中盤と前線を自由に行き来する感覚や、中盤でも起用できそうなほど高いレベルの配球力はメッシの大きな魅力でしょうね。
もちろんドリブルもキレキレ
メッシの特徴としてドリブルを思い浮かべる方も多いと思います。いわゆるゾーンに入った時の彼はまさにアンストッパブル。
小回りがきいて相手の眼前で進行方向を変えられる、まるで足に吸い付いているようなドリブルを試合本番で当たり前のように繰り出す恐ろしさたるや。
足首の関節の柔らかさなども関わっていると思いますが、彼が小柄で脚が長すぎないことも関係しているのではないかと思います。言ってしまうと脚は少々短めか。
人間の身体の重心は大抵腰まわりにありますから、脚が長いと重心が高くなって細やかな動きや接触プレーでバランスを崩しやすいでしょう。
その反面メッシは小柄で腰も低く、急な方向転換やコンタクトプレーでも体勢が崩れない。ボールを使った練習だけでなく、体格などにも秘密がありそうですね。
メッシがすぐ転ぶと思っている人がいたら、それは勘違いの可能性が高いです。2019-20チャンピオンズリーグラウンド16・ホームでのナポリ戦では接触で全く倒れずにスーパーゴールを決めています。
↓ナポリ戦ではありませんが、巷で噂の5人抜き。
Rewind to when Lionel Messi scored one of the greatest goals of all time 😅pic.twitter.com/osHJdZMLPu
— Goal (@goal) February 15, 2020
アシストは量産機レベル
ボールコントロールに卓越したものを持っているメッシ、当然のようにキックの正確性も抜群です。セットプレーのキッカーを頻繁に務めますね。
球足の長いクロスボールは正確です。ただ、流れの中のプレーでクロスを蹴ることはそう多くありません。長らくバルサでプレーしてるからでしょう。
バルサは前線にハイターゲットを置くクラブではないという認識で良いと思いますね。ですのでメッシのチャンスクリエイトは味方の足に合わせる地上戦のものが多いです。
複数の相手間を縫うスルーパス、裏を狙う味方にピッタリと合わせる中距離のグラウンダー。自分に注意を引き付けておいて味方を使うのが非常に上手い。
加えて彼の得意技が、ゴールから離れるようにドリブルしておいて、連動してゴール方向へ動く対角の味方(主に左サイドに構える選手)に届ける浮き球のチャンスボールです。
どうしてもメッシが気になる相手守備陣は、彼がゴール方向から離れるとディフェンスラインを押し上げます。そこをラインブレイクする味方にメッシが極上の球を左足で送るのです。
そんな感じに色々なパターンでアシストを記録するメッシは、2019-20のリーグ戦で22アシストというすごい数字をマーク。それでいて25ゴール決めてるのは、もはや意味不明。
機械のようなシュート精度
2011-12はリーグ戦で50得点19アシストを記録していて、シーズン50ゴールはラ・リーガ記録です。それどころか50ゴールは欧州五大リーグでトップの記録。まさに異星人の得点力です。
得点パターンに関してヘディング以外は多様ですね。ロングレンジのシュートも打てますが、フリーキック以外はそこまで狙うイメージはないかも。
相手キーパーとの一対一でも冷静で、難度の高い軽く浮かせるチップキックも余裕に蹴ってきます。パワーショットより、コースを突くコントロールショットが得意ですね。
彼の十八番は右サイドから中央にカットインして放つミドルシュート。左足からのインスイングのシュートはキーパーの手を避けるようにゴールへ向かってきます。
極めつけに、バイタルエリアでポストプレーする味方の落としを、彼はダイレクトで叩いてこのシュートにしてしまいます。
キーパーも準備できないタイミングでのシュートで、そのくらい意外性のある難しいキックということでしょう。
↓Golazo.(セカンドレグの話をしてはいけない。)
Lionel Messi.
In the Champions League.
Take a bow.
— Goal (@goal) February 25, 2020
今回のまとめ
いかがだっでしょうか。今回はメッシのすごさを大体こんな感じだというのを、文章にまとめてみました。
彼のプレーを熱心に見るメッシウォッチャーの方々の方が断然詳しいでしょうけれども、メッシビギナーの方には少しでも彼のすごさが伝わったと願いたいです。
彼はドリブルすごい、アシスト量産、得点マシーン、でもビルドアップで攻撃を組み立てられるところを見逃してはいけない、そこを覚えておきましょう。
長らくカンプ・ノウでプレーしてきたメッシですが、へっぽこ会長に嫌気がさしている模様。スペインサッカーの魅力のためにも、バルサでスパイクを脱いで欲しいものです。
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最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!