この記事でわかること
今回はフランス代表ディフェンダー、ウエスト・ハム所属で背番号4番のクル・ズマを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下では同じカテゴリーの記事も案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元: https://www.soccer-king.jp/player/article/419524.html . https://www.transfermarkt.com/kurt-zouma/profil/spieler/157509 )
K・ズマの経歴
クル・ズマ(Kurt Zouma)は1994年の10月に、フランスのリヨンで生まれました。同国内陸で、少し東寄りにある都市ですね。
ズマは2003年からFCヴォー=アン=ヴランのユースに所属していて、2009年からはASサンテティエンヌに加入。2011/12にサンテティエンヌでトップデビューします。
2011/12からリーグ1で22試合に出場し、2013/14は同24試合に出場しました。2013/14冬の移籍市場でイングランドのチェルシーへ移籍しますが、半年間はローンという形で残留しています。
2017/18はストーク・シティ、2018/19はエバートンに期限付き移籍します。後者ではプレミアリーグ32試合に出場し、マルコ・シウバ監督の評価も上々だった模様。
2019/20からはチェルシーに復帰して活躍しました。2021/22にウエスト・ハムへ移籍。体育会系の選手が多い中で、より生きるのではないかと密かに期待しています。
フランス代表にはU-16からコンスタントに招集されています。A代表ではディフェンダーの層が厚いですが、EURO2020予選のアンドラ戦では先発出場して得点も記録しています。
K・ズマのプレースタイル
長身なうえ高く跳べるDF
そんなクル・ズマのプレースタイルですが、ポジションはディフェンダー。主に中央のセンターバックを担当します。利き足は右。
他にも右のサイドバックにも対応し、守備的ミッドフィルダーでのプレー経験もあります。ただ、プレーを見るとやはりセンターバックが適任な気がします。
ズマの身長は190センチです。センターバックとしてゴール前を固めるのに十分なサイズがあり、胸板も厚くて強さも兼ね備えています。
そういった体格も間違いなくズマの魅力ですが、彼の特徴は軽快に動けることにありますね。身体能力が特に高い評価を得ています。
スピードはなかなかのものがあり、スペースを埋めるカバーリングなどの出足が早いです。自陣の裏を突く相手のスルーパスもダッシュし掻き出して対応。相手に当たり負けすることも稀です。
また、跳躍力も相当あります。サイズも相まって、ハイボールへの対応は抜きんでた強さがあるでしょう。まともに競り合って負けることはほとんどないのでは。
前への出足が良いので相手の起点を潰すのも得意です。背を向けてボールを受けようとする相手を潰したり、そこに来るハイボールを得意のジャンプで跳ね返すのが十八番になっています。
↓スピードもあるのでこんな神カバーも。
Last minute.
Crystal Palace look set to make it 3-3 against Chelsea.
And then Kurt Zouma does this.
— Goal (@goal) July 7, 2020
Big tackle, @KurtZouma! 💪 pic.twitter.com/g6hJbfL4a6
— Chelsea FC (@ChelseaFC) May 10, 2021
なかなかの得点力
守備時に主に生かされるズマの身体能力ですが、攻撃のセットプレーでも目立ちます。ゴール前にいたら、守備側はかなり嫌な選手ですね。
相手を押し込んでのコーナーキックなどでは、良いクロスボールが飛んで来れば空中戦にはけっこうな勝算があります。得点も決して少なくないです。
みずから頭で押し込むもよし、ニアサイドで逸らしたりファーサイドで折り返したり。ズマがいるとセットプレーのオプションも増えそうですな。
↓テイクオフ。
⚽️ @KurtZouma
🅰️ @BenChilwellJust what you love to see! 👏 pic.twitter.com/pYOnhws7L5
— Chelsea FC (@ChelseaFC) October 3, 2020
The effect! 🎯🤩 pic.twitter.com/5rLWO5rRXj
— Chelsea FC (@ChelseaFC) April 11, 2021
足下の技術はもう少し
デカくて強くて速いズマですが、ボールを扱う技術は決して得意とは言えないのではないでしょうか。パスミスを連発するわけではないですけれども。
自陣でのパス交換が乱れることがあったり、ボールを受けた際のトラップが少し流れるシーンがたまに見られます。
後方から前線に蹴るロングフィードも、トップクラスの選手と比べてしまうと物足りない印象。まあファン・ダイクらが際立って上手いのもありますかね。
↓とはいえスピードがあるので、時にはこんな妙技も。
Runs from his own half, beats 6 men, but can’t find the finish 😅 @KurtZouma
Lampard’s reaction = 😄😄😄#UCL | @ChelseaFC pic.twitter.com/VB4pI29N2Q
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) November 12, 2019
今回のまとめ
今回はフランス代表ディフェンダー、ウエスト・ハム所属で背番号4番のクル・ズマのプレースタイルなどを紹介しました。
2019/20からチェルシーに復帰したズマは、ずいぶんと逞しくなって戻ってきました。粗削りな部分もありますが、サイズと身体能力はかなりの魅力があります。
ウエスト・ハムでも持ち味を発揮し、好選手が多いフランス代表センターバックにも割って入っていって欲しいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!