この記事でわかること
今回はインテル所属で、イタリア代表ディフェンダーのアレッサンドロ・バストーニを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下ではオススメの記事を案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元:https://www.soccer-king.jp/player/article/645934.html . https://www.transfermarkt.com/alessandro-bastoni/profil/spieler/315853)
A・バストーニの経歴
アレッサンドロ・バストーニ(Alessandro Bastoni)は1999年の4月に、イタリアのカザルマッジョーレで生まれました。ミラノとボローニャの間で、パルマが近くにある街です。
少年期のバストーニはカンナテーゼに所属していて、2006年からアタランタへ加入しました。そのまま何年もの間、彼はアタランタでプレーを磨きます。
2016-17にプリマヴェーラ(ユースリーグ)で12試合に出場すると、トップチームにも召集されてセリエAの3試合でプレーしました。当時17~18歳でしょうから、たいしたものですね。
2017-18にインテルへ移籍します。保有権がインテルに売却されつつ、ローンという形で1年間アタランタに残留。プリマヴェーラ9試合とセリエAの4試合に出場しました。
2018-19はパルマへローン移籍。前シーズンと同じく武者修行という形ですが、セリエAで24試合に出場する活躍を見せました。故郷も近いのが良かったのかな。
武者修行の2年を経て2019-20からインテルのユニフォームに袖を通しました。シーズン中盤から出場機会を増やすと、最終的にセリエAで25試合プレーし、国内外のカップ戦でも活躍。
イタリア代表ではU-15からコンスタントに出場しています。A代表は2020年の親善試合がデビューでして、早く国際的な主要大会でプレーが見たいところです。
A・バストーニのプレースタイル
長身ながら動けるDF
そんなアレッサンドロ・バストーニのプレースタイルですが、ポジションはディフェンダー。専門的に中央のセンターバックを務めます。利き足は左のレフティー。
左利きなので2センターバックだとほぼ左側に位置取りますし、3人でも同様でしょう。案外サイドバックで使うと、M・ハルステンベルク的に生きそうな気も。
バストーニの身長は190センチです。サイズは文句なしで、ゴール前に張っていてもサイドに出ていっても不足することはないでしょう。ハイボールには強いです。
彼の特徴として挙げられるのが、190センチというサイズがありながら重鈍さがなくてフットワークが軽いことです。フィジカルが強くて、なおかつ動けるという選手ですね。
特に縦スライド、前に出ての潰しが得意な印象があります。ポストプレーをしようとする相手選手に素早く寄せてガツッと当たり、起点を作らせないパワーと機動力があります。
わりと積極的にチャレンジする選手ですので、時にはボールを受けた相手選手に入れ替わられることもあるでしょう。ただ、彼は追いかけるスピードも決して悪くないです。
積極的に飛び出すだけあってカバーエリアの広さも持ち合わせているので、守備ライン裏へのロングボールの対応も苦手にしていません。
相手選手との追い合いやボールホルダーとの走り合いには耐性があり、対人の強さはけっこうなものでは。サイズがあって動ければ、おのずとそうなります。
↓決死のブロック。
⚫️🔵 Alessandro Bastoni 🚫@Inter_en | #UEL pic.twitter.com/J8qr64jQwv
— UEFA Europa League (@EuropaLeague) August 10, 2020
なかなかのキック精度
大柄なため守備で奮闘してくれるバストーニですが、足下のテクニックも実は良いものを持っています。後方からのフィードも精度が安定しているディフェンダーですね。
チームが3バックを敷いている時など後方の人員に余裕があれば、中盤まで上がってクロスを入れることもあります。キックに自信があるからこそできる芸当ではないでしょうか。
そんなポテンシャルがあるからこそ、なんだか真ん中以外の位置でプレーするバストーニも見たくなってきます。誰かサイドで使ってくれないかな。
得点力はまずまず
攻守にわたる貢献が見て取れるバストーニの得点力はいかがなものでしょうか。長身なので攻撃のセットプレー時にはもちろんゴール前に上がります。
プロのキャリアで挙げた得点はまだまだ少なく、今後増やしていくことが期待されます。周囲の影響を受けて改善されていくものです。
一方、彼は2016-17にプリマヴェーラで12試合5得点を挙げたことがあり、その秘めたる得点力には実に興味深いものがありますね。
今回のまとめ
今回はインテル所属でイタリア代表ディフェンダー、アレッサンドロ・バストーニのプレースタイルを紹介しました。
2019-20からインテル入りしてプレーしているバストーニですが、すでにセリエAを代表する注目株になっています。D・ゴディン退団には彼の台頭が影響しているでしょう。
クラブチームで主力になり、代表でもデビューを飾る。今勢いに乗っている彼ですから、どんどん自分の持ち味を出してチームに勢いをもたらして欲しいですね。
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