この記事でわかること
今回はフランス代表ディフェンダー、セビージャ所属で背番号12番のジュール・クンデを記事にしたいと思います。この記事には下に書いている3つの章があります。
選手の経歴では出身地や生まれた年、クラブチームでの活躍さらに代表召集歴をまとめています。選手のプレースタイルではポジションや身長、利き足のほかに得意なプレーや評価などをご紹介。
最後のまとめでは、選手やチームへの期待をひとことで主観的に書いています。まとめの下ではオススメの記事を案内しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
どうぞ最後までお付き合いください。
(主な参考元:https://www.soccer-king.jp/player/article/1077406.html . https://www.transfermarkt.com/jules-kounde/profil/spieler/411975)
J・クンデの経歴
ジュール・クンデ(Jules Kounde)は1998年の11月に、フランスのパリで生まれました。都会っ子だったようですね。
クンデはFCラ・ブレードゥなど複数のチームをユース時代に渡り歩き、落ち着いた先がFCジロンダン・ボルドーでした。2015/16にはヨーロッパリーグでベンチ入りした記録が残っています。
2017/18にボルドーでトップデビュー。シーズン前半はU-19でプレーして後半はトップチームに定着し、リーグ1で18試合に出場します。
2018/19にはチームの中心として躍動し、リーグ1で37試合に出場。ヨーロッパリーグ予選と本戦の合わせて10試合に出るなど、欧州の舞台でも活躍しました。
2019/20にスペインのセビージャへ移籍。移籍金は2500万ユーロ。1年目からラ・リーガの29試合に出場して勢いに乗ると、ヨーロッパリーグでも定位置を掴んで優勝を達成しました。
フランス代表にはU-20から出場しています。A代表では2021年の親善試合でデビューを飾っていて、主要大会での活躍も楽しみですね。
J・クンデのプレースタイル
身体能力が武器の中型DF
そんなジュール・クンデのプレースタイルですが、ポジションはディフェンダー。ほぼ専門的にセンターバックを務めます。利き足は右。
キャラクター的にサイドバックや守備的ミッドフィルダーでもプレー可能かと思ったら、そうではないようですね。セビージャ1年目にサイドバックを片手で数えられる試合数こなしただけの模様。
クンデの身長は178センチです。サイドバックが本職で中央もできるC・アスピリクエタのようならタイプならありそうなサイズ感ですが、センターバック専門となると小さめです。
ただ彼には、身長の不足を感じさせないほどに優れたバネがあります。これが彼の特徴ですね。空中戦の際も、おやっと思うほど高く跳躍することができます。
そのため、サイズからなかなか考えづらいほどエアバトルを苦手にしていないセンターバックです。ジャンプ力で身長の不利な分を補えているんですね。珍しい選手です。
また、この脚のバネはスライディングの際もグッと前に出る推進力を生みだしてくれます。A・ワン=ビサカとまではいかなくても、相手が思っている以上に遠くからでも脚が伸びてくるでしょう。
加えてクンデはスプリント力も持ち合わせています。跳べて速いんです。相手ボールホルダーに対するスピードを生かした対人の対応は安定していると言えるでしょう。
前に出て相手の起点を潰したり、自陣の深い位置を守りに走ったり。けっこうなカバーエリアの広さを持っているセンターバックです。
↓1点モノのゴールカバー。
HOW!? 😱 Jules Koundé 👏👏👏
Favourite CB in Europe right now?#UCL pic.twitter.com/zvtrFMP9Bu
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) December 1, 2020
キックの精度が良い
その身体能力でディフェンスを見事にこなしているクンデですが、足下のテクニックも良いものを持っています。攻撃での貢献も期待できるプレーヤーですね。
自陣での短い繋ぎのパスだけでなく、中長距離のキックも上手いのは大きいポイントでしょう。相手ハイラインの裏を突くボールも時には蹴ってきます。
ボールを持ったクンデを放っておくと色々なボールを繰り出してきますから、守備側からすると寄せるかどうか迷うところでしょう。
↓某試合のフィードキック&守備対応集。
⚪️🔴 Sevilla’s secret weapon 👀
😎 Comfortable in possession, versatile & pacy: centre-back Jules Koundé continues to impress 💪#UCL | @SevillaFC_ENG pic.twitter.com/DjtprzDOSt
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) November 4, 2020
得点力はまずまず
サイズは大きくありませんが抜群の身体能力で守備対応に当たっているクンデは、攻撃のセットプレーでもゴール前に上がることが多いようです。
ボルドー時代からポロポロと点を取っているようで、全然ゴールがないディフェンダーではないと考えて良いでしょう。割合的には足で押し込むゴールが多いようで。
そういった観点からすると、感覚的な得点能力はあるのかもしれません。瞬発力は文句なしなので、これからの開花に期待しましょう。
↓さすがに上手さがあります。
#UCL #LdC Ça c’est plutôt pas mal passé ce retour en 🇫🇷, hein @jkeey4 😋 pic.twitter.com/fMQDK1d2Cw
— L’UEFA 🇫🇷 (@UEFAcom_fr) December 12, 2020
↓おおよそセンターバックとは思えぬ総合力。
🔝🇫🇷🔝 @jkeey4 lo tiene todo para marcar una época…#LaLigaSantander pic.twitter.com/o9NXQeUtB7
— LaLiga (@LaLiga) July 26, 2021
今回のまとめ
今回はフランス代表ディフェンダー、セビージャ所属で背番号12番のジュール・クンデのプレースタイルなどを紹介しました。
2019/20に初の海外移籍を経験してから1年でレギュラーを取ってしまったクンデは、同時にヨーロッパリーグのタイトルも獲得しています。波に乗っていますね。
セビージャは欧州のカップ戦も常に狙うクラブなので得られる経験値は多いでしょう。代表の方でも定着してA代表を目指して欲しいものです。
最後までご覧いただきありがとうございました。Adios!